マイケル・マシュー
マイケル・ウォルター・マシュー(Michael Walter Mathieu、1984年6月24日 ‐ )は、バハマ・フリーポート出身の陸上競技選手。専門は短距離走。200mの自己ベストは20秒16の元バハマ記録保持者。2012年ロンドンオリンピック男子4×400mリレーの金メダリストである。オリンピックと世界選手権の個人種目でファイナリストになったことはないが、リレー種目の4×400mリレーでは2012年ロンドンオリンピックの金メダルをはじめ、4つのメダルを獲得している。 経歴2007年9月の大阪世界選手権でシニアの世界大会デビューを果たすと、男子4×400mリレーで2走(アバード・モンカー、マシュー、アンドレ・ウィリアムズ、クリス・ブラウン)を務め、2分59秒18をマークしての銀メダル獲得に貢献した[1]。 2008年8月の北京オリンピックでオリンピックデビューを果たすと、男子400mは予選で45秒17の自己ベスト(当時)をマークしたものの準決勝で敗退した。しかし、男子4×400mリレーでは2走(アンドレッティ・ベイン、マシュー、アンドレ・ウィリアムズ、クリス・ブラウン)を務め、2分58秒03をマークしての銀メダル獲得に貢献[2]。4×400mリレーでは男女通じて2000年シドニー大会(銅メダル)以来、8年ぶり2度目となるバハマのメダル獲得となった。 2012年5月6日に200mで20秒16(+0.8)をマークし、ドミニク・デメリットが2002年に樹立した20秒21のバハマ記録を0秒05塗り替えた[3]。8月のロンドンオリンピックで2大会連続のオリンピック出場を果たすと、バハマ記録保持者として臨んだ男子200mは準決勝でフライングの失格に終わった。しかし、男子4×400mリレーでは3走(クリス・ブラウン、デメトリウス・ピンダー、マシュー、ラモン・ミラー)を務め、2分56秒72をマークしての金メダル獲得に貢献。4×400mリレーでは男女通じてバハマ史上初の金メダル獲得となった[4]。 2015年8月の北京世界選手権で4年ぶりに世界選手権出場を果たすも、男子400mは準決勝で敗退して決勝進出はならず。男子4×400mリレーは予選で2走(Steven Gardiner、マシュー、Alonzo Russell、ラモン・ミラー)を務めたが、自身のレーン侵害で失格となった[5][6]。 2016年3月のポートランド世界室内選手権に出場すると、男子4×400mリレー決勝で1走(マシュー、Alonzo Russell、Shavez Hart、クリス・ブラウン)を務め、3分04秒75のバハマ記録を樹立。アメリカ(3分02秒45)に次いで2位に入り、4×400mリレーではバハマ史上初のメダルとなる銀メダル獲得に貢献した[7]。8月のリオデジャネイロオリンピックでは2連覇のかかった男子4×400mリレー決勝で2走(Alonzo Russell、マシュー、Steven Gardiner、クリス・ブラウン)を務めると、アメリカ(2分57秒30)、ジャマイカ(2分58秒16)に次ぐ2分58秒49の3位で2連覇こそ逃したが、3大会連続のメダルとなる銅メダル獲得に貢献した[8]。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
主要大会成績備考欄の記録は当時のもの
脚注注釈出典
外部リンク
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