沢田 亜矢子(さわだ あやこ、本名:澤田 元美〈さわだ もとみ〉[2]、1949年〈昭和24年〉1月1日 [1]- )は、日本の女優、歌手、タレント。所属芸能事務所はオフィスのいり。北海道北見市生まれ。北海道北見北斗高等学校卒業、国立音楽大学声楽科中退[1](一年で中退[3])。
娘はシンガーソングライターの澤田かおりで[4][5]、娘のライブのゲストとして親子共演している[6]。
人物・来歴
東京都の高輪プリンスホテル内『ナイトスポット』でピアノの弾き語りのアルバイトをしていたところをスカウトされ[3]、1973年、岡田嘉子が作詞を手掛けたシングルレコード 『アザミの花』で歌手デビューした。同年この曲を含むアルバム(LP)『アザミの花/特別なともだち〜沢田亜矢子ファーストアルバム』発売(詳細はディスコグラフィを参照)[1]。
1979年、『ルックルックこんにちは』の司会を担当。
1984年以降は専ら女優として活動し、『結婚の資格』、『芸能社会』[1]、『我慢できない!』[1] などのテレビドラマや、映画『せんせい』などに出演した。特に『火曜サスペンス劇場』は常連であった[1]。
2007年2月、それまで未経験であった、歌手としてのコンサートを初開催。同年12月、58歳にして、初めてのヌード写真集を発売した[7]。
私生活
1985年(昭和60年)に週刊誌にスキャンダル写真が掲載。同年4月から渡米し4か月間活動停止した。渡米期間中の8月にシングルマザーとして長女(シンガーソングライターの澤田かおり)を出産し、その事実は出産から3年後の1989年(平成元年)6月の芸能ニュースで明らかになり、その事実を認めた[8]。なお、当初は妹夫婦の子とされていた。娘の父親に関しては、その後も非公表である[1]。
1995年(平成7年)、自身の担当マネージャーであった松野行秀と結婚したが、1997年(平成9年)からは以後4年に及ぶ泥沼離婚劇を繰り広げ、松野によるドメスティックバイオレンス(DV)も報じられた。2001年(平成13年)3月、協議離婚が成立[1]。
出演
テレビドラマ
- 「眼の中の悪魔」(1984年8月11日)
- 「湯煙りの密室殺人」(1994年2月19日)
- 「作家 小日向鋭介の推理日記」シリーズ(1997年 - 1999年) - 小日向真知子
- 「ラーメン刑事「龍」の殺人推理」
- 「再捜査刑事・片岡悠介」(2010年3月13日) - 小池優子
- 「事件(17) 大富豪の夫を殺した女!」(2016年6月4日) - 茅原素子 役
- 「鎌倉ペンション物語」(1989年)
- 「一緒に暮らしたい」(1990年)
- 「湘南ペンション通り」(1991年)
- 「温泉に行きたい」(1992年)
- 「狙われた美人キャスター」(1983年3月1日) - 沢木美也子 役
- 「穴」(1986年)
- 「妻愛人同伴殺人ツアー」(1987年7月)
- 「L特急さざなみ7号で出会った女」(1988年、大映テレビ放送)
- 「密閉島」(1988年8月、日本映像)
- 「松本清張スペシャル・やさしい地方」(1988年11月、松竹・『霧』企画) - 萩山芳子 役
- 「通勤快速殺人事件」(1989年5月、日本映像)
- 「森村誠一の電話魔」(1990年3月、日本映像)
- 「森村誠一の結婚株式会社」(1990年11月6日放送、日本映像)
- 「森村誠一の怒りの樹精」(1992年1月、日本映像)
- 「森村誠一の音」(1992年5月、日本映像)
- 「森村誠一の共犯の瞳」(1992年12月、日本映像)
- 「素顔を取り戻した女」(1993年9月、東映)
- 「身辺警護」(2001年12月) - 木島美那子 役
- 「女弁護士高林鮎子32・山形新幹線つばさ106号の乗客」(2003年7月1日放送、東映)
- 「万引きGメン二階堂雪10・ねたみ」(2003年5月26日放送、TBS系・ネクストプロデュース) - 真木あすか 役
- 「家政婦春子 他人の不幸は蜜の味−嫁姑 殺意の接点-」(2005年10月5日) - 平山信子 役
- 「山村美紗サスペンス・不倫調査員・片山由美(10) 京都化野・梅若絵巻殺人事件」(2008年、TX) - 伊藤加奈子 役
- 「刑事・ガサ姫〜特命・家宅捜索班〜」(2012年、TX) - 城木雪枝 役
- 「特命おばさん検事! 花村絢乃の事件ファイル」(2012年、TX) - 中村倫子 役
- 「ドクターハート 薮田公介の事件カルテ」(2014年、TX) - 森山民子 役
- 「警視庁特命刑事☆二人」 - 朝香恵子
- 「十津川警部シリーズ41 寝台特急殺人事件」(2009年、TBS)
- 「離婚妻探偵」(2006年11月27日、TBS) - 高柳百合 役
- 「離婚妻探偵2」(2009年6月15日、TBS) - 高柳百合 役
情報・バラエティ番組
他多数
ラジオ
- 沢田亜矢子のナイト・イン・ポートサイド(ラジオ関東)
- 沢田亜矢子の生きがいラジオ(2023年4月6日 - 2025年3月27日、ラジオ日本)
- 沢田亜矢子と松岡愛美のリミックスラジオ(2025年4月3日 - 2025年6月26日、ラジオ日本)
CM
映画
舞台
- ラ・マンチャの男(1983年) - アントニア 役
- そして誰もいなくなった
- 大草原の小さな家
- 三婆(さんばば)
- ステッピング・アウト
- 白雪姫
- 京の螢火(2017年11月3日 - 11月26日、明治座) - お定役[12]
テレビアニメ
吹き替え
音楽
シングル
- その他のシングル
アルバム
オリジナル・アルバム
- ※全曲作詞:東京ムービー企画部/全作曲:渡辺岳夫/全編曲:松山祐士
- さあ歩きはじめよう
