基本情報技術者試験の午前試験免除制度
基本情報技術者試験の午前試験免除制度(きほんじょうほうぎじゅつしゃしけんのごぜんしけんめんじょせいど、通称午前免除)とは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が認定した特定の講座を受講し、その後、修了試験(修了認定に係る試験)に合格した者が、国家資格の基本情報技術者試験(FE)の午前科目の受験が1年間免除されるという制度である[1]。 概要情報処理技術者試験の一区分である基本情報技術者試験(FE)には通常、午前試験と午後試験があり、2科目ともに基準点(満点の60%)以上の点数を取ることが合格の条件となっている。 2023年(令和5年)4月から午前試験が科目A試験に名称変更されるのに伴い、午前免除制度は科目A試験の免除制度として引き継がれる予定である[4][5]。 修了試験修了認定に係る試験(しゅうりょうにんていにかかわるしけん)は6月第2日曜日・7月第4日曜日・12月第2日曜日・1月第4日曜日の年4回実施されるが、一つの講座を受講した後、修了試験を受講できるのは2回までである。2回とも合格できなかった場合は再度講座を受講し直す必要がある。
→詳細は「基本情報技術者試験 § 出題範囲」を参照
民間資格の活用以下の民間検定試験に合格した者も、FEの午前試験免除制度の講座を受講することができる。その際、履修する項目数は通常の講座よりも少なくなる[7]また、検定試験合格後に受講する講座を差分講習とも言う。なお、これは構造改革特別区域における特例処置として認められているものである。
このうち、サーティファイの情報処理技術者能力認定試験の2級または2級第一部の合格者は、IPAが提供する修了試験とは別に、サーティファイが提供する修了試験を受験することが可能である[10]。 脚注
関連項目外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia