九州歴史資料館
九州歴史資料館(きゅうしゅう れきし しりょうかん)は、福岡県小郡市に所在する歴史系博物館である。福岡県教育委員会が運営している。 沿革1973年、福岡県初の本格的な公営歴史博物館として、福岡県太宰府市石坂4丁目7-1に開館。建設に当たり、17万平方メートルの敷地は太宰府天満宮から無償で提供を受けた[1]。以降、館に隣接する大宰府の発掘調査や、各地の仏像の調査、福岡県内の遺跡出土品の展示などを行なってきた。 開館して30年以上経ち、建物の老朽化や保管庫の増築が限界を迎えており、また隣接地に九州国立博物館が開館することから、移転再整備をめぐって2003年2月「九州歴史資料館将来構想検討委員会」が設立された。調査の結果、小郡市三沢の小郡市埋蔵文化財センターの隣側にある筑後小郡簡保レクセンター跡地に移転地を決定し、2008年4月に着工。太宰府市の旧館は2010年3月31日限りで休館し、2010年11月21日に現在地に開館した。
展示
福岡県立の歴史系博物館として、常設展示では、古代九州を統括した大宰府政庁跡の出土品である鬼瓦をはじめ、古文書や仏像などの展示を通じて、古代から近代に至る福岡県の歴史をたどることができる。その他、年1回の特別展と数回の企画展を開催しており、文化情報広場では通年パネル展も開催している。さらに、中庭からは文化財の修復作業の様子を見ることができる。 また、土・日・祝日には子どもから大人まで楽しめる和同開珎や瓦マグネット作り(有料)、拓本採り・土器パズル(無料)等の古代体験や、実際の出土資料を手にとって見ることができる「飛び出すむかしの宝物」があり、大人から子どももまで楽しみながら歴史を身近に感じ取ることができる。 ●第1展示室-歴史-(とき)の宝石箱
●第2展示室 ●第3展示室-基準資料展示- ●第4展示室-遺構展示- ●文化情報広場 その他、展示資料の歴史性や意味について詳しく解説した「解説シート」が各展示室に置かれ、自由持ち帰ることができる。 アクセス脚注
関連項目外部リンク |
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