岡崎市龍北総合運動場
岡崎市龍北総合運動場(おかざきしりゅうほくそうごううんどうじょう)は、愛知県岡崎市真伝町にある公営の総合運動施設。愛称は「マルヤス岡崎龍北スタジアム」[1]。 1968年(昭和43年)にオープンした愛知県岡崎総合運動場を前身とする。 「県営グラウンド」の通称で長く市民に親しまれてきたが、岡崎市に移管され、2020年(令和2年)7月に岡崎市龍北総合運動場として生まれ変わった[2]。 沿革愛知県岡崎総合運動場![]() 岡崎市は「岡崎総合運動場」を建設するため、1962年(昭和37年)度から、真伝町、滝町にまたがる20万1300平方メートルの土地の用地買収を進め、確保のめどがたったことから、1964年(昭和39年)1月に建設計画を発表した。太田光二市長は建設計画を愛知県に提示し、「用地は無償で提供するので、県営事業で建設してほしい」「県営工事が無理ならば、建設補助金を出してほしい」と陳情した。桑原幹根知事は「検討する」と答えた[3]。 1965年(昭和40年)4月、県営事業として着工。1968年(昭和43年)3月に開場した。最初に完成したのは野球場、テニスコート[4]。 1969年(昭和44年)9月7日、開場を記念して愛知県立岡崎商業高等学校のグランドで第1回岡崎市民陸上陸上選手権大会が開かれる(本運動場で開催されなかったのは整備遅延のため)[4]。1971年(昭和46年)までにサッカー場、陸上競技場、50メートル公認プール、管理棟が建設された[5]。 本運動場は2012年(平成24年)まで岡崎市主催の「おかざきマラソン」の会場であった[注 1]。 設置者は愛知県教育委員会。三幸・スポーツマックス共同事業体が指定管理者として管理にあたっていた。 岡崎市龍北総合運動場2015年(平成27年)4月16日、愛知県と岡崎市の間で、愛知県岡崎総合運動場を岡崎市に移管する基本合意がなされた。当該合意における移管時期は2018年(平成30年)4月1日[6]。その後は市が管理運営する。改修整備し中高生の陸上競技の県大会開催を目指す。補修・撤去等の費用は県が負担するが、陸上競技場は県の補助を受けて市が改修することとなった[7][8]。 2016年(平成28年)2月17日、岡崎市の当初予算案が発表され、移管を受ける予定の本運動場の仮称を「岡崎市龍北総合運動場」とすることが同時に発表された。仮称は運動場を敷地内に含む「龍北公園(りゅうほくこうえん)」から名付けられた[9]。雨天に使用できない土のトラックを全天候型に改め、日本陸上競技連盟公認の第3種陸上競技場に向けた整備を進めるという。またインフィールドは、陸上競技の跳躍種目、投てき種目のほか、サッカー、ラグビー、グラウンド・ゴルフなどの競技が可能となる天然芝にするという[10]。 2017年(平成29年)3月22日、龍北総合運動場の整備基本計画が策定される。プールは施設の老朽化により廃止し、跡地に8面のテニスコートを移転新築する[11][12]。 2018年(平成30年)10月1日、龍北総合運動場の基本設計が公表される。約21ヘクタールの敷地に陸上競技場と野球場、テニスコート、蹴球場、アーチェリー場、多目的運動場、ジョギングコースなどを整備する。総事業費は51億2,481万円。2019年(平成31年)3月に着工し、2020年(令和2年)6月の完成、同年7月のオープンを目指す[2]。 2019年(平成31年)4月1日、特別目的会社「龍北スポーツサポート株式会社」が指定管理者となる[13][注 2]。事業方式は「BTO方式、サービス購入型」[14]。 2020年(令和2年)7月4日、全面オープン。開場式と内覧会が行われた[15]。 2022年(令和4年)1月24日、市は、マルヤス工業株式会社(本社:名古屋市昭和区)と「スポーツ振興に関する協定」を締結。同社は、市の「岡崎アスリート支援事業」と協定に基づく「施設愛称命名権」により、龍北総合運動所の愛称を提示。同年2月1日、愛称は「マルヤス岡崎龍北スタジアム」に決定された[1]。 旧愛知県岡崎総合運動場の施設休業日は毎週水曜日と年末年始(12月28日から1月3日まで)。水曜日が祝日にあたるときは翌日が休業日。プールは7月21日~8月31日は無休で営業。 2014年度の利用者数は127,084人。
アクセス公共交通機関自動車
脚注注釈出典
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