サッカーアメリカ合衆国代表
サッカーアメリカ合衆国代表(サッカーアメリカがっしゅうこくだいひょう、英: United States men's national soccer team)は、アメリカ合衆国サッカー連盟(USSF)によって構成される、アメリカ合衆国のサッカーのナショナルチームである。 概要アメリカ代表はFIFAワールドカップの第1回大会に出場したチームの1つであり、3位に入賞した。これは北中米カリブ海サッカー連盟(Concacaf)所属および欧州・南米以外の代表チームにおける最高成績となっている。また、メキシコ代表との対戦は北アメリカダービー(または北中米ダービー)と呼ばれている。 歴史1950年大会ではイングランドを1-0で破る「FIFAワールドカップ史上最大の番狂わせ」を演じるもグループステージ最下位で敗退した。その後暫く予選敗退が続いたが1990年大会で10大会ぶりに本戦出場を果たし、自国開催となった1994年大会ではベスト16に進出し、2002年大会ではベスト8へ進出した。FIFAコンフェデレーションズカップ2009では準決勝で連勝と連続無敗の世界記録を更新中だったスペインを破って準優勝(決勝でブラジルに敗退)した。 2010年大会ではグループリーグで優勝候補のイングランドと同組になるも、そのイングランドを抑えて首位で通過、決勝トーナメント1回戦ではガーナに敗れるも2大会ぶりにベスト16へ進出する。2014年大会ではドイツ、ポルトガル、ガーナと全チームがワールドカップベスト8以上を経験する死の組になったが、1勝1敗1分の2位でグループリーグを突破した。決勝トーナメント1回戦では大会屈指のタレント集団であったベルギーと対戦し延長戦の末に敗れるも、2大会連続でベスト16の成績を収めた。 FIFAワールドカップには、1990年イタリア大会から2014年ブラジル大会まで7回連続で本大会出場を果たしていた。2018年ロシア大会の北中米5次予選では出だしで躓き、開幕節のメキシコ戦と次節のコスタリカ戦に連敗して暫定最下位となった。ここで代表監督のユルゲン・クリンスマンが解任され[2]、元代表監督のブルース・アリーナが後任となると、北中米5次予選で徐々に順位を上げ、最終節直前の時点では予選通過圏内の3位となっていた。だが、アメリカは最終節でアウェーのトリニダード・トバゴ戦に敗れ、同時刻キックオフの最終戦にそれぞれ勝利したパナマとホンジュラスに順位を逆転されて5位に転落し、本大会出場を8大会ぶりに逃した。アリーナは敗退の責任を取って代表監督を辞任した[3]。 しかし、2022年の北中米カリブ海予選では3位につけ、2大会ぶり11回目の本大会出場を決めた。本大会ではグループBに入り、イングランド、イラン、ウェールズと同じグループに入った。初戦のウェールズ戦では1-1、2戦目のイングランドとは0-0の引き分け、3戦目のイラン戦では1-0で勝利し、グループリーグを2位で通過した。ノックアウトステージ初戦ではグループAを1位で通過したオランダ代表と対戦し、1-3で敗退した[4]。 2016年に行われたコパ・アメリカ・センテナリオ以来の開催となったコパ・アメリカ2024はグループCに組み分けされ、初戦でボリビアにクリスチャン・プルシックとフォラリン・バログンのゴールで2-0で勝利したが、続くパナマ戦はフォラリン・バログンの2試合連続ゴールで先制するも、18分にティモシー・ウェアが一発退場になったことが重く響き、26分にセサール・ブラックマンのゴールで同点とされ、83分にはホセ・ファハルドに逆転ゴールを決められ1-2で敗戦。勝利以外でグループステージ敗退が決まるウルグアイ戦でもなかなか得点を奪えず、逆に66分にマティアス・オリベラに先制点を奪われ、最後まで同点には追いつけず0-1で敗戦。結局初戦で勝利しながらその後の2試合を落とし3位でのグループステージ敗退に終わった[5]。 成績FIFAワールドカップ
FIFAコンフェデレーションズカップ
CONCACAFゴールドカップ
NAFC選手権
オリンピック→詳細は「U-23サッカーアメリカ合衆国代表 § オリンピックの成績」を参照
歴代監督
歴代選手→詳細は「Category:サッカーアメリカ合衆国代表選手」を参照
W杯の大会メンバー
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