ラグビーカナダ代表

ラグビーカナダ代表
ユニオン カナダラグビー協会
愛称 メイプルリーフス
エンブレム メープルリーフ
グラウンド BMOフィールド
ヘッドコーチ キングスレー・ジョーンズ英語版
主将 ルーカス・ラムボール
最多キャップ アーロン・カーペンター (80)
最多得点選手 ジェームス・プリチャード (607)
最多トライ選手 DTH・ファン・デル・メルヴァ (38)
ファースト
ジャージ
セカンド
ジャージ
初国際試合
 日本 9 – 8 カナダ 
(1932年1月31日)
最大差勝利試合
 カナダ 71 – 3 バルバドス 
(2006年6月24日)
最大差敗戦試合
 イングランド 70 – 0 カナダ 
(2004年11月13日)
ラグビーワールドカップ
出場回数 9 (1987年初出場)
最高成績 ベスト8(1991)
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ラグビーカナダ代表英語: Canada national rugby union team)は、カナダラグビー協会によるラグビーユニオンのナショナルチームである。愛称は「メイプルリーフス」である。

概要

ワールドカップには北アメリカ (北米)では唯一第9回大会まで連続出場していた。

第1回の1987年大会に招待された16か国の内の1つであり、初戦のトンガ戦でW杯初勝利をあげたがアイルランドとウェールズに敗れた。

1991年大会はフィジーとルーマニアを破り、予選プールを突破してベスト8の成績を残した。

1995年大会1999年大会2003年大会は予選プールで各1勝をあげたが突破はできなかった。

2007年大会では日本と同じプールBに入り、日本とは引き分けた。2011年大会でも日本と同じプールAに入り、引き分けた。

2019年大会の出場権は、2018年11月に世界最終予選でドイツ、香港、ケニアに勝利して獲得した。本大会では初戦からイタリアニュージーランド南アフリカに3連敗し、プール戦での敗退が決定した。最終のナミビア戦は10月13日に釜石鵜住居復興スタジアム行われる予定であったが、令和元年東日本台風(台風19号・ハギビス)の影響により中止となり、引き分け扱いとなった。カナダ代表チームは釜石の町に残り泥除去清掃などのボランティア活動を行った[1]

ワールドカップ2023出場権をかけた南北アメリカ地区予選では、2021年に敗者復活戦でチリに敗れて予選敗退となり、ワールドカップに初回から連続出場していた記録は9回でストップした[2]

ワールドカップの成績

  • 1987年 - プール戦敗退(1勝2敗)
  • 1991年 - ベスト8(プール2勝1敗、準々決勝13-29ニュージーランド)
  • 1995年 - プール戦敗退(1勝2敗)
  • 1999年 - プール戦敗退(1勝2敗)
  • 2003年 - プール戦敗退(1勝3敗)
  • 2007年 - プール戦敗退(1分3敗)
  • 2011年 - プール戦敗退(1勝1分2敗)
  • 2015年 - プール戦敗退(4敗)
  • 2019年 - プール戦敗退(1分3敗)
  • 2023年 - 予選敗退、出場ならず

選手

現在の代表

カナダ代表スコッド[3]

選手 ポジション 誕生日 (年齢) キャップ チーム
オースティン・クレイトン フッカー (2000-06-06) 2000年6月6日(25歳) 0 カナダの旗 パシフィックプライド
フォスター・デウィット英語版 フッカー (1996-05-26) 1996年5月26日(29歳) 5 アメリカ合衆国の旗 ニューイングランド・フリージャックス
デワルド・コツゼ フッカー (1997-06-14) 1997年6月14日(28歳) 4 アメリカ合衆国の旗 シアトル・シーウルブズ
ジェッセ・マッケイル フッカー (1996-05-18) 1996年5月18日(29歳) 3 アメリカ合衆国の旗 シアトル・シーウルブズ
アンドリュー・クワトリン フッカー (1996-08-29) 1996年8月29日(28歳) 27 アメリカ合衆国の旗 ニューイングランド・フリージャックス
ジェフリー・ヤング フッカー (2004-03-10) 2004年3月10日(21歳) 0 ウェールズの旗 ポンティプラッドRFC
アッシュワース・カレブ プロップ (2004-03-10) 2004年3月10日(21歳) 0 イングランドの旗 ハーレクインズ
コール・キース プロップ (1997-05-07) 1997年5月7日(28歳) 35 アメリカ合衆国の旗 ニューイングランド・フリージャックス
タイラー・マッチェム プロップ (2003-04-10) 2003年4月10日(22歳) 2 アメリカ合衆国の旗 ニューオーリンズ・ゴールド
カリストゥス・マルティネス プロップ (1996-10-13) 1996年10月13日(28歳) 6 アメリカ合衆国の旗 オールドグローリーDC
サム・ミーリー プロップ (2002-06-05) 2002年6月5日(23歳) 1 オーストラリアの旗 サザンディストリクツRC
グリフィン・フィリップソン プロップ (1998-06-27) 1998年6月27日(27歳) 0 アイルランドの旗 アーマーRFC
エメルソン・プライヤー プロップ (1998-06-04) 1998年6月4日(27歳) 0 アメリカ合衆国の旗 ユタ・ウォリアーズ
エヴァン・ロイ プロップ (2007-05-05) 2007年5月5日(18歳) 0 ニュージーランドの旗 マウントマウンガヌイ
カイル・スティーブス英語版 プロップ (2000-01-31) 2000年1月31日(25歳) 1 アメリカ合衆国の旗 ニューイングランド・フリージャックス
ブライス・ウォーデン プロップ (1995-07-18) 1995年7月18日(30歳) 0 カナダの旗 ブーナビーレイク
コナー・ヤング英語版 プロップ (1995-08-15) 1995年8月15日(29歳) 12 アメリカ合衆国の旗 ラグビーFCロサンゼルス
カーラム・ボッチャー英語版 ロック (1997-10-03) 1997年10月3日(27歳) 4 アメリカ合衆国の旗 ニューオーリンズ・ゴールド
ドン・カーソン英語版 ロック (2001-07-08) 2001年7月8日(24歳) 2 カナダの旗 UBCオールドボーイズラヴァンズ
カデン・ドゥグッド ロック (1999-08-23) 1999年8月23日(25歳) 4 アメリカ合衆国の旗 ニューオーリンズ・ゴールド
アイザック・ケリー英語版 ロック (2000-04-09) 2000年4月9日(25歳) 7 カナダの旗 カピラノRFC
エバン・オルムステッド ロック (1991-02-21) 1991年2月21日(34歳) 33 フランスの旗 SUアジャン
ジェームズ・ストックウッド ロック (1998-10-08) 1998年10月8日(26歳) 5 カナダの旗 パシフィックプライド
バーナビー・ワデル ロック (2000-08-09) 2000年8月9日(24歳) 0 ウェールズの旗 ブリドゲンドラヴェンズ
レイド・デーヴィス バックロー (1999-04-05) 1999年4月5日(26歳) 0 アメリカ合衆国の旗 ユタ・ウォリアーズ
マッソン・フレッシュ英語版 バックロー (1999-11-18) 1999年11月18日(25歳) 13 アメリカ合衆国の旗 シカゴ・ハウンズ
イーサン・フライヤー バックロー (2001-05-27) 2001年5月27日(24歳) 5 アメリカ合衆国の旗 ニューイングランド・フリージャックス
