播磨科学公園都市
座標: 北緯34度56分09秒 東経134度26分32秒 / 北緯34.93583度 東経134.44222度 ![]() ![]() 2010年5月15日撮影の10枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。 播磨科学公園都市(はりまかがくこうえんとし Harima Science Garden City)は、兵庫県南西部(播磨地方)の丘陵地帯(吉備高原の東端部)を切り開いて造成した学術公園都市。 上郡町、佐用町、たつの市にまたがり、3市町の住所に光都と付く。西播磨テクノポリス計画の拠点都市である。 概要
当地域の開発については、新宮町が1972年(昭和47年)6月20日の臨時町議会に提案した「新宮町基本構想」の中の「西播磨ファームタウン」にその原型を見ることができる。町域西部の山林地帯を東急土地開発株式会社と提携しながら、三日月町・上郡町および新宮町の3町共同で開発し、「自然条件を生かし、公害のないファームタウンの開発と文教及び健全なレクレーション施設の早期開発を行う」という構想であったが、高度経済成長の終焉によって結局実現しなかった[1]。 国内外の著名な建築家・ランドスケープデザインの専門家ら(磯崎新、安藤忠雄、渡辺真理、ピーター・ウォーカーなど)の指導のもと、“時間とともに成長する森の中の都市”をコンセプトに都市全体の計画がなされた。都市機能と景観の両面から一体的にデザインすることにより、快適な居住環境と優れた研究環境を備えたデザイン性の高い都市を目指した[2]。そのため特にその最初期のものについて、ポストモダン建築など計画当時(1980年代)の建築デザインの潮流を反映した、上述の建築家らによるデザイン性の高い一連の建築物群が多数みられる。 1997年には目玉施設であるSPring-8の供用開始を受けて、「まちびらきフェスティバル」が行われた[3]。 通称"テクノポリス"あるいは"テクノ"とよばれており、都市へ通じる兵庫県道44号相生宍粟線には"播磨テクノライン"という愛称が付けられている。都市の中心には"テクノ中央"交差点がある。 開発開始から30年にあたる2015年の報告では、区域人口は1,434人であり、当初の計画人口25,000人に対し僅か 5.7%にとどまっている[4]。 主に公共施設や研究施設等が立地しており、造成地の大半は現在売り出し中である。 立地施設研究機関
公共機関
郵便局
スポーツ施設
学校・教育施設
企業
交通機関バス
一般道路相生市方面
たつの市方面
上郡町方面 佐用町方面
高速道路ヘリポート
脚注注釈出典
参考文献
関連項目
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia