栗木 (横浜市)
栗木(くりき、英: Kuriki)は、横浜市磯子区の町名。現行行政地名は栗木一丁目から三丁目。住居表示実施済み区域。 地理磯子区中部の内陸に位置する。中央を南北に笹下釜利谷道路が通り、道の東側が一丁目、西側北部が二丁目、西側南部が三丁目となっている。道に沿うように笹下川が流れる。笹下釜利谷道路沿いには古くからある住宅や商店がみられ、丘陵地には三井団地や洋光台ハイタウンなどの分譲住宅地が広がる。 地価住宅地の地価は、2023年(令和5年)1月1日の公示地価によれば、栗木3-16-13の地点で16万円/m2となっている[5]。 歴史かつての久良岐郡栗木村であり、1889年(明治22年)に笹下・矢部野・日野・田中・上中里・峯・氷取沢の各村と合併、日下村大字栗木となる。1927年(昭和14年)に横浜市に編入され、磯子区栗木町となった。1970年に、栗木町の一部を含む一帯が洋光台となる。1983年8月8日に住居表示を実施し、栗木町を廃して栗木一〜三丁目が設けられた[6]。 磯子区では明治後期から第2次世界大戦前まで花の栽培が盛んに行われ、栗木にも昭和10年ごろ〜20年ごろまでカーネーションやテッポウユリ、キクなどの栽培を行う温室があった。すでに温室は姿を消したが、「温室前」のバス停留所に当時をうかがい知ることができる[7]。 地名の「くり」は、古語で物の位置すべきところを指す「座(くら)」が転じたもので、「き」は「城」から転じたものと考えられ、横浜南部の古い広域地名「久良岐(くらき)」の語源になったと考えられている[8][9]。 沿革
町名の変遷
世帯数と人口2023年(令和5年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
人口の変遷国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷国勢調査による世帯数の推移。
学区市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[16]。
事業所2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[17]。
事業者数の変遷経済センサスによる事業所数の推移。
従業員数の変遷経済センサスによる従業員数の推移。
交通町の中央を東西にJR根岸線が通る。昭和50年代まで駅の誘致活動が行われていたが、現在に至るまで駅の新設は具体化されていない。栗木二丁目から根岸線洋光台駅までは概ね1km圏内である。笹下釜利谷道路や環状3号線に洋光台駅や上大岡駅、金沢文庫駅へのバスの便があるほか、住宅地の狭隘道路を通り洋光台駅と磯子駅を結ぶ小型バスの路線もある。 施設
その他日本郵便警察町内の警察の管轄区域は以下の通りである[20]。
関連項目脚注
参考資料
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