ハファエル・ドス・アンジョス
ハファエル・ドス・アンジョス(Rafael dos Anjos、1984年10月26日 - )は、ブラジルの男性総合格闘家。リオデジャネイロ州ニテロイ出身。アメリカ合衆国カリフォルニア州在住。Evolve MMA/RDAアカデミー/ノヴァウニオン所属。元UFC世界ライト級王者。 来歴幼少期はストリートファイトに明け暮れ、9歳からブラジリアン柔術を始めた。柔術では入賞してもメダルしか貰えなかったため、ファイトマネーが支払われる総合格闘技に転向した[2]。 2008年7月12日、Fury FCライト級王座決定戦で大塚隆史と対戦し、2-1の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[3]。 UFC2008年11月15日、UFC初参戦となったUFC 91でジェレミー・スティーブンスと対戦し、3Rに右アッパーを被弾しパウンドでKO負け[4]。 2009年4月1日、UFC Fight Night: Condit vs. Kampmannでタイソン・グリフィンと対戦し、0-3の判定負け[5]。敗れはしたものの、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[6]。同年9月19日、UFC 103でロバート・エマーソンに3-0の判定勝ちを収め[7]、UFC初勝利を飾った。 2010年4月10日、UFC 112でテリー・エティムに腕ひしぎ十字固めで2R一本勝ち[8]。サブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞し、3連勝となった[9]。 2010年8月7日、UFC 117でクレイ・グイダと対戦し、3Rに自身の顎を負傷しギブアップ負けを喫した[10]。 2013年8月28日、UFC Fight Night: Condit vs. Kampmann 2でライト級ランキング6位のドナルド・セラーニと対戦。ストライカーのセラーニを相手にパンチでダウンを奪うなど優勢に立って、3-0の判定勝ち。5連勝となった[11]。 2014年4月19日、UFC on FOX 11でライト級ランキング7位のハビブ・ヌルマゴメドフと対戦し、0-3の判定負け[12]。 2014年8月23日、UFC Fight Night: Henderson vs. dos Anjosでライト級ランキング1位の元UFC世界ライト級王者ベン・ヘンダーソンと対戦。飛び膝蹴りをヒットさせ、直後に左フックで1RKO勝ち[13]。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2014年12月13日、UFC on FOX 13でライト級ランキング14位のネイト・ディアスと対戦し、3-0の判定勝ち。この試合はディアスの体重超過により72.8kg契約で行われた[14]。 UFC世界王座獲得2015年3月14日、UFC 185のUFC世界ライト級タイトルマッチで王者アンソニー・ペティスに挑戦。スタンドでプレッシャーを掛け続け、何度もテイクダウンを奪うなど全局面でペティスの持ち味を潰して、ジャッジ3者ともに50-45を付ける圧勝で3-0の5R判定勝ち。UFC参戦6年5か月目にして王座獲得に成功し、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[15]。 2015年12月19日、UFC on FOX 17のUFC世界ライト級タイトルマッチでライト級ランキング2位の挑戦者ドナルド・セラーニと再戦。試合開始早々に左ミドルキックからのパンチラッシュでセラーニをぐらつかせ、セラーニの苦し紛れのタックルを切りそのままパウンドで1RTKO勝ち。王座の初防衛に成功し、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[16]。 2016年3月6日、UFC 196でフェザー級王者コナー・マクレガーとのライト級タイトルマッチが決定するものの、試合3週間前に自身の足の骨折により欠場した(代役でネイト・ディアスがウェルター級契約でマクレガーと対戦することが後に決定)[17]。 世界王座陥落2016年7月7日、UFC Fight Night: dos Anjos vs. AlvarezのUFC世界ライト級タイトルマッチでライト級ランキング2位の挑戦者エディ・アルバレスと対戦し、1R中盤に右フックでぐらつき、追い討ちのスタンドパンチ連打でTKO負け。2度目の王座防衛に失敗し、王座から陥落した[18]。 2016年11月5日、UFC Fight Night: dos Anjos vs. Fergusonでライト級ランキング3位のトニー・ファーガソンと対戦し、0-3の5R判定負け。敗れはしたものの、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[19]。 2017年6月17日、ウェルター級転向初戦となったUFC Fight Night: Holm vs. Correiaでウェルター級ランキング11位のタレック・サフィジーヌと対戦し、3ー0の判定勝ち[20]。 2017年9月9日、UFC 215でウェルター級ランキング6位のニール・マグニーと対戦。1R早々に右ローキックでスリップダウンを奪い、肩固めで一本勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[21]。 2017年12月16日、UFC on FOX 26でウェルター級ランキング2位の元UFC世界ウェルター級王者ロビー・ローラーと対戦し、3-0の5R判定勝ち[22]。 2018年6月9日、UFC 225のUFC世界ウェルター級暫定王座決定戦でウェルター級ランキング4位のコルビー・コヴィントンと対戦し、0-3の5R判定負け。王座獲得に失敗した[23]。 2018年11月30日、The Ultimate Fighter: Heavy Hitters Finaleでウェルター級ランキング5位のカマル・ウスマンと対戦し、0-3の5R判定負け[24]。 2019年7月20日、UFC on ESPN: dos Anjos vs. Edwardsでウェルター級ランキング12位のレオン・エドワーズと対戦し、0-3の5R判定負け[25]。 2020年1月25日、UFC Fight Night: Blaydes vs. dos Santosでマイケル・キエーザと対戦し、0-3の判定負け[26]。 2020年11月14日、4年ぶりのライト級復帰戦となったUFC Fight Night: Felder vs. dos Anjosでライト級ランキング7位のポール・フェルダーと対戦し、2-1の5R判定勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。当初は同大会でライト級ランキング12位のイスラム・マカチェフと対戦予定であったが、マカチェフがブドウ球菌感染症で試合を欠場したため、最終的に大会5日前の代役オファーを受けたフェルダーと対戦した[27]。 2022年3月5日、UFC 272でヘナート・モイカノと対戦し、3-0の5R判定勝ち。当初は同大会でライト級ランキング11位のラファエル・フィジエフと対戦予定であったが、フィジエフが新型コロナウイルスに感染し試合を欠場したため大会4日前にモイカノとの対戦に変更された[28]。 2022年7月9日、UFC on ESPN: dos Anjos vs. Fizievでライト級ランキング10位のラファエル・フィジエフと対戦し、左フックでダウンを奪われパウンドで5RKO負け[29]。 2023年8月12日、UFC on ESPN: Luque vs. dos Anjosでウェルター級ランキング10位のビセンテ・ルケと対戦し、0-3の5R判定負け[30]。 2024年3月9日、UFC 299でライト級ランキング6位のマテウス・ガムロットと対戦し、0-3の判定負け[31]。 人物・エピソード
戦績
獲得タイトル表彰脚注
関連項目外部リンク
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