東京大学生産技術研究所
![]() 東京大学生産技術研究所(とうきょうだいがくせいさんぎじゅつけんきゅうしょ、英称:Institute of Industrial Science, the University of Tokyo)は、東京大学の附置研究所で、「生産に関する技術的諸問題の科学的総合研究ならびに研究成果の実用化試験」[2]を目的として設立された研究所である。略称は東大生研、IIS。 工学のほぼすべての分野をカバーしており、大学の附置研究所としては日本最大級である[3]。 概要太平洋戦争中の1942年、千葉県千葉市弥生町の敷地14.7万坪 (48.5ha) に、東京帝国大学第二工学部が、戦時体制下の戦力増強のために設立[4]。第二工学部は1949年に学生募集を停止。同年第二工学部の後身として第二工学部内に生産技術研究所は設立された。 一部の大規模実験施設は千葉実験所として残り[5]、西千葉の生研跡地は千葉大学西千葉キャンパスとなった。 1952年、東京大学の附置研究所となる。 1962年に、東京都港区六本木7丁目(旧:麻布新龍土町)の旧陸軍歩兵第三連隊兵舎へ移転した。 1964年、東京大学宇宙航空研究所(現:宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所)創設のためロケットグループは宇宙航空研究所に移転した。 2001年に、六本木キャンパスから駒場IIキャンパスへ移転した。現在は、駒場IIキャンパスには研究所の研究部、事務部、附属研究施設であるセンターおよび共通研究施設の試作工場・電子計算機室等を置いている。 2017年(平成29年)4月に千葉実験所は西千葉地区から柏キャンパス(千葉県柏市柏の葉)内に移転した[5]。同時に東京メトロから営団01系電車を譲渡され、実験線を走行している。 現在は5研究部門、1客員部門、3寄付研究部門、7社会連携研究部門、9研究センター、2連携研究センター、2国際連携研究センター、千葉実験所などを持つ研究所である[6]。大学院生約750名、教員約250名、研究員・技術職員約1,000名が在籍し、大学に附置された研究所としては日本最大級であり、世界でも屈指の規模を誇る。途中で分離した航空宇宙部門を除く広い分野を研究領域とする。 組織研究部門
客員部門
寄付部門
社会連携研究部門
附属研究施設
連携研究センター
国際連携研究センター
大学院教育生産技術研究所は東京大学大学院の以下の研究科・専攻の教育も担当している。
所在地
脚注出典
広報資料・プレスリリースなど一次資料外部リンク |
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