忍びの者『忍びの者』(しのびのもの)は、村山知義の歴史・時代小説。 戦国時代を舞台に、権力者たちに利用される下忍たちの悲哀と反抗を描いた作品。1960年11月から1962年5月まで『赤旗』の日曜版に連載され、後に映画化、戯曲化、テレビドラマ化もされた。 概要
単行本
映画
1962年に主演:市川雷蔵、監督:山本薩夫で映画化された。白黒作品。リアリズムと醜い権力争いの犠牲者という視点を持ち込んだ作品で、ヒットにより後にシリーズ化された。1989年「大アンケートによる日本映画ベスト150」(文藝春秋発表)では第146位にランキングされている。 あらすじ
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スタッフ
同時上映
シリーズ本作の大ヒットにより、市川雷蔵主演でシリーズ化された。全作白黒作品。主人公は第3作までが石川五右衛門。第4・5作が霧隠才蔵、第6作がその子である才蔵二世、第7作が再び霧隠才蔵、第8作がオリジナルの架空忍者・霞小次郎。
松方弘樹主演の作品(1970年):大映京都製作。雷蔵死後、東映から松方をレンタル移籍させ、シリーズ継続。
戯曲キャスト(戯曲)スタッフ(戯曲)人形劇1966年に人形劇団プークにて『石川五右衛門』のタイトルで上演された[2][3]。1981年に再演[3]。 スタッフ(人形劇)テレビドラマ
NETテレビ系列にて1964年7月24日から1965年7月30日まで毎週金曜夜8時からの1時間枠で放映された。主演は品川隆二。全52話[4]。モノクロ作品。当初は半年間の放映予定だったが、高視聴率だったために1年間に延長された。主人公は東映が東千代之介を当てるよう希望してきたが、プロデューサーの上月は役に合っているという理由で、第二東映にいた品川を引っ張ってきた[5]。明智光秀には仲谷昇をキャスティングするつもりだったが、出演料の問題で仲谷にそっくりで新人の栗塚旭を抜擢している[6]。
DVD2021年にベストフィールドから『往年のテレビ傑作映画 第1話特集2』として『柳生武芸帳』・『われら九人の戦鬼』・『ゼロ戦黒雲隊』の第1話が収録され、デジタルリマスター版として発売された。
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