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『欽ちゃんの週刊欽曜日』(きんちゃんのしゅうかんきんようび)は、1982年10月8日から1985年9月27日までの3年間に渡ってTBS系列局で毎週金曜日21:00 - 21:54 (JST) に放送された公開バラエティ番組。番組タイトルは、正確には「欽」が〇で囲まれている。
この番組のテーマ音楽は、後にレイモン・ルフェーブルによって「Jump With Kinchan」として取り上げられ、実際にオープニングにも使用された(作曲は土持城夫)。
概要
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番組開始当初は、番組タイトルにもあるように各コーナーを週刊誌の連載漫画に見立てて進行していた。
- ミュージカル・コメディー ザ・ちなみショー
- 萩本欽一・風見慎吾・佐藤B作が燕尾服にシルクハットの出で立ちでBGMに合わせて登場し、萩本がうんちくを述べる→風見がその補足をする→B作が「ちなみに私」のフレーズでオチをつける。その後はそれに関するトークを繰り広げる。これを3回ほど行う。B作が草野球の試合で右足のアキレス腱を断裂し、本番組を休演した際は、小西博之がB作の役回りを担当した。B作のここでの役名は、当初は「ちなみクン」だったが、その後「B作クン」に改められている。『カックラキン大放送!!』で類似のコーナーが存在したこともある。
- 男と女のポエム
- 毎回あるテーマに沿ってカップルの設定でレギュラー陣がコントを繰り広げる。最後は決まって小西と清水由貴子のペアで、清水が「一緒に歌でも歌わない?」と言うと、小西の「歌?」の一言とともに何処かしこからマイクロフォンが登場し、2人で歌を歌うのが定番であった。このコーナーで歌われた「銀座の雨の物語」は、シングルレコードとしてリリースされた。
- 欽ちゃんバンド
- 当初は「連続家出漫画・善三が行く」として、清水善三が何かにつけて家出を試みようとするという構成だったが、数回の放送の後、設定が「バンドをやめたい」というものに変わり、その際のコント終了後の演奏が、専門教育を受けていないにもかかわらずきちんと整った演奏で完奏したことから好評を呼び、コミックバンド路線の「欽ちゃんバンド」としてメインのコーナーに育っていく。
- メインコーナー後の概要は以下の通り。
- 演奏前にコミックバンドの設定でコントを行い、その後本格的な演奏を行う。ツカミは、佐藤B作の「キ〜ンちゃんバぁンド、OKぃ?」。
- 演奏曲はポップス・演歌・民謡など多岐に渡り2週同じ曲を演奏する。
- 後半はゲストを招いてトークを繰り広げたのち、ゲストも参加して同じ曲を演奏する。演奏の失敗もカットせず、ハプニングとしてそのまま放送することが多かった。
- 演奏の途中で清水由貴子がミスをすると、B作が厳しく叱責する。それを見かねて善三が由貴子を庇う。それを見てB作が客席に向かい、蟹股になって両手の人差し指を頭の上で交差させ(×の字を作り)ながら「善三と由貴子は、アぁチチだぁ〜!」と叫ぶ。それを客席にも言わせる。由貴子は、後のトーク番組で[どこ?][いつ?]「善三さんと付き合っているんでしょ?」と巷で盛んに聞かれて困惑したと語っている。
後年は上記コーナーを一切取りやめ、毎回1話完結の舞台演劇のみで進行した時期を経て、1985年4月以降は中村ブン等の数人の新メンバーを加えて、欽ちゃんバンドのコーナーを復活させた番組構成で放送された。
2000年代には、CS放送のTBSチャンネルにて再放送が行われた。
出演者
( )内の記述は、欽ちゃんバンドでの担当楽器。
スタッフ
関連項目
上記『欽ドン!』と『欽どこ』はそれぞれ放送局が異なるものの、同じ欽ちゃんファミリー番組として萩本と3番組の出演者が一同に会したスペシャル番組が『欽ドン!欽どこ・欽曜日、三番組まとめてドン!』と題して3回放送され、1983年秋・年末から1984年春にかけて、フジテレビ → テレビ朝日 → TBSの持ち回りで制作された。内容は、『欽ドン!』の良い子悪い子普通の子にコーナーに他番組のメンバーが出演したり、欽ちゃんバンドの演奏を3番組の出演者で行ったり、ドラマ仕立てで出演者が次々と入れ替わるコントなどが放送された。TBSが当番時には生放送で送られ、途中で切り替わるスポンサーをテレビを見ながら読み上げるなどナマらしい演出がなされた。
備考
- 番組内で以下の曲が歌われリリースされた。
- 風見慎吾
- 小西博之・清水由貴子
- 「銀座の雨の物語」(作詞:阿久悠、作曲:南こうせつ)
