ミッキーマウス クラブハウス
『ミッキーマウス クラブハウス』(原題:Mickey Mouse Clubhouse)はミッキーマウスを題材にした子供向けテレビ番組。アメリカ合衆国で2006年5月5日から2016年11月6日まで放送され、日本では2006年5月7日から長くに渡るまでリピートも含めて放送されている[1]。ディズニー・チャンネルで放映されているディズニージュニア(旧称:プレイハウスディズニー)の一部である。 スピンオフシリーズに「ミニーのリボンショー」、「ミッキーのびっくりどうぶつ」、「ミッキーのマウスケたいそう」がある。 当番組終了後にディズニージュニアのミッキーマウス番組は続けて制作しており、2017年から「ミッキーマウスとロードレーサーズ」、2019年から「ミッキーマウス ミックス・アドベンチャー」、2021年から「ミッキーマウス ファンハウス」が放送されている。さらに、2025年に本作の正式なリメイク版の放送される予定である。 作品ミッキーマウスやその仲間達が番組内に登場し、視聴者が問題を解決することに興味をそそられるようインタラクティブ性が高められている(視聴者に対してミッキーが解決方法を問うなど)。 基本的には1話完結だが、2回1話完結のエピソードもある。各エピソードは視聴者が「形の認識や10までの数字を数えるといったような基本的なスキルを利用して年齢相応の問題を解決する」ことをキャラクターが手助けする。認知や社会や創造性を学ぶ機会を生み出す全ての子供を対象としたプレイハウスディズニーのカリキュラムを本シリーズは利用している。 ウォルト・ディズニー・テレビジョン・アニメーションがプロデュースしたこの番組は2005年3月1日副社長Gary MarshによりディズニーABCケーブルネットワークグループが番組を制作し放映することがアナウンスされた。 ミッキーと仲間たちは以前にもディズニーのテレビシリーズ『ミッキーマウス・ワークス(Mickey Mouse Works(1999–2001))』『ハウス・オブ・マウス(Disney's House of Mouse(2001–2003))』に登場していた(『ハウス・オブ・マウス』内では『ミッキーマウス・ワークス』と『ディズニークラシック短編集』内で制作された短編アニメの再放送も行っていた)が、本番組は前記二つとは異なり全編新作かつより低年齢向けに作られているのが特徴的である。 この番組はまたゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツによる2つのオリジナル曲をフィーチャーしている。『Mickey Mouse Club』という曲の編曲版がクラブハウスの導入に使われる。 コンピューターアニメーションの技術によるこれらのCGキャラクターがテレビに登場したのはこれが初めてのことである。キャラクターのCGは『ポップアップ ミッキー/すてきなクリスマス』(Mickey's Twice Upon a Christmas)とテーマパークのアトラクション『ミッキーのフィルハーマジック』(Mickey's PhilharMagic)の初期に導入された。しかしながら最新版はミッキーとミニーの3Dレンダリングは頭がどの方向へ向いているかに関係なく彼らの耳がはっきりと円のまま維持されるという意味で、オリジナルの手書きのものにより近くなっている。 米国では第2シーズン放映中の2009年5月18日にミッキーマウスの声優であったウェイン・オルウィンが死去したため、新エピソードの製作が一時中断されたが、4代目声優としてブレット・イワンが就任して以降製作が再開された。なお、本国では2012年放送終了のシーズン3までは生前のウェインが収録を行なったものを放映し、そのストックを使い切ったシーズン4のみブレットが収録した。 2014年をもって新作エピソードの音声収録は終了したが、全エピソードが完成するには2016年までかかった。 日本での放送局は、ディズニー・チャンネル、ディズニージュニア、Dlife(2020年3月放送終了)のディズニー社の関連BS/CS放送局3局で放送されている他、テレビ東京系の『Disney Time』(2006年7月20日[2] - 2011年9月23日[3])などでも放送されたことがある。日本語および英語による字幕放送を実施(ミッキーの声は黄色、その他のキャラクターの声は白で表示される)。 構成エピソードは"ミースカムースカミッキーマウス!(Meeska Mooska Mickey Mouse!)"の魔法の言葉で始まる。それから、ミッキーの胴体部分に似たクラブハウス本館だけが最初に登場し、彼の頭部に似た2階部分、右腕&左脚に似た別館および廊下が自然に増築される(毎回のラストシーンで本館以外は自然消滅する)。クラブハウスの右手首部分は右腕から分離して気球として使用可能。 マウスケドア(Mousekedoer)と呼ばれるマシンで今日のマウスケツール(Mouse-ka-tool[4])を一つずつ確認していく。エピソード内で発生する問題をこれらのマウスケツールで解決していく。マウスケツールは「トゥードルズ(Toodles)」が所持しており、トゥードルズを呼ぶとどのマウスケツールを選ぶのかをミッキーが質問してからそのマウスケツールを問題の現場までトゥードルズが持ってきてくれる。第26話まではマウスケドアでマウスケツールを確認してからトゥードルズが登場していたが、第27話以降は先にトゥードルズが登場してからツールの確認に移っている。毎回ひとつは中身が隠されており秘密のマウスケツール(ミステリーマウスケツール)と呼ばれている。マウスケツールは全部で4つあり(時々3つか5つ)、1つ使うと使ったツールが消えて選択肢が少なくなる。通常のツール全てが使えそうでなく、残るはミステリーマウスケツールだけになった時には全員で「ミステリーマウスケツール!」と唱えると中身が明らかになる。そして初めて使用可能になる。 またマウスケツールの数によりトゥードルズに表示されるマウスケツールの配置や数が違ってくる。たまに「キュードルズ」が出演するときもある。 エピソード内で起きた事件や問題が全て解決するとミッキーが視聴者に立ち上がるよう促し、キャラクター達がクラブハウス内で「マウスケダンス」[5]を踊りエンディングに入る。 基本的なエンディングの流れ
登場キャラクターメインキャラクター
サブキャラクター
番組内で使われるアイテム・場所アイテム
場所
エピソードオリジナルテレビ
ビデオ
日本語版
★印はDVD版未収録(2016年11月現在)
日本語版DVD
声の出演
日本語吹き替え版制作
リメイク版について2023年8月19日、海外のディズニージュニア公式Xにて、ミッキーマウスの3Dアニメシリーズ最新作『ミッキーマウス クラブハウス 2.0 (仮称)』の制作が決定したことを発表した。現時点での内容は2つあり、1つ目はクラブハウスにミニーが主役の新エリアが追加。2つ目は新キャラクターとして、ダッフィー、リトルヘルパーが登場。テレビ放送は2025年夏を予定している。[8] 2024年8月には『ミッキーマウス クラブハウス プラス』と正式にタイトルが決定した。 注釈
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