福岡県立伝習館高等学校
福岡県立伝習館高等学校(ふくおかけんりつ でんしゅうかんこうとうがっこう)は、福岡県柳川市本町にある県立高等学校。 略称は「伝習館」(でんしゅうかん)や「伝習」(でんしゅう)。ふくおかスーパーハイスクール(FSH)指定校。 概観伝習館高校の起源は1824年(文政7年) 柳川藩第九代藩主立花鑑賢(あきかた)により創設された柳川藩藩校伝習館にあるが、その発祥は、1660年頃(寛文・元禄期)の鎮西の鴻儒であった安東省庵及びその子孫が藩儒となり、藩士子弟を指導していた家塾にある。 1824年(文政7年)の伝習館創設後、安東節庵が教授となり学規学則を定め、学校の組織内容を確立した。 1868年(慶応4年)には藩政の大改革に際し、一時学館を廃止したが、1869年(明治2年)に、さらに規模宏大な文武館を建設した。西洋学術を取り入れるなど時代に則した人材教育を行ったが、発足して3年余にして廃校となった。廃校後、英学校、師範学校を経て県立中学校となり、現在の伝習館高校となった[1]。 「伝習館」の名は1824年(文政7年) 柳川藩第九代藩主立花鑑賢(あきかた)により設立された藩校の名に由来する。その由来は、論語学而篇の中の「曾子曰く、『吾、日に吾が身を三省す。人のために謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを伝ふるかと。』」にある[2]。 1871年(明治4年)の廃藩置県により藩校は廃止されたが、のちに学制の下で学校を設立する際、再び「伝習館」の呼称が用いられた。 歴史![]()
校章三稜と呼ばれている。明治時代に校章に採用されて以来、伝習館の教育目標を象徴。三方にのびる稜線は、「知」「徳」「体」の均衡をめざしバランスよく成長することをあらわす。 校訓・校風朝課外が7時40分から行われ、3年次には原則18時までの夕課外が行われている。 大半の生徒は国立大学への現役進学を目指す。毎年、難関国立大学へは数名、九州大学へは20名程度合格している。また、5名程度が公務員へ就職する。 校歌伝習館高等学校校歌 一、星座よ輝け 我がこの柳河 橘蔭後あり 開きて匂はむ 伝習館 伝習館 正大ここに集ひ 剛健夙にきこゆ 為すべし為すべし 我等友あり 二、平野よ栄あれ 我がこの南筑 醇風学あり 緑の若葦 伝習館 伝習館 新人雲と興り 誠実土にひびく 起つべし起つべし 我等奮へり 三、洋々 明日あり 我がこの清流 注ぐに海あり 水路は環れり 伝習館 伝習館 眼眸常に広く 明朗空を慕う 往くべし往くべし 我等競へり 教育組織全日制・普通科(定員200人)のみ。以前は普通科英語コースが存在したが、2001年度入試より募集停止。定時制課程は2015年度から生徒募集を停止、2018年3月を以て廃止された。 部活動陸上部と水泳部に全国大会優勝の経験がある。 通学区域福岡県第十学区(全日制) 定時制は福岡県内全域。 交通・通学手段生徒の主な通学手段
最寄りの鉄道駅
最寄りのバス停
最寄りの道路 著名な出身者政官界
軍人 学界
財界 文化人 スポーツ
マスコミ
芸術・芸能 脚注
関連項目
外部リンク |
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