- B面(ジャケットには「佐藤のB面です。」と記載)は、同一曲を佐藤B作・天園翔子が歌唱したライブ版。
- 「欽ちゃんバンド」をメインとして本番組をモチーフとした盤ゲームもエポック社から発売された。
放送局
※系列は放送当時のもの。
ネット局に関する備考
- 福島県では、福島テレビにおいて1983年3月25日まで同時ネットで放送されていたが、1983年4月1日にフジテレビ系列へネットチェンジ(JNN脱退・FNN加盟)したのに伴い、同年4月から9月までは同年3月まで『木曜座』を同時ネットで放送していた枠であり、『ザ・ベストテン』の直後枠である木曜22:00 - 22:54へ変更された[23]。福島県では1983年10月 - 11月は未放送となったが、同年12月にテレビユー福島が開局した事に伴い、2か月ぶりにネットを再開している。
- 秋田放送は、当初は月曜22:00 - 22:54に放送されていたが、後に『世界まるごとHOWマッチ』の直前枠となった土曜16:00 - 16:54に放送時間が変更された。
- 北日本放送は、月曜22:00 - 22:54に放送していた。
- 福井放送は、土曜23:00 - 23:55に放送されていたが、1983年4月に打ち切りとなった。
脚注
- ^ ※スケジュール事情により第14回で途中降板。
- ^ 当初は男と女のポエムのみの出演であったが、欽ちゃんバンドにトランペット担当として参加。
- ^ 出演当時はタレントで、のちにテレビ新潟アナウンサー。
- ^ 『北海道新聞』1983年9月テレビ欄
- ^ a b 『岩手日報』1983年9月テレビ欄
- ^ a b 『福島民報』1983年9月テレビ欄
- ^ 『秋田魁新報』1983年4月9日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 厳密には、サービス放送期間中の1983年12月2日から。
- ^ a b 『山梨日日新聞』1983年9月テレビ欄
- ^ 『新潟日報』1983年9月テレビ欄
- ^ 『信濃毎日新聞』1983年9月テレビ欄
- ^ 『北國新聞』1983年4月4日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『北國新聞』1983年9月テレビ欄
- ^ 『北國新聞』1983年4月9日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『中日新聞』1983年9月テレビ欄
- ^ 『京都新聞』1983年9月テレビ欄
- ^ 『山陰中央新報』1983年9月テレビ欄
- ^ a b 『山陽新聞』1983年9月テレビ欄
- ^ a b c 『愛媛新聞』1983年9月テレビ欄
- ^ a b c 『熊本日日新聞』1983年9月テレビ欄
- ^ a b 『宮崎日日新聞』1983年9月テレビ欄
- ^ 『沖縄タイムス』1983年9月テレビ欄
- ^ 1983年4月以降における福島テレビの金曜ゴールデン・プライム枠はフジテレビ系番組枠に変更(金曜20時台・21時台は『時代劇スペシャル』に変更され、1983年3月までの直後番組であった『金曜日の妻たちへ』(第1シリーズ)も『金曜劇場』に切り替えられたため同年4月以降は遅れネットに変更)。1983年4月以降における直前枠となった『ザ・ベストテン』は、福島テレビでは視聴者保護のため同年9月まで同時ネットで放送した。
外部リンク
TBS系 金曜21時台 |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
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欽ちゃんの週刊欽曜日
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現在出演中の番組 | |
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過去の出演テレビ番組 |
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主な出演ラジオ番組 | |
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関連人物 | |
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関連項目 | |
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