意地悪ばあさんリターンズ 伝説のばあさんVS湾岸署スリーアミーゴス意地悪バトル
『意地悪ばあさんリターンズ 伝説のばあさんVS湾岸署スリーアミーゴス意地悪バトル』(いじわるばあさんリターンズ でんせつのばあさんバーサスわんがんしょスリーアミーゴスいじわるバトル)は、1999年10月12日にフジテレビ『火・曜・特・番!!』枠(第1回)で放送されたテレビドラマである。 概要長谷川町子の4コマ漫画『いじわるばあさん』を原作として、1981年から1982年にレギュラー放送されたあと、『月曜ドラマランド』枠などで1989年まで不定期に製作された青島幸男主演のテレビドラマ『意地悪ばあさん』の10年ぶりの新作にして、スペシャル版最終作となった。同時に、フジテレビ系列で1997年に放送された『踊る大捜査線』を初出とするスリーアミーゴスとの共演が売りとなっており[1]『踊る大捜査線』のスピンオフとしての側面も併せ持っている[2]。 空き巣撃退シーンでは、いじわるばあさんが運転するトラックに搭載されている拡声器で「泥棒〜! 町内会長さんのカツラを、返しなさ〜い!」と叫び、町内に町内会長の秘密が知れ渡ってしまうというオチがついた。 レギュラー放送終了後もおおよそ年2回のペースで作成されていた『意地悪ばあさん』のスペシャル版は1989年に一旦終了したが、青島が1995年に東京都知事へ就任した後も都議会との対立などで目立った成果を挙げられなかったこともあり、在任中から「意地悪ばあさんだ」「都知事を退いたら意地悪ばあさんに戻るのではないか」「2期目に出馬・再選できなかったら意地悪ばあさんの新作が作られる」などと揶揄されていた。結局、1999年に1期限りで知事を勇退したことから言われていたとおりの『意地悪ばあさん』再登板となり、続編の制作も検討されていた。しかし、視聴率は10%台がやっとと芳しくなく、再シリーズ化の構想も立ち消えとなり、本作が名実ともに青島主演の最終作となった。長谷川町子原作の映像作品の例に洩れず、DVD等の映像ソフトは発売されておらずCS等での再放送・インターネット配信も一切実施されていない。 なお、青島の没後となる2009年から2011年まで、市原悦子主演の『いじわるばあさん』シリーズ3作が『金曜プレステージ』枠で製作された。 あらすじ誰彼構わず意地悪を仕掛けて相手を怒らせることを生きがいとする「意地悪ばあさん」こと波多野たつは湾岸署の一日署長に任命され、同署の名物3人組・スリーアミーゴスを困らせていた。ところが、商店街で連続窃盗事件が発生し、町内会長が金庫に保管していたカツラが盗まれていたことが明らかになると捜査班はたつの犯行を疑い、被疑者として取り調べを受けることになってしまう。犯行に身に覚えの無いたつは捜査班から犯人と決め打ちされたことに怒りを爆発させ、単独で真犯人を捕えて捜査班を出し抜いてやろうと得意の意地悪を駆使しての大捕物に乗り出したのであった。 登場人物基本設定は1981年版やその後に作られたスペシャル版とほぼ共通しているが、キャストは主演の青島幸男以外は一新されている。なお1981年版などに登場していた、下宿人の万年や町の警察官の早野は、本作には登場しない。
『踊る大捜査線』からのクロスオーバー
その他河西りえ、松元ヒロ、大堀浩一、大木正司、山上賢治、井上夏葉、ドン貫太郎 ほか スタッフ
主題歌参考文献
出典
関連項目
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