マット・ヒートン バックロー (1993-02-09) 1993年2月9日(32歳) 33 アメリカ合衆国の旗 ラグビーFCロサンゼルス
マシュー・オウォル バックロー (2000-07-29) 2000年7月29日(24歳) 8 カナダの旗 パシフィックプライド
シオン・パリー英語版 バックロー (1998-10-29) 1998年10月29日(26歳) 7 ウェールズの旗 エビーヴァイル
ルーカス・ラムボール バックロー (1995-08-02) 1995年8月2日(29歳) 58 アメリカ合衆国の旗 シカゴ・ハウンズ
ピアーズ・ヴォン・ダデルスゼン英語版 バックロー (2000-03-25) 2000年3月25日(25歳) 4 アメリカ合衆国の旗 ニューイングランド・フリージャックス
ブロック・ギャラガー スクラムハーフ (1998-07-13) 1998年7月13日(27歳) 6 アメリカ合衆国の旗 シアトル・シーウルブズ
ウィル・グラント スクラムハーフ 0 オーストラリアの旗 ランドウィック
ジャソン・ヒギンズ英語版 スクラムハーフ (1995-03-28) 1995年3月28日(30歳) 19 アメリカ合衆国の旗 シカゴ・ハウンズ
ジェッセ・キルガー スクラムハーフ 1 カナダの旗 パシフィックプライド
コルマック・セイント スクラムハーフ 0 アメリカ合衆国の旗 キャルゴールデンベアーズ
ステファン・ウェッブ スクラムハーフ 0 カナダの旗 UBCサンダーバーズ
マーク・バラシ フライハーフ (1999-11-17) 1999年11月17日(25歳) 3 カナダの旗 パシフィックプライド
ピーター・ネルソン フライハーフ (1992-10-05) 1992年10月5日(32歳) 26 アイルランドの旗 ダンガノンRFC
ティアナン・ネヴァル フライハーフ 0 アイルランドの旗 ギャロウェギアンズRFC
シェーン・オリアリー フライハーフ (1993-03-12) 1993年3月12日(32歳) 14 アメリカ合衆国の旗 マイアミ・シャークス
イーサン・ターナー フライハーフ 0 カナダの旗 ブーナビーレイク
ノア・フレッシュ センター (2003-02-12) 2003年2月12日(22歳) 2 アメリカ合衆国の旗 シカゴ・ハウンズ
スペンサー・ジョーンズ センター (1997-07-17) 1997年7月17日(28歳) 8 アメリカ合衆国の旗 ユタ・ウォリアーズ
ベン・ルサージュ センター (1995-11-24) 1995年11月24日(29歳) 36 アメリカ合衆国の旗 ニューイングランド・フリージャックス
マダックス・マクレーン センター 0 オーストラリアの旗 サウス
ジョシュ・マクインドー センター 0 ニュージーランドの旗 グレートン・マリストRFC
ターロン・マクマリン センター (2002-01-05) 2002年1月5日(23歳) 1 カナダの旗 ターロン・サンダーバーズ
アイザック・オルソン英語版 センター (2000-07-01) 2000年7月1日(25歳) 7 アメリカ合衆国の旗 ニューイングランド・フリージャックス
カイル・トレムブラー センター 0 カナダの旗 パシフィックプライド
ジェイミー・アームストロング ウイング 0 カナダの旗  カナダ
ニック・ベン ウイング (2001-04-28) 2001年4月28日(24歳) 6 アメリカ合衆国の旗 ユタ・ウォリアーズ
スペンサー・コーティエ ウイング 0 カナダの旗 ヴィクトリア・ヴィイクス
モーガン・ディ・ナルド ウイング 1 カナダの旗 ヴィクトリア・ヴィイクス
レイ・ジェームズ ウイング 1 カナダの旗 パシフィックプライド
カイノア・ロイド ウイング (1994-05-21) 1994年5月21日(31歳) 24 カナダの旗 ジェームズ・バイ
タコダ・マクマーリン ウイング (2002-01-05) 2002年1月5日(23歳) 5 カナダの旗 UBCサンダーバーズ
ジョシア・モッラ英語版 ウイング (1998-02-07) 1998年2月7日(27歳) 5 アメリカ合衆国の旗 ニューイングランド・フリージャックス
クーパー・コーツ英語版 フルバック (1996-10-06) 1996年10月6日(28歳) 17 カナダの旗 ニューオーリンズ・ゴールド
アンドリュー・コー フルバック (1996-04-08) 1996年4月8日(29歳) 25 アメリカ合衆国の旗 ラグビーFCロサンゼルス

