PSソリューションズ
PSソリューションズ株式会社は、ソフトバンク・ペイメント・サービス(現:SBペイメントサービス)株式会社で行っていたシステムソリューション事業を会社分割により承継することで設立された会社。 事業領域は主に、オラクル社をはじめとした外資系IT企業のパートナービジネスを行う代理店事業、自社製ソフトウェアの開発・販売・サポート事業、ITアウトソーシング事業の3分野である。[2] 沿革
e-kakashi(いいかかし・イーカカシ・e-案山子)当社と日立製作所が共同開発した農業管理システム。2011年のソフトバンクイノベンチャーで提案され、事業化された。農作物の栽培に関する温湿度、土壌水分、日射量などのデータを可視化し、栽培手法をまとめるIoTである。農業のIT化を推進するとともに、ノウハウを継承しにくい勘や経験による栽培からデータに基づく科学的農業を実現し、就農者の世代交代や新規就農者の誘致・定着を推進することを狙いとして、2008年からソフトバンクモバイルにて地方自治体、農業協同組合、研究機関等と全国15カ所でフィールド実証を行ってきた[9]。 子機、親機、クラウドデータベースから構成される。子機は温度、湿度、土壌水分量、日射量、多点温度、二酸化炭素濃度のセンサーを備え、将来はpHセンサーの拡張も検討している。バッテリー駆動で商用化モデルは3年間利用できる予定。親機とは920MHz帯ZigBeeで通信し最大1kmほどの距離で利用できる。親機は3G・LTE通信モジュールを内蔵し、子機100台分までのデータをクラウドにアップロードして蓄積を行なう。クラウドデータベースにはユーザーがスマートフォンやタブレットでアクセスして生育状態等をモニターでき、蓄積されたデータからその土地にあうノウハウを集約した「ekレシピ」を作成する事で作物の状況を可視化したり、技術指導に活かす[10]。 親機1台、子機1台で利用する場合の機器代金は74万9,600円(税別)。アプリケーション利用料、通信料、機器管理料、クラウド利用料を含む月額利用料の最低価格は7,980円(税別)[11]。ターゲット層は農家ではなく自治体やJAの営農指導者向けに提供している。[12] 脚注
関連項目
外部リンク |
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