タイラー・ハイネマン
タイラー・アンドリュー・ハイネマン(Tyler Andrew Heineman, 1991年6月19日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のプロ野球選手(捕手)。右投両打。MLBのトロント・ブルージェイズ所属。 経歴プロ入り前高校在学中から既に5割近い打率を残していた有望選手だったが、大学球界からの奨学金付きのオファーを断り、カリフォルニア大学ロサンゼルス校へ進学した。4年生となった2012年シーズンには打率.332の成績を残し、大学球界で最高の捕手に贈られるジョニー・ベンチ賞にノミネートされた実績も持つ。 プロ入りとアストロズ傘下時代2012年のMLBドラフト8巡目(全体249位)でヒューストン・アストロズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA-級トリシティ・バレーキャッツで打率.358の成績を残し、1年目からニューヨーク・ペンリーグのオールスターにも選出された。その後、2016年までアストロズ傘下のマイナーリーグでプレーし、最高でAAA級フレズノ・グリズリーズまで昇格した。 ブルワーズ傘下時代2017年3月26日に後日発表選手または金銭とのトレードで、ミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した。ブルワーズ傘下には翌2018年までプレーし、オフにFAとなった。 ダイヤモンドバックス傘下時代2018年11月12日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ。翌2019年は開幕から傘下のAAA級リノ・エーシズでプレーしていた。 マーリンズ時代2019年6月3日に金銭トレードで、マイアミ・マーリンズへ移籍した。9月3日にセプテンバー・コールアップに伴ってメジャー初昇格を果たし、翌4日のピッツバーグ・パイレーツ戦(PNCパーク)の8回表にアダム・コンリーの代打としてメジャー初出場した。この年メジャーでは5試合に出場し、9月26日のニューヨーク・メッツ戦(シティ・フィールド)ではザック・ウィーラーからメジャー初本塁打も記録した。オフにFAとなった。 ジャイアンツ時代2020年1月6日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結び、7月23日にメジャーに昇格した。この年は長年の正捕手だったバスター・ポージーのシーズン出場辞退に伴い、チャドウィック・トロンプと併用される形で15試合に出場した。8月16日のオークランド・アスレチックス戦(オラクル・パーク)では、12点ビハインドの9回表に投手としてメジャー初登板も果たした。オフにFAとなった。 ジャイアンツ退団後2020年11月14日にセントルイス・カージナルスとマイナー契約を結んだ。2021年シーズンは傘下のAAA級メンフィス・レッドバーズでプレーしていたが7月1日に自由契約となり、2日後にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだ。オフの11月7日にFAとなった[3]。 ブルージェイズ時代2022年3月12日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだ[4]。4月11日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[5]。 パイレーツ時代2022年5月16日にウェイバー公示を経てピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[6]。オフの11月15日にDFA、18日に一度FAとなったが、12月10日にマイナー契約で再契約し、2023年1月2日に傘下のAAA級インディアナポリス・インディアンズに配属された。 ブルージェイズ復帰2023年4月30日にビニー・カプラとのトレードでトロント・ブルージェイズに移籍し、40人ロースターに入った上でマイナーオプションの行使により傘下AAA級バッファロー・バイソンズに配属された[7]。5月26日に、負傷者リスト入りしたダニー・ジャンセンの代替としてアクティブ・ロースター入りした。 レッドソックス時代2023年12月1日にウェイバー公示を経てニューヨーク・メッツへ移籍した[8]が、2024年2月2日に金銭トレードでボストン・レッドソックスへ移籍した[9]。ただ、レッドソックスでのメジャー出場はわずか2試合のみに終わり、9月14日にザック・ペンロッドの昇格に伴いDFAとなった[10]。 3度目のブルージェイズ時代2024年9月16日にウェイバー公示を経てブルージェイズに移籍し、同日中にブライアン・サーブンと入れ替わる形でメジャー昇格を果たした[11]。この年は2チーム合計でわずか8試合の出場に終わり、わずか1安打しか放てなかった[3]。 2025年は3月22日に開幕ロースター入りすることが発表された[12]。開幕後はアレハンドロ・カークの控え捕手として起用されている。 詳細情報年度別打撃成績
年度別投手成績
年度別守備成績
背番号
脚注注釈出典
関連項目外部リンク
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