ジャスティス・シェフィールド

ジャスティス・シェフィールド
Justus Sheffield
ガストニア・ゴーストペッパーズ
シアトル・マリナーズ時代
(2021年6月23日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テネシー州コーフィ郡タラホーマ英語版
生年月日 (1996-05-13) 1996年5月13日(29歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2014年 MLBドラフト1巡目追補
初出場 2018年9月19日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジャスティス・ケイン・シェフィールド(Justus Kane Sheffield(英語発音/ˈʤʌstɪs ˈʃɛfild/[1])、1996年5月13日 - )は、アメリカ合衆国テネシー州コーフィ郡タラホーマ英語版出身のプロ野球選手投手)。左投左打。アメリカ独立リーグであるアトランティックリーグガストニア・ゴーストペッパーズ英語版所属。

1歳年上の兄に同じくメジャーリーガー(投手)のジョーダン・シェフィールドがいる。なお、元メジャーリーガーであるゲイリー・シェフィールドとの血縁については、本人が明確に否定している[2]

経歴

プロ入り前

タラホーマ高等学校英語版在学中の2013年に、台中市で開催された第26回AAA世界野球選手権大会アメリカ合衆国代表として出場[3]。優勝メンバーとなっている。また卒業後は、ヴァンダービルト大学への進学が内定していた[4]

プロ入りとインディアンス傘下時代

2014年MLBドラフト1巡目追補(全体31位)でクリーブランド・インディアンスから指名を受け[5]、同年のMLBドラフトでは一番乗りとなる契約を結んだ[6]。この年は、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・インディアンスでプロデビューし、8試合(先発4試合)に登板して3勝1敗、防御率4.79、29奪三振を記録した[5][7]

2015年1月12日に強盗と国家最低飲酒年齢法英語版違反の容疑で逮捕された[8]。当初は窃盗罪で起訴されたが罪状は不法侵入罪に減刑され、また執行猶予判決を経て1年後に前科は抹消された[9]。この年はA級レイクカウンティ・キャプテンズで26試合に先発登板し、9勝4敗、防御率3.31を記録した。

2016年はA+級リンチバーグ・ヒルキャッツで後述の移籍まで19試合に先発登板し、7勝5敗、防御率3.59を記録していた。

ヤンキース時代

2016年7月31日にアンドリュー・ミラーとのトレードで、ベン・ヘラーJ.P.ファイアライゼンクリント・フレイジャーと共にニューヨーク・ヤンキースへ移籍した[10]。移籍後はA+級タンパ・ヤンキースに所属し、この年はトータルで10勝6敗、防御率3.09の成績を収めた。

2017年シーズン前には、AA級トレントン・サンダーに昇格し、17試合に先発登板して7勝6敗、防御率3.18という成績を挙げた。

2018年にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは48位(シーズン途中で27位に上昇)、ヤンキースの組織内では3位(シーズン途中で1位に上昇)にランクインした[11][12]。シーズンでは開幕をAA級トレントン・サンダーで迎え、5月にはAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースへ昇格した。7月にはオールスター・フューチャーズゲームのアメリカ合衆国選抜に選出された[13]。9月18日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[7][14]、翌19日のボストン・レッドソックス戦でメジャーデビュー[15]

マリナーズ時代

2018年11月19日にジェームズ・パクストンとのトレードで、エリック・スワンソンドム・トンプソン=ウイリアムズ英語版と共にシアトル・マリナーズへ移籍した[16]

2019年はメジャー定着が期待されたが、8試合(先発7試合)に登板して0勝1敗、防御率5.50、37奪三振という結果に終わり、27位だったブロスペクトランキングは87位にまで下降した[17]

2020年新型コロナウイルスの感染拡大の影響で60試合の短縮開催となったが、先発ローテーション入りを果たしてうち10試合に先発登板。4勝3敗、防御率3.58、48奪三振を記録した。

2021年は7月に左前腕の肉離れで故障者リスト入りするまで15試合に先発登板し、5勝8敗の成績を挙げた。 9月に復帰後はリリーフとして6試合に登板し2勝を挙げた[18]

2022年はAAA級タコマ・レイニアーズでは24試合に先発登板して6勝を挙げたものの、メジャーでの登板はわずか6試合(うち先発1試合)にとどまった。

2023年1月19日にトミー・ラステラのロースター枠確保のためDFAとなった[19]ウェイバー公示を経て1月26日にマイナー契約を結び直してAAA級タコマへ配属となったが、10試合に登板して防御率14.04と全く振るわず、4月27日に自由契約となった[20]

ブレーブス傘下時代

2023年5月12日にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んだ。AAA級グウィネット・ストライパーズで13試合(うち先発11試合)に登板し、2勝5敗、防御率6.63を記録した。シーズン終了後にFAとなった。

