幻のドードーを探せ (Porky in Wackyland)は、1938年 9月24日 に公開されたアメリカ合衆国 の映画会社のワーナー・ブラザースの短編アニメシリーズ「ルーニー・テューンズ 」の作品である。こちらはロバート・クランペット が監督を務めている[ 1] 。
1949年には『幻のドードーを探せ 』(Dough for the Do-Do)が公開された。
主演はポーキー・ピッグ 、声の担当はメル・ブランク 。[ 2]
この作品は、1994年 にThe 50 Greatest Cartoons で8位に選ばれ[ 3] 、2000年 にはアメリカ国立フィルム登録簿 に保存されている。
ストーリー
アメリカ国立フィルム登録簿に保存されたポーキ・イン・ワッキーランド
ドードーを探しにアフリカのへんてこランドに着いたポーキー。
へんてこランドに行ったポーキーは、『ドードーの情報はこちら』という看板を目にし
『どどど・・・どっち?』と聞いたら、案内役は14本の指で『あっちだ!』答える。
案内役はその後、トンネルを出してポーキーを誘導させ、ポーキーは中に入り、皿に落ち、ドードーと出会う。
ポーキーは『キミが最後のドードー?』と質問し、ドードーは『はい、僕が最後のドードー』と答え、ドードーはダンスをし、追いかけっこが始まった。ところがポーキーは、レンガを壊し、頭をぶつけて泣いてしまう。
そしてドードーが楽しく歩いてる時、『号外!ポーキーが最後のドードーを見つけた!』という一報の速報を聞く。
それを聞いたドードーは、『ホント!?どこどこ?』と答えた。ところが、それはポーキーの嘘であり、
『今さ』とドードーを殴り、捕まえ、『や、やったぞ。最後のドードーを捕まえたぞ』と喜ぶポーキー。
ところがそのドードーは、『おい、僕は最後のドードーなんかじゃないよ。そうだろう?みんな』と、数えきれないほど仲間達を呼んだ。
実はこのドードーは最後のドードーではなかった。
1938年版と1949年版との違い
へんてこランドのシーンの多くは、殆ど同じ。シーンは同じでも1949年版では場面の配置が逆にだったり色々と異なっている。また、一部のキャラクターが削除されている(傘を持つ金魚、天井を歩くキャラクターなど)。
文字の書体は一部を除き、リメイク版で変更されている。
1949年版では『号外!号外!(EXTRA! EXTRA!)』のシーンと、ポーキーが視聴者に向けて『ドードーを捕まえに行くんだ』というシーンはカットされた。
新聞の内容の一部が1949年版では4000が4.000になっており、DARKEST AFRICA?の"?"が無くなっていることがわかる。
怪物が木を壊す場面が、1949年版では壊さないことになっている。
ポーキーが人に向けて指をさしているところは、1949年版では見られない。
青い囚人が殴られる場面は1938年版のみ。
くっついた猫と犬が暴れまわるシーンもオリジナル版のみ。
オリジナル版にはなかった輪ゴムが、リメイク版で登場している。
3つ頭の人の3つ目の頭が、1938年版では黒髪、1949年版では金髪になっている。
案内役が立っているところの背景が1938年版と1949年版で異なっている。
1949年版では、案内役の目の回転度が変更されている。
1938年版では、水道に落ちるシーンがある。1949年版では案内役が絵を回してポーキーが落ちるシーンを視聴者に見せていた。
1938年版ではストーリーで述べている通り、ポーキーが涙を流している。リメイク版では笑っているが、雲の上のドードーが、パラシュート付きのレンガを落とした。
ここから1938年版と1949年版では順序が異なり、1938年版ではポーキーが号外を伝える人に変装し、1949年版ではポーキーがドードーの変装をすることになっている。
オリジナルではドードーが捕まって仲間を呼び出す時、多くの数のドードーがいたが、リメイク版ではポーキーがドードーを連れ去った際、出現したドードーは8匹に減らされ、ドードーが絶滅していなかったことも知られる事なく終わっている。
脚注
関連項目
キャラクター 短編作品
テレビ番組 派生作品
関連項目