エマヌエル・カランダー
エマヌエル・カランダー(Emmanuel Callender、1984年5月10日 ‐ )は、トリニダード・トバゴ・アロウカ出身の陸上競技選手。専門は短距離走。4×100mリレーではトリニダード・トバゴ代表チームの3走として活躍し、2008年北京オリンピックで金メダル[1]、2012年ロンドンオリンピック、2009年ベルリン世界選手権で銀メダル獲得に貢献した。 経歴オリンピックデビューとなった2008年8月の北京オリンピックには男子4×100mリレーの決勝だけ出場すると、予選を走ったアーロン・アームストロングに代わり3走を務め[注 1]、38秒06で銀メダル獲得に貢献した[2]。その後、金メダルを獲得したジャマイカ代表リレーメンバー(ネスタ・カーター)のドーピング検体再検査で禁止薬物の陽性反応が出たため、国際オリンピック委員会は2017年1月25日にジャマイカチームを失格処分にし[3]、トリニダード・トバゴの順位は1位に繰り上がっての金メダル獲得となった。 2009年8月のベルリン世界選手権では世界大会個人種目に初出場を果たしたが、男子100mは2次予選、男子200mは準決勝で敗退した。男子4×100mリレーには決勝だけ出場すると、予選を走ったキーストン・ブレドマンに代わり3走を務め[注 2]、37秒62のトリニダード・トバゴ新記録で銀メダル獲得に貢献した[4]。 2大会連続のオリンピック出場となった2012年8月のロンドンオリンピックには男子4×100mリレーだけ出場すると、予選と決勝で3走を務め[注 3]、38秒12で銅メダル獲得に貢献した[5]。その後、銀メダルを獲得したアメリカ代表リレーメンバー(タイソン・ゲイ)のドーピング処分により、大会から3年経った2015年に順位が繰り上がり銀メダルを獲得した[6]。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。
主要大会成績備考欄の記録は当時のもの
脚注注釈
出典
外部リンク
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