レッズ傘下時代

2024年6月7日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだ[21]。AAA級ルイビル・バッツで17試合(うち先発8試合)に登板したが、1勝7敗、防御率6.75という成績に終わり、オフの11月4日にFAとなった[22]

独立リーグ時代

2025年4月18日にアトランティックリーグガストニア・ゴーストペッパーズ英語版と契約を結んだ[23]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2018 NYY 3 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 14 2.2 4 1 3 0 0 0 1 0 3 3 10.13 2.63
2019 SEA 8 7 0 0 0 0 1 0 0 .000 168 36.0 44 5 18 0 3 37 3 0 22 22 5.50 1.72
2020 10 10 0 0 0 4 3 0 0 .571 232 55.1 52 2 20 0 3 48 1 0 23 22 3.58 1.30
2021 21 15 0 0 0 7 8 0 0 .467 385 80.1 105 14 43 1 5 63 5 0 69 61 6.83 1.84
MLB:4年 42 32 0 0 0 11 12 0 0 .478 799 174.1 205 22 84 1 11 148 10 0 117 108 5.58 1.66
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績



投手(P)












2018 NYY 3 1 1 1 0 .667
2019 SEA 8 1 6 1 1 .875
2020 10 4 7 0 1 1.000
MLB 21 6 14 2 2 .909
  • 2020年度シーズン終了時

記録

MiLB

背番号

  • 61(2018年)
  • 33(2019年 - 2022年)

脚注

  1. ^ 英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)”. Tophonetics.com. 2021年5月2日閲覧。
  2. ^ Jonathan Mayo (2016年3月3日). “Five questions with Indians' Justus Sheffield” (英語). MLB.com. 2018年9月19日閲覧。
  3. ^ USA Baseball releases roster for 18U Baseball World Cup”. WBSC (2013年8月13日). 2025年4月26日閲覧。
  4. ^ Vanderbilt signee named country's top high school baseball player nashvillepost.com (2014年6月4日) 2015年1月19日閲覧
  5. ^ a b Baseball Reference (Minors)
  6. ^ Jordan Bastian; Alec Shirkey (2014年7月6日). “Indians agree to terms with LHP Sheffield” (英語). MLB.com. 2018年9月19日閲覧。
  7. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2018年9月19日閲覧。
  8. ^ Jake Seiner (2015年1月13日). “Tribe's Sheffield arrested in alleged break-in” (英語). MiLB.com. 2018年9月19日閲覧。
  9. ^ Cleveland Indians LHP Justus Sheffield pleads guilty to two charges; sentence reduced”. cleveland.com (2015年2月6日). 2025年4月26日閲覧。
  10. ^ Indians acquire Andrew Miller from Yankees for prospects” (英語). ESPN (2016年8月1日). 2018年9月19日閲覧。
  11. ^ 2018 MLB Prospects Watch – 100 Prospects. MLB.com. Retrieved on September 20, 2018.
  12. ^ 2018 MLB Prospects Watch – New York Yankees Top 30 Prospects list. MLB.com. Retrieved on September 20, 2018.
  13. ^ Jim Callis (2018年7月6日). “Futures Game rosters packed with prospects” (英語). MLB.com. 2018年9月20日閲覧。
  14. ^ Bryan Hoch (2018年9月16日). “Yankees calling up No. 1 prospect Sheffield” (英語). MLB.com. 2018年9月19日閲覧。
  15. ^ Joe Trezza (2018年9月20日). “Sheffield pitches scoreless ninth in MLB debut” (英語). MLB.com. 2018年9月20日閲覧。
  16. ^ ヤンキースが左腕パクストン獲得、マリナーズから3選手とトレード”. AFPBB News (2018年11月20日). 2019年2月26日閲覧。
  17. ^ Kyle Glaser (2019年7月10日). “Justus Sheffield 2019 Top 100 MLB Prospects Stock Watch”. Baseball America. 2025年4月26日閲覧。
  18. ^ Jake Rill (2011年9月5日). “Sheffield's move to 'pen is paying off”. MLB.com. 2025年4月26日閲覧。
  19. ^ Darragh McDonald (2023年1月26日). “Mariners Outright Justus Sheffield”. MLB Trade Rumors. 2025年4月26日閲覧。
  20. ^ Anthony Franco (2023年4月27日). “Mariners Release Justus Sheffield”. MLB Trade Rumors. 2025年4月26日閲覧。
  21. ^ Darragh McDonald (2024年6月10日). “Reds Sign Justus Sheffield To Minor League Deal”. MLB Trade Rumors. 2025年4月26日閲覧。
  22. ^ Nick Deeds (2023年5月12日). “Braves Sign Justus Sheffield To Minor League Deal”. MLB Trade Rumors. 2025年4月26日閲覧。
  23. ^ Ghost Peppers add Sheffield and Underwood”. Atlantic League Pro Baseball (2025年4月18日). 2025年4月26日閲覧。

関連項目

外部リンク

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