女子ラグビーワールドカップ2025概要 |
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開催国 |
イングランド |
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期間 |
2025年8月22日 – 9月27日 |
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出場国数 |
16 |
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女子ラグビーワールドカップ2025(2025 Women's Rugby World Cup)は、ワールドラグビー主催によりイングランドで8月22日から9月27日まで開催される第10回女子ラグビーワールドカップ。同国では2010年以来2度目。出場枠がこれまでの12から16に拡大される[1]。
変更点
大会名・ロゴ
前回2021年大会(2022年開催)では、ワールドラグビーは性平等を理由に、大会名から「Women's(女子)」の単語を外した[2]。しかし今大会では復活し、2017年大会と同様に正式名称が「女子ラグビーワールドカップ(Women's Rugby World Cup)」に戻った[3][4][5]。
ロゴが一新され、それまでの「U」をデザイン化したものから[6][7]、ラグビーボール型の楕円内に「RWC」の文字を入れたものになった[8][9]。「WOMEN'S ENG25」の文字が付記されている。
トロフィー
初めて6地域すべてに出場権を与えたこと(「予選」を参照)を機に、トロフィーも新しくなった[10]。
20分レッドカードを適用
2025年8月1日から、世界中すべてのトップレベル大会および試合で「20分レッドカード」ルールを適用することが、ワールドラグビー理事会で決まった。これにより、8月22日開幕の女子ラグビーワールドカップ2025でも正式に採用することになった[11]。
予選
出典[12]
開催国イングランドおよび前回4強入賞チームが自動出場。2024年6月までに、地区予選で6チームが決定した。
さらに、WXV 2024(2024年9月27日-10月13日開催)の上位6チームが加わる。すでに出場が決まっている国を除いた、スコットランド、イタリア、オーストラリア、ウェールズ、スペイン、サモア、オランダ、香港、マダガスカルの9チームから選ばれた。
バンド分け
出場16か国を、2024年10月14日時点の世界ランキングにより、以下のように4つのバンド(強さごとのグループ)に分けられた[21]。
プール分け
2024年10月17日、プール分けの抽選が行われ、以下のように決まった[22]。
プール戦
各プール内で総当たり戦を行う。各プールの上位2チームがノックアウトステージへ進出となる。
プールA
勝ち点が同じ場合は、(1)直接対決の勝者、(2)得失点差、(3)トライ数の差(獲得トライ数から被トライ数を引いたもの)、(4)得点の合計、(5)トライの合計 の優先順位で決まる。
プールB
勝ち点が同じ場合は、(1)直接対決の勝者、(2)得失点差、(3)トライ数の差(獲得トライ数から被トライ数を引いたもの)、(4)得点の合計、(5)トライの合計 の優先順位で決まる。
プールC
勝ち点が同じ場合は、(1)直接対決の勝者、(2)得失点差、(3)トライ数の差(獲得トライ数から被トライ数を引いたもの)、(4)得点の合計、(5)トライの合計 の優先順位で決まる。
プールD
勝ち点が同じ場合は、(1)直接対決の勝者、(2)得失点差、(3)トライ数の差(獲得トライ数から被トライ数を引いたもの)、(4)得点の合計、(5)トライの合計 の優先順位で決まる。
ノックアウトステージ
プール戦上位2チームずつ、計8チームによるノックアウトステージは、トーナメント方式で行われる。3位決定戦も行うため、上位4チームは順位が決まる。トーナメント1回戦(準々決勝)で敗れたチームについては、順位決定戦を行わない。
規定時間内に同点の場合は、10分間の延長戦を2回行い、勝者を決定する。延長戦終了時に同点の場合は、さらに10分間の「サドンデス」戦が行われ、先にポイントを獲得したチームが勝者となる。それでも同点の場合は、キックコンテストが行われる。
最終日には、トゥイッケナム・スタジアムで3位決定戦と決勝戦をダブルヘッダーで行う。
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準々決勝
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準決勝
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決勝
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プールC 1位
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プールD 2位
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プールB 1位
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プールA 2位
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プールD 1位
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プールC 2位
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3位決定戦
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プールA 1位
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プールB 2位
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準々決勝
準決勝
3位決定戦
決勝戦
マッチオフィシャル
2025年5月25日にマッチオフィシャル(審判団)22名が発表された[23]。
レフリー
エイミー・バレット・セロン (南アフリカ共和国)、マギー・コッガー・オール (ニュージーランド)、サラ・コックス (イングランド)、ホリー・デビッドソン (スコットランド)、エラ・ゴールドスミス (オーストラリア)、ナターシャ・ガンリー (ニュージーランド)、オーレリー・グロワズロー (フランス)、ローレン・ジェンナー (イタリア)、クララ・ムナリーニ (イタリア)、キャット・ロッシュ (アメリカ)
アシスタントレフリー
マリア・ヘイトール(ポルトガル)、ジェス・リング(オーストラリア)、アメリア・ルチアーノ(アメリカ)、アンバー・スタンプ=ダンスタン(ウェールズ)、ハリウッド・ウッド(イングランド)、プレシャス・パザニ(ジンバブエ、予備審判)
TMO(テレビジョン・マッチオフィシャル)
レオ・コルガン(アイルランド)、レイチェル・ホートン(オーストラリア)、クイントン・イメルマン(南アフリカ共和国)、マッテオ・リペリーニ(イタリア)、アンドリュー・マクメネミー(スコットランド)、イアン・テンペスト(イングランド)
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脚注
関連項目
外部リンク