汐路章
汐路 章(しおじ あきら、1928年1月9日[1] - 1994年10月29日)は、日本の俳優。京都府京都市出身。潮路 章名義の作品もある。本名は滝川 清光[1]。 来歴・人物1948年に大友柳太朗主宰の「新星座」入団[1]。後に高田浩吉劇団に移る[1]。1950年代末から、東映の時代劇・現代劇・ヤクザ映画での悪役・敵役で活躍。品の良くない精力絶倫な男・悪徳刑事・犯罪者・破戒僧や『水戸黄門』では主に権力者にこびへつらい弱いものをいじめるチンピラヤクザなどに扮してきた。 その一方で、千葉真一主演の『激突! 殺人拳』、『脱走遊戯』で片言の日本語しかしゃべらない中国人、『服部半蔵 影の軍団』第23話「赤い蛇の目は死の宣告」では間の抜けた同心をコミカルに演じたほか、後述の階段落ちや『激突! 殺人拳』では主人公の腕を逆手に取るものの宙返りされてしまうシーンを、吹き替え無しで自ら演じるなど、役者として幅広い面を見せている。 『仮面の忍者 赤影』では顔を塗りつぶしての役柄が多かったが、当初は抵抗があったものの次第に面白がるようになり、自身が演じる「魔風雷丸」の白塗りメイクなどを本人自らが行っていた[2]。後年、『赤影』で少年忍者青影を演じた金子吉延と再会した際には「赤影は名作だよ」と延々話していた[3]。 叩き上げの大部屋育ちで、『蒲田行進曲』の登場人物「ヤス」のモデルとして知られる[2]。汐路が実際に『新選組』で階段落ちの撮影に挑んだ際には、撮影当日の朝になって妻子のために無審査の簡易保険に申し込んだという[2]。 役のイメージとは裏腹に、実生活では故郷の京都で、無料の書道教室を開講して子供たちと触れ合うという一面を有する温厚な人柄であった。 1975年には第1回くまもと映画祭の男優部門で特別功労賞を受賞している。 1994年10月29日、肝不全のために京都府京都市の病院で死去。66歳没。 出演映画
テレビ映画
バラエティ
その他
CM受賞
参考文献
出典外部リンク
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