インドネシア鉄道CC300形ディーゼル機関車

CC300形ディーゼル機関車
軌道バラスト列車を牽引するCC300形機関車
軌道バラスト列車を牽引するCC300形機関車
基本情報
運用者 PT KAI
フィリピン国鉄
製造所 PT INKA
製造年 2012年 - 2020年
製造数 8両(2025年4月現在)
主要諸元
軸配置 Co'-Co'(AAR式)
0-6-6-0(ホワイト式)
軌間 1,067 mm狭軌
全長 20,000 mm
全幅 3,000 mm
全高 3,700 mm
空車重量 75.0 t
運転整備重量 76 t
台車 ボルスタレス台車
軸重 14 t
燃料搭載量 3,800 L
動力伝達方式 液体式
機関 4サイクルV型12気筒ディーゼル機関 キャタピラー製3512B-HD
機関出力 1,900 kW(2,200 PS
変速機 フォイト製 油圧式変速機 L620reU2+(KB385)
発電機 キャタピラー製 C15
主電動機出力 270 kN(61,000 f
制動装置 圧縮空気ブレーキ
最高運転速度 120 km/h
設計最高速度 120 km/h
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インドネシア鉄道CC300形ディーゼル機関車(インドネシアてつどうCC300けいディーゼルきかんしゃ、インドネシア語:Lokomotif CC300)は、PT KAI(インドネシア鉄道会社)が所有するディーゼル機関車である。PT INKAによって製造され合計5両が存在している。

本項では同型車両をベースとしている、フィリピン国鉄9000形ディーゼル機関車についても記述する。

概要

PT INKAの社長であるアグス・プルノモ氏は、この機関車は耐洪水性があるため非常に信頼できると語った。また、CC300形の設計プロジェクトはインドネシア共和国運輸省との共同で行われたため、開発費用は国営企業であるPT INKAも負担していると述べた。開発費用には、300億ルピアもの資金が支払われた。1メートルの洪水に巻き込まれても、客車を牽引している当形式の機関車は走行可能であった。 INKAによるディーゼル機関車の開発は2009年から行われており、特に鉄道の洪水問題を抱える国々に輸出される可能性が高い[1]。後退中の運転による牽引中の客車を監視できるように、両側にCCTVカメラが設置されている。CC300形ディーゼル機関車は2013年5月20日の国家覚醒の日に運行が開始された[2]

配置

CC300形ディーゼル機関車は 5両 (CC 300 12 01、CC 300 12 02、CC 300 12 03、CC 300 14 01、CC 300 14 02)が生産された。ジャカルタ、中部ジャワ、東ジャワ、北スマトラ、ランプンの各機関区に配置される予定である。

配置場所 車両番号 配置両数
機関区名 電報略号
ングロンボ NBO CC300 12 01・CC300 12 02 2両
チピナン CPN CC300 12 03 1両
メダン MDN CC300 14 01 1両
タンジュンカラン TNK CC300 14 02 1両

フィリピン国鉄9000形ディーゼル機関車

フィリピンには、2020年からフィリピン国鉄9000形ディーゼル機関車として落成し以下の車両が納入された。

機関区名 車番
トゥトゥバン
  • 9001 (CC 300 20 01)
  • 9002 (CC 300 20 02)
  • 9003 (CC 300 20 03)

ギャラリー

出典

  1. ^ CC 300: Lokomotif Tahan Banjir Buatan INKA” (インドネシア語). Indonesia Proud (2013年4月17日). 2025年4月1日閲覧。
  2. ^ Lokomotif Canggih Buatan PT INKA”. web.archive.org (2014年7月14日). 2025年4月1日閲覧。
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