※所属、 キャップ数(Cap)は2025年6月27日現在

ワールドラグビー男子ランキング

ワールドラグビーが発表するデータにもとづく。

上位30チーム(2025年7月21日時点)[4]
順位 変動* チーム ポイント
1 増減なし  南アフリカ共和国 092.78
2 増減なし  ニュージーランド 092.06
3 増減なし  アイルランド 089.83
4 増減なし  フランス 087.82
5 増減なし  イングランド 087.64
6 増減なし  オーストラリア 082.08
7 増減なし  アルゼンチン 082.05
8 増減なし  スコットランド 081.57
9 増減なし  フィジー 080.50
10 増減なし  イタリア 077.77
11 増減なし  ジョージア 074.69
12 増減なし  ウェールズ 074.05
13 増減なし  サモア 072.48
14 増減なし  日本 072.29
15 増減なし  スペイン 069.12
16 増減なし  アメリカ合衆国 068.45
17 増減なし  ウルグアイ 067.52
18 増減なし  ポルトガル 066.44
19 増減なし  トンガ 065.46
20 増減なし  チリ 063.83
21 増減なし  ルーマニア 062.67
22 増減なし  ベルギー 061.20
23 増減なし  香港 059.98
24 増加2  ジンバブエ 058.80
25 減少1  カナダ 057.75
26 増加1  オランダ 057.01
27 減少2  ナミビア 056.86
28 増減なし  ブラジル 055.90
29 増減なし  スイス 055.26
30 増減なし  ポーランド 054.06
*前週からの変動
カナダのランキングの推移

生のグラフデータを参照/編集してください.

出典: ワールドラグビー[4]
推移グラフの最終更新: 2025年7月21日


日本との関係

カナダは、ラグビー日本代表が初めて海外試合をした国である。日本代表としては、テストマッチの初めの3試合はカナダとの対戦である。

1930年(昭和5年)、ラグビー日本代表が初めて結成され、カナダに遠征[5]。その際に行われた7試合のうち6戦目、9月24日に行われたカナダのブリティッシュコロンビア州(BC州)代表との対戦が、初めてのテストマッチとなった[6][7]。試合結果は、双方1トライずつで3対3の引き分け(当時のトライは3点)[6]

1932年1月から2月にかけてカナダ代表が来日し、日本国内の各チームと7試合を実施した[8]。日本代表とのテストマッチは2回、4試合目と7試合目に行われた。4試合目1月31日に8対9[9]、7試合目2月11日には5対38[10]と、どちらもカナダ代表が敗れた。

歴代代表選手

脚注

  1. ^ 試合中止のラグビーカナダ代表、釜石に残りボランティア活動 「ありがとう」感謝の声相次ぐハフポスト2019年10月13日
  2. ^ ウルグアイがアメリカを下し2023W杯出場権獲得 カナダはチリに屈し史上初の予選敗退 . ラグビー共和国(2021年10月10日). 2021年10月10日閲覧。
  3. ^ CANADA'S MEN'S RUGBY TEAM 2025 EXTENDED PLAYER SQUAD ANNOUNCED . Rugby.ca(2025年6月12日). 2025年6月27日閲覧。
  4. ^ a b Men's World Rankings”. ワールドラグビー. 2025年7月21日閲覧。
  5. ^ ラグビー日本代表、初遠征! カナダで「全勝」? - ことばマガジン:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年11月10日閲覧。
  6. ^ a b テストNo.1 カナダ遠征1930第6戦(テキスト)”. 日本ラグビーフットボール協会/日本ラグビー デジタルミュージアム. 2023年5月30日閲覧。
  7. ^ テストマッチNo1 カナダ遠征1930第6戦”. 日本ラグビーフットボール協会/日本ラグビー デジタルミュージアム. 2023年5月30日閲覧。
  8. ^ テストマッチNo3 カナダ代表第1回来日第7戦”. 日本ラグビーフットボール協会/日本ラグビー デジタルミュージアム. 2023年5月30日閲覧。
  9. ^ テストNo.2 カナダ代表第1回来日第4戦(テキスト)”. 日本ラグビーフットボール協会/日本ラグビー デジタルミュージアム. 2023年5月30日閲覧。
  10. ^ テストNo.3 カナダ代表第1回来日第7戦(テキスト)”. 日本ラグビーフットボール協会/日本ラグビー デジタルミュージアム. 2023年5月30日閲覧。

関連項目

外部リンク

Prefix: a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

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