- コーラス:シンガーズ・スリー
- マチヤはともだち
- コーラス:少年少女合唱団みずうみ
- すてきな白鳥号
- コーラス:シンガーズ・スリー
- 笛をふこうよ
- ぼくらはなかよし
- コーラス:少年少女合唱団みずうみ
- ぼくらはなかよし(カラオケ)
- だいすきなカピ
- リーズとぼく
- ママにあいたい
- コーラス:シンガーズ・スリー
- はらぺこマーチ
- コーラス:少年少女合唱団みずうみ
- はらぺこマーチ(カラオケ)
- おやすみなさい
- コーラス:シンガーズ・スリー
その他
- 働く女性のための心理音楽 聖音の響き/伊藤詳(1984年/キングレコード、K28A-520)
タイアップ曲
年 |
楽曲 |
タイアップ
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1977年 |
径程 |
日本テレビ系テレビドラマ「さすらいの旅路」主題歌
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愛の残像 |
日本テレビ系テレビドラマ「さすらいの旅路」挿入歌
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さあ歩きはじめよう |
日本テレビ系テレビアニメ「家なき子」主題歌
|
はらぺこマーチ |
日本テレビ系テレビアニメ「家なき子」挿入歌
|
1980年 |
想い出によりそえば |
日本テレビ系テレビドラマ「手ごろな女」主題歌
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さよならの行方 |
日本テレビ系テレビドラマ「手ごろな女」挿入歌
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1983年 |
ためらいの午后 |
クオレ化粧品・イメージソング
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著書
- 『ただ今わたし適齢期』恒友出版、1983年3月1日。
- 『受胎のとき 女として、母として』ラインブックス, 1993
- 写真集
脚注
関連項目
- コサキンDEワァオ! - コントドラマで関根勤が演じるキャラクターに「沢田亜矢子クラスの大女優 沢村勤子(関根村勤子/勤美)」がある。
外部リンク
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期間 |
司会 |
ニュースコーナー
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メイン |
アシスタント |
月 - 水 |
木・金
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1979.4.2 |
1984.9.28
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沢田亜矢子 |
(出演なし) |
(コーナーなし)
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1984.10.1 |
1987.3.27
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岸部四郎
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1987.3.30 |
1991.5.31
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斉木かおり
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1991.6.3 |
1995.3.31
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米森麻美
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1995.4.3 |
1996.3.29
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笛吹雅子 |
笹尾敬子 |
石田昭彦
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1996.4.1 |
1998.4.6
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小栗泉
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1998.4.7 |
1999.4.2
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松永二三男
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1999.4.5 |
1999.12.31
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高田元広
|
2000.1.4 |
2001.3.30
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高田元広 |
庭野めぐみ
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