公認情報システム監査人
公認情報システム監査人とは、アメリカ合衆国に本部を置く非営利団体ISACAによって認定される情報セキュリティに関する国際標準資格である。Certified Information Systems Auditorの頭文字からCISAとも呼ばれる。 経済産業省から認定されるシステム監査技術者や、特定非営利活動法人日本システム監査人協会(SAAJ)から認定される公認システム監査人(CSA)とは別資格であることに注意すること。 概要公認情報システム監査人は、情報システムの監査および、セキュリティ、コントロールに関する高度な知識、技能と経験を有するプロフェッショナルとして認定された資格である。ANSI ISO/IEC Standard 17024:2003に準拠しているため国際的に評価される。 情報システム監査およびコントロールの専門家資格としては最も長い歴史を持ち、かつ最も国際的に普及しており、欧米諸国を中心に広く認知されている。また、認定後の維持条件が厳しいことが「専門能力を常にアップデートしている」証明として受け止められ実践的資格として評価を受けている。[1] 歴史試験2021年12月現在、試験はCBT(Computer Based Testing)形式で実施され、4時間(240 分)で150の多肢選択方式の問題に回答する。試験は日本国内で受験することができ、日本語で受験することもできる。[2] 試験はドメインと呼ばれる5つの区分から出題される(2021年12月現在)。[2]
認定公認情報システム監査人として認定されるためには、以下の要件を満たす必要がある。[2]
なお、受験者はCISA試験合格後5年以内に申請しなければならない。 実務経験実務経験は、申請前10年間のうち最低5年間の専門的な情報システムの監査、コントロール、またはセキュリティの実務経験が必要である[3]。試験合格時に実務経験を満たしていなくても、試験合格後に実務経験を満たすことで申請することができる。 実務経験の代替以下の条件にあてはまる場合は、組み合わせで最大3年間の実務経験を代替することができる。[4]
出典・脚注
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