ファナティクス
ファナティクス(英: Fanatics Inc.)は、アメリカ合衆国フロリダ州ジャクソンビルに本社を置くスポーツライセンスのアパレル商品・グッズの製造や流通、オンラインECサイトの運営を手がける企業。Fanatics Authentic、SportsMemorabilia.com等のECサイトを通じてFanaticsブランドとFansEdgeブランド等のスポーツ用品やスポーツグッズを製造、流通している。 また300以上のオンラインおよびオフラインストアを運営しており、スポーツ用品の世界的な売上シェアは約10%を獲得しているとされる。[1] すでにマンチェスター・ユナイテッドFC、レアル・マドリードといった米国内外プロチームの公式電子商取引ウェブサイト運営も取り扱いを始めているが、主要プロスポーツリーグ(例:MLB、NASCAR、NBA、NFL、NHL、PGA、UFC)やメジャーメディアブランド(CBSスポーツ、FOXスポーツ、NBCスポーツ)へのプロパティ展開は大半が米国向けを中心としている。[2] 概要現在ではECサイト中心の販売に注力しているが、元々1995年にアラン・トラガー、ミッチ・トラガー兄弟により創業されたFootball FanaticsはNFLのジャクソンビル・ジャガーズと地元大学チームのスポーツ用品を手がけるブリック・アンド・モルタル(店舗型販売)を手がけていた。2002年から電子商取引に力を入れると成功報酬型広告の導入や主要スポーツリーグ公式ストア「e-comm」運営によるリピート顧客ビジネスや企業買収により業績を拡大していった[3]。 2011年2月にファナティクス社はeBay傘下でマイケル・ルービンの率いるGSI (Global Sports Incorporated) コマース社に2億7,700万ドルで買収された[4][5]。 (同時期にGSIコマース社はeBayに24億ドルで買収されているがeBayはスポーツ用品事業を重要視せず6月にマイケル・ルービンの新会社Kyneticへ売却した。)[6] 2016年現在、Top500Guide.comのthe Internet Retailer Top 500で38位にランク付けされている[7]。 主要スポーツについてMLBは2020年より10年間アンダーアーマー、NBAはナイキ、NHLはアディダスといった名門スポーツ用品メーカーがオフィシャルライセンスを取得しているが、ファナティクスも一部ライセンスを取得しており、垂直統合を活用して従来メーカーより迅速・効率的に設計、製造、販売を行うサプライチェーンを構築し強みとしている[8]。 そのためNHLジャージのようにアディダスでは359.99ドルで販売されていたのに対し、ファナティックスのレプリカは169.99ドルでほぼ同等品を供給したため、同じようなウェアがロゴの違いだけで倍の価格差で販売されるといった事例も起きている[9]。 沿革
関連項目脚注
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia