ロージズインメイ(Roses in May、2000年2月9日 - 2025年3月4日)はアメリカ合衆国生産の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍は2004年のホイットニーハンデキャップ、2005年のドバイワールドカップ[2]。
戦績
- 特記事項なき場合、本節の出典はEQUIBASE[1]
2003年5月3日、チャーチルダウンズ競馬場でデビュー。2戦目で勝ちあがり、アローワンス競走で2着、1着としたあと、9月13日に重賞初出走となるジェロームハンデキャップ6着でシーズンを終えた。
2004年4月、キーンランド競馬場でのアローワンス競走で復帰し1着、続くオプショナルクレーミング競走1着を経てプレーリーメドウズ競馬場(英語版)のG3競走コーンハスカーブリーダーズカップハンデキャップでパーフェクトドリフト(英語版)を下し、重賞を初制覇した[3]。
次走のホイットニーハンデキャップでも再びパーフェクトドリフトを破ってG1競走を初めて制する。秋に入ってケンタッキーカップクラシックハンデキャップ(英語版)を勝って重賞3連勝、トータル5連勝でブリーダーズカップ・クラシックに出走するが、ゴーストザッパーの2着に終わった[3]。
2005年、初戦のドンハンデキャップでセイントリアムの2着に入った後[4]ドバイに向かい、ドバイワールドカップではスタートから逃げて最後はダイネヴァーに3馬身差をつけて勝利[3][5]。
その後、日本の岡田繁幸が80パーセントの馬主権利を取得し、日本で種牡馬入りすることになった[6][7][8]。年内はジャパンカップダートを最終目標に現役続行の予定だったが[6]、8月に左前脚に屈腱炎を発症し引退した[3]。
競走成績
以下の内容は、EQUIBASE[1]の情報および記載法に基づく。
出走日 |
競馬場 |
競走名 |
格 |
距離 |
頭数 |
枠番 (PP) |
馬番 (Pgm) |
着順 |
騎手 |
斤量(lb./kg換算) |
タイム |
着差/タイム差 |
勝ち馬/(2着)馬
|
2003.05.03
|
チャーチルダウンズ
|
メイドン
|
|
ダ7f
|
7
|
4
|
5
|
2着
|
P. デイ
|
114/51.5
|
|
(3馬身)
|
Draw Fire
|
0000.05.25
|
チャーチルダウンズ
|
メイドン
|
|
ダ8.5f
|
8
|
1
|
1
|
1着
|
P. デイ
|
115/52
|
1:44.91
|
5馬身
|
(Major Decision)
|
0000.06.22
|
チャーチルダウンズ
|
アローワンス
|
|
ダ8.5f
|
8
|
4
|
4
|
2着
|
P. デイ
|
116/52.5
|
|
(2馬身1/4)
|
Kodema
|
0000.08.17
|
サラトガ
|
アローワンス
|
|
ダ9f
|
6
|
1
|
1
|
1着
|
P. デイ
|
115/52
|
1:50.10
|
10馬身1/2
|
(Silent Fred)
|
0000.09.13
|
ベルモントパーク
|
ジェロームH
|
G2
|
ダ8f
|
9
|
4
|
4
|
6着
|
J. ヴェラスケス
|
113/51
|
|
(10馬身)
|
During
|
2004.04.17
|
キーンランド
|
アローワンス
|
|
ダ8.5f
|
8
|
8
|
9
|
1着
|
J. ベイリー
|
116/52.5
|
1:42.61
|
12馬身
|
(Best Minister)
|
0000.05.21
|
チャーチルダウンズ
|
オプショナルクレーミング
|
|
ダ8.5f
|
5
|
3
|
3
|
1着
|
P. デイ
|
121/55
|
1:43.40
|
5馬身
|
(Strength Within)
|
0000.07.03
|
プレーリーメドウズ
|
コーンハスカーBCH
|
G3
|
ダ9f
|
6
|
1
|
1
|
1着
|
M. グイドリー
|
115/52
|
1:46.63
|
1馬身1/2
|
(Perfect Drift)
|
0000.08.07
|
サラトガ
|
ホイットニーH
|
G1
|
ダ9f
|
9
|
2
|
2
|
1着
|
E. プラード
|
114/51.5
|
1:48.54
|
ハナ
|
(Perfect Drift)
|
0000.09.18
|
ターフウェイパーク
|
ケンタッキーカップクラシックH
|
G2
|
ダ9f
|
6
|
5
|
5
|
1着
|
J. ヴェラスケス
|
118/53.5
|
1:49.13
|
4馬身
|
(Pie N Burger)
|
0000.10.30
|
ローンスターパーク
|
ブリーダーズカップ・クラシック
|
G1
|
ダ10f
|
13
|
6
|
6
|
2着
|
J. ヴェラスケス
|
126/57
|
|
(3馬身)
|
Ghostzapper
|
2005.02.05
|
ガルフストリームパーク
|
ドンH
|
G1
|
ダ9f
|
6
|
5
|
4
|
2着
|
J. ヴェラスケス
|
121/55
|
|
(3馬身3/4)
|
Saint Liam
|
0000.03.26
|
ナドアルシバ
|
ドバイワールドC
|
G1
|
ダ10f
|
12
|
12
|
11
|
1着
|
J. ヴェラスケス
|
126/57
|
2:02.17
|
3馬身
|
(Dynever)
|
引退後
種牡馬引退時にアメリカに戻す契約で日本に輸入され[3]、2006年からビッグレッドファームで供用された。同年は社台スタリオンステーションを除いた最多配合頭数192頭を記録した[9]。
2024年まで19年間種付けを行なっていたが、同年末から歩様の違和感があり、年明けに腰萎(腰フラ)を発症していることが判明[10]、2025年2月10日、体調面を考慮し種牡馬を引退することがビッグレッドファームの公式サイトで発表された[11]。歩様の悪化に注意を払われていたが、3月4日に起立不能となり、同日夕方に死亡した[10]。
グレード制重賞優勝馬
太字はGI(またはJpnI)競走。
- 2007年産
- 2008年産
- 2009年産
- 2013年産
- 2014年産
- 2015年産
地方重賞優勝馬
- 2007年産
- 2008年産
- 2009年産
- 2010年産
- 2011年産
- 2012年産
- 2013年産
- 2014年産
- 2015年産
- 2016年産
- 2017年産
- 2018年産
- 2019年産
母の父としての産駒
グレード制重賞優勝馬
- 2015年産
- 2017年産
- 2018年産
- 2020年産
- 2021年産
地方重賞優勝馬
血統表
脚注
外部リンク