一瞬で治療していたのに役立たずと追放された 天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる
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小説
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著者
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菱川さかく
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イラスト
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だぶ竜
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出版社
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SBクリエイティブ
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掲載サイト
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小説家になろう
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レーベル
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GAノベル
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連載期間
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2020年11月30日 -
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刊行期間
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2021年10月14日 -
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巻数
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既刊8巻(2025年3月15日現在)
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漫画
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原作・原案など
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作画
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十乃壱天
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出版社
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SBクリエイティブ
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掲載サイト
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ピッコマ
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レーベル
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GAコミック
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発表期間
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2022年1月22日 -
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巻数
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既刊4巻(2024年11月15日現在)
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漫画:一瞬で治療していたのに役立たずと追放された 天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる クレスフォール潜入編
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原作・原案など
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作画
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RocketStaff Inc.
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出版社
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SBクリエイティブ
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掲載サイト
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ピッコマ
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レーベル
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GAコミック
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発表期間
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2025年1月2日 -
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アニメ
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原作
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菱川さかく
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監督
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吉崎譲
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脚本
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宮城大翔
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キャラクターデザイン
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電風扇、澤田慶宏
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音楽
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富貴晴美
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アニメーション制作
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マカリア
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製作
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闇ヒーラー製作委員会
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放送局
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TOKYO MXほか
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放送期間
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2025年4月3日 -
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テンプレート - ノート
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プロジェクト
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ライトノベル・漫画・アニメ
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ポータル
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ライトノベル・漫画・アニメ
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『一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる』(いっしゅんでちりょうしていたのにやくたたずとついほうされたてんさいちゆし やみヒーラーとしてたのしくいきる)は、菱川さかくによる日本のライトノベル。小説投稿サイト「小説家になろう」にて『一瞬で治療していたのに、何もしてないとパーティを追放された天才治癒師〜今さら戻ってこいと言われても、闇ヒーラーとして楽しくやっているので治療は高額になるけどおたくら払えますか?〜』のタイトルで2020年11月30日より連載されており[1]、書籍版はGAノベル(SBクリエイティブ)より2021年10月から刊行されている。イラストはだぶ竜が担当。
メディアミックスとして、十乃壱天によるコミカライズが、SBクリエイティブの「GAコミック」レーベルの作品として『ピッコマ』にて2022年1月22日から連載されている[2]。また、菱川の書き下ろし小説を原作としてRocketStaff Inc.が作画したウェブトゥーン「クレスフォール潜入編」も、同レーベルで2025年1月2日より連載されている[3]。テレビアニメは2025年4月より放送中[4]。
あらすじ
貧民街出身のゼノスは治癒師(ヒーラー)のライセンスを持たないまま冒険者をしていたが、さらに上を目指すパーティーのリーダーから貧民街出身は役立たずだからと金貨1枚だけ渡され、追放された。途方に暮れる中、街中で商人とのいざこざから重傷を負ったエルフの奴隷少女・リリを金貨で買い取り、治癒魔法で助けたことがきっかけで、治癒院を開くことを決める。ただし、その営業にはライセンスが必要であるため、あまり広まらないよう闇廃墟街の廃墟の屋敷にて開業する。
登場人物
声の項はテレビアニメ版の声優。
- ゼノス
- 声 - 坂田将吾[4]
- 治癒師の青年。ただしライセンスを持っていないため公式には認められておらず、彼の活動は本来違法である。
- 名前も知らない「師匠」に治癒魔法を教えられ、詠唱なしで治癒魔法を発動させる、腕を再生する、魔法銃などの強力な攻撃を無傷で防ぐなど一流どころではない能力を持っているが、正規の教育を受けておらず、自身の能力の高さに気づいていない。魔法陣も師匠が書いたものを覚えた一つしか書けない(が、既存の魔法陣をはるかに超える性能を持つ)。
- パーティーを追放されたのをきっかけに貧民街でひっそり治癒院を開業した。
- 貧民街の亜人たちを治療していくうちに三大勢力の争いを止めてしまい、貴族から目を付けられる。
- 王立治療院編では特級治癒師・ベッカーからの依頼で、特別研修生「ゼノ」として王立治療院に忍び込む。
- リリ
- 声 - 花井美春[4]
- エルフの少女。奴隷商に誘拐され、逃げ出そうとしたが捕まった際にナイフで刺され瀕死のところを、ゼノスに救われた。元々路上生活者で帰る場所もないため、ゼノスの治癒院に住んでいる。料理が上手く、ゼノスの世話係と治癒院の受付・看護師を担当。簡単な魔法も使える。
- 王立治療院編ではゼノスの妹という設定で一緒に住んでいる。エルフの耳がバレないよう、耳当てをしている。
- カーミラ
- 声 - 日笠陽子[4]
- アンデッドの頂点に君臨するレイス(幽霊)。本来出会ったら死は免れないとされている。
- ゼノスとリリが開業した廃墟の屋敷に古くから住み着いている霊的存在。素性は明らかになっておらず、過去のことになると「忘れた」などと言い誤魔化す。なお、土地に縛られるなどといった話はないため、家から自由に離れて行動することができる。
- 出会った当初はゼノスたちを拒んでいたが、浄化されかけてしぶしぶ屋敷の一階を明け渡す。打ち解けた後は度々ゼノスにちょっかいをかける。リリの料理を気に入ってる。
- 王立治療院編では冷やかしでゼノスを追ってきて、そのままリリと3人に住んでいる。
- ゾフィア
- 声 - 永瀬アンナ[5]
- 貧民街を支配する亜人の三大勢力の一つ、リザードマンのトップで義賊。
- クリシュナとの戦いで片腕に致命傷を負ったが、ゼノスによって傷跡も残さず治療された。
- リンガ
- 声 - 陽高真白[5]
- 貧民街を支配する亜人の三大勢力の一つ、ワーウルフのトップで非合法賭博の元締め。人の話をあまり聞かない。レイスを恐れている。
- ゾフィアを治療した話を聞いてゼノスを始末しようと部下を連れて治癒院に押し掛けるが、攻撃が全く効かないうえに屋敷を壊そうとしてカーミラに返り討ちにされ撤退。それ以降は方針を変え、良好な関係を築いている。
- 一人称は「リンガ」。
- レーヴェ
- 声 - 菊池紗矢香[5]
- 貧民街を支配する亜人の三大勢力の一つ、オークのトップで魔石採掘者。食いしん坊で明るい性格。
- 食事中に誤って魔石を飲み込んでしまい体内で魔石が爆発する命の危機に陥り、ゼノスに摘出してもらった。
- おむすび」が好物。
- クリシュナ
- 声 - 中島由貴[6]
- 鋼鉄の淑女と呼ばれる近衛師団の副師団長。生真面目な性格。
- 『唯一の欠点』が口癖だが早とちりが多い、方向音痴、猫舌と欠点は割と多い。実弾ではなく魔力を消費して特殊な弾を撃つ魔法銃が武器。
- 貧民街で炊き出しを行っていた母親が貧民街で殺害された過去があり、それ以降貧民を悪として偏見を持ち、また自身が完全無欠のヒーローになることにこだわるようになった。
- 三大勢力の争いを止めたゼノスを危険な存在とみた貴族によって、捕縛を目的に貧民街へ派遣される。しかしその途中でカレンドール卿の人身売買を知り、カレンドール卿に始末されかけるが、ゼノスに助けられる。
- 以降は『唯一の欠点』の口癖はやめ、「欠点の多い人間」と開き直った。
- ゾンデ
- 声 - 八代拓[6]
- リザードマンでゾフィアの弟。上級火炎魔法で重傷を負ったところをゼノスに助けられたことがあり、クリシュナとの戦いで負傷したゾフィアをゼノスの治癒院に連れて行った。
- ゾフィア同様、ゼノスを尊敬している。
- アストン
- 声 - 水中雅章[6]
- ゼノスが所属していたパーティーのリーダー。貧民街でゼノスをパーティーに入れるも、のちに貴族に売り込むためにはライセンスの無いゼノスは邪魔だとして追放した。
- その後クエストが上手くいかず、パーティーが次々と脱落。再会したゼノスを再び勧誘するも断られ、その腹いせから"案内人"に依頼するもゴーレムにされてしまう。
- 最終的にゼノスに助けられたことで、優れた治癒師であること認め泣いて謝罪したものの、いつか思い知らせてやると決意したゼノスから鉄拳制裁をくらい失神した。
- その後、自分が行ったように金貨一枚で絶交される。
- カレンドール卿
- 声 - 間宮康弘
- 王都の貴族特区に住み、貧民へ支援を行う人格者として有名な貴族。実は貧民の支援は表向きの話で、裏では貧民街の子供を誘拐し人身売買を行っていた。
- クリシュナが人身売買を知ったため始末しようとするが、ゼノスに逆に倒される。
- 案内人
- 声 - 内山昂輝
- 条件次第でどんな依頼でも依頼料なしで請け負う、という噂がある謎の人物。
- 実験としてアストンをゴーレム化させて貧民街で暴れさせ、更にゼノスがどう対処するか監視していた。
- ゼノスがゴーレムを倒すと姿を消し、行方不明となる。
- 師匠
- 声 - 中村悠一
- ゼノスに治癒魔法を教えた素性不明の人物。一度も名乗らなかったためゼノスは名前を知らない。
- 幼いころ死体に治癒魔法をかけようとしたゼノスを殴って止め、治癒魔法の使い方を伝授した。
王立治療院編
- ウミン
- 声 - 遠野ひかる
- 王立治療院所属の中級治癒師。冒険者資格も取得している。アストンのパーティに治癒師として加入するも、アストンの傲慢な性格からすぐに抜けている。
- 温泉宿に宿泊中、火傷を負った料理人を一瞬で治療したゼノスを見て、ベッカーに報告した。
- エルナルド・ベッカー
- 声 - 子安武人
- 王位治療院の特級治癒師。治癒師であるが治癒魔法が使えない。しかし数々の病気に対する特効薬を作成し、その功績で特級治癒師の地位を得た、治癒師としては特殊な経緯を持つ。
- ウミンから聞いたゼノスの話を聞き、赤色肺と似た症状を出す薬を飲んでわざとゼノスの治癒院に運ばれ、ゼノスと遭遇した。ゼノスに人探しの依頼をする代わり、闇治療院での生活が貴族にバレないよう手解きをすることと、師匠を探すことで合意した。
- ゼノスの師匠と思われる人物をなにかしら知っている様子。
- クレソン
- 声 - 伊藤節生
- 王位治療院所属の治癒師。ウミンと同期。
- ゴルドランの派閥に入ってから態度が大きくなり、ウミンを見下すようになる。しかし派閥内での地位は入ったばかりのゼノスを除けば最下位。業務は主にゴルドランの愛犬・ミルク(声 - 乾夏寧)の世話係で、事実上雑用係である。
- ゼノスの無自覚かつ圧倒的な実力で出端を挫かれ、次にアンデッド討伐においてゼノスの浄化を自分がやったと嘘をつくが、より強力なゾンビキングに倒されて醜態をさらす。
- その後手柄の横取りそのものには成功するが、ゴルドランには部下を通して真実を伝え、ゼノスの派閥入りを助けた。
- ゴルドラン教授
- 声 - 稲田徹
- 王位治療院の副院長。院長が休養のため、事実上王立治療院を収めている存在。同時に自分をトップとする王立治療院内で最大の派閥をまとめ上げている。
- 「転移治癒魔法」と呼ばれる、生命力を移し替えることで治療を行う魔法を得意とする。
- 治療よりも政治に力を入れており、金を多く払う貴族を優遇するなど黒い噂がある。総回診でも超富裕層のみ受け持つ。
- ボンズ
- 声 - 星祐樹
- ゴルドラン教授の第一秘書。ゴルドランとは昔の知り合いではあるが、昼間から酒浸りで特に仕事をしている様子がない。
- 第二秘書
- 声 - 中村光希
- ゴルドラン教授の第二秘書。常に側近として従事している。
- アフレッド
- 王立治療院の治癒師でベッカーの探し人。ゴルドランが開いた食事会に誘われた後、失踪状態となっている。
- サルバート院長
- 王位治療院の院長。高齢のため現在は休養中。
既刊一覧
小説
漫画
テレビアニメ
2024年3月にテレビアニメ化が発表され[20]、2025年4月からTOKYO MXほかにて放送中[6]。
2025年3月2日に先行上映会が新宿ピカデリーにて実施された[5]。原作第1話と第2話に相当するアニメ第2話と第3話が上映され、アニメ第1話はオリジナルストーリーであることが発表された[21]。
2025年4月25日には、手塚治虫原作のアニメ『ブラック・ジャック』との「闇医者」コラボレーションとして手塚プロダクションによる描き下ろしイラストが公開された[22]。同年5月5日には、同イラストを使用した大型広告が5月11日までの期間限定で池袋駅オレンジロードにて公開された[23]。
スタッフ
主題歌
- 「ライトメイカー」[25]
- bokula.によるオープニングテーマ。作詞・作曲はえい、編曲はbokula.。
- 「月に願う」[26]
- soratoによるエンディングテーマ。作詞・作曲はsorato、編曲は竹縄航太。
各話リスト
放送局
日本国内 インターネット / 配信期間および配信時間[27]
配信開始日 |
配信時間 |
配信サイト |
備考 |
2025年4月3日 |
木曜 23:30 更新 |
| 先行配信
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2025年4月9日 |
水曜 0:00(火曜深夜) 更新 |
| 見放題配信 |
|
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- バンダイチャンネル
- YouTube(レンタル)
- TELASA
- J:COM STREAM
- milplus
- Amazon Prime Video
| 都度課金配信 |
BD
巻 |
発売日[31] |
収録話 |
規格品番
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上 |
2025年8月27日予定 |
第1話 - 第6話 |
SHBR-784
|
下 |
2025年9月24日予定 |
第7話 - 第12話 |
SHBR-785
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Webラジオ
Webラジオ『やみらじ』が音泉およびYouTube『SHOCHIKU animeチャンネル【公式】』にて2025年3月21日から配信されている[26]。パーソナリティはゾフィア役の永瀬アンナ、リンガ役の陽高真白、レーヴェ役の菊池紗矢香が担当する[26]。
回 |
配信日 |
ゲスト
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第0回 |
2025年 3月21日 |
- 坂田将吾(ゼノス役)
- 花井美春(リリ役)
- 日笠陽子(カーミラ役)
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第1回 |
4月4日 |
N/A
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第2回
|
4月11日 |
N/A
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第3回
|
4月18日 |
N/A
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第4回
|
4月25日 |
N/A
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第5回
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5月2日 |
N/A
|
第6回
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5月9日 |
N/A
|
出典
外部リンク