株式会社綿半ホームエイド(わたはんホームエイド)は、長野県を中心にホームセンターをチェーン展開する企業である。本社を長野市に、外商部を飯田市に置く。
キャッチコピーは「Enjoy Life 綿半ホームエイド」。
概要
かつての店舗は一般的なホームセンターと同様、日用品、大工道具などの住関連商品を中心とした品揃えであったが、2005年から各地の店舗をリニューアルする一方で、スーパーセンターへの業態転換を始めた。食品を扱うことにより売上が伸び[2]、2006年度の売上高伸び率は長野県内の大手小売業者で最大となった。2007年からは生鮮食品や惣菜の扱いも始めている。
1980年代から1990年代にかけて長野県内で放映された企業CMには佃公彦デザインのキャラクターファミリーが起用され、一部店舗では外壁にも同キャラクターを描いていた(飯田市座光寺店(閉店)など)。キャッチコピーを取り入れたCMソングは曲調に若干のアレンジが加えられているものの現在でも店内のBGMソングとして変わらず用いられている。
2017年9月、グループ企業の綿半Jマートが「綿半Jマート国分寺店」を都市向けの小型スーパーセンター「綿半スーパーセンター国分寺店」へリニューアル。綿半スーパーセンターとしては初の長野県外店舗であるが、オープンに際しては綿半ホームエイドの経営ノウハウが生かされ、リサイクルステーション設置や関東圏の店舗では初となるブルーカードの利用も導入された。また同年11月22日には、東京都東村山市に綿半ホームエイドが運営するスーパーセンターとして初の長野県外店舗となる「綿半スーパーセンター東村山店」がオープンした。綿半Jマートが運営していた「綿半Jマート久米川店」をリニューアルした店舗で、長野県内で培ったノウハウを生かすとともにJマートの経営戦略も取り入れ都市郊外の大型スーパーセンターとして新戦略を打ち出す。また県内店舗同様に生鮮食品等を豊富に取り扱い、国分寺店に続いてリサイクルステーション設置やブルーカードの利用導入もなされた。
沿革
![[icon]](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1c/Wiki_letter_w_cropped.svg/20px-Wiki_letter_w_cropped.svg.png) | この節の 加筆が望まれています。 (2025年5月) |
- 1977年(昭和52年)
- 1997年(平成9年)2月21日 - 株式会社綿半リビングストアー(後に綿半ホールディングス株式会社へ吸収合併された)からホームセンター4店舗を譲受。
- 1998年(平成10年)2月21日 - 綿半鋼機株式会社へ貿易事業部を譲渡。のちに同事業は株式会社綿半クリエイティブプロダクツへ継承。
- 2000年(平成12年) - 株式会社マツヤとその子会社から合わせて3店舗の営業権を譲受。
- 2002年(平成14年)9月21日 - 長野物流センター開設。
- 2005年(平成17年)6月4日 - 長池店がスーパーセンター1号店としてオープン。
- 2007年(平成19年)5月26日 - スーパーセンター1号店の長池店を一部リニューアルし、生鮮食品の取り扱いを開始。
- 2008年(平成20年)3月24日 - 伊那物流センター開設。
- 2015年(平成27年)
- 2017年(平成29年)
- 8月23日 - 企業内託児所「わたぴーランド」を開設。
- 11月22日 - グループ企業の綿半Jマートが運営していた「綿半Jマート久米川店」を「綿半スーパーセンター東村山店」にリニューアルオープン。綿半ホームエイドとして初の関東地方出店となる。
店舗・事業所
公式ウェブサイトによる(2023年1月時点)[3]。
綿半スーパーセンター
綿半ホームエイド
過去の店舗
- 綿半ホームエイド
- 北陸新幹線の工事に伴い閉店、解体された。
- 株式会社マツヤに返還され「ユー・パレット 長野南店」として営業していたが、2014年(平成26年)に閉店。現在は総合環境企業であるミヤマ株式会社の本社となっている。
- 居抜き出店され「DCM松本元町店(旧ケーヨーデイツー松本元町店)」となっている。
- 「万代書店 長野上田店」が入るも2012年(平成24年)に閉店。2015年(平成27年)に上田市内に発送拠点を持つ古書販売会社の株式会社バリューブックスが用地を取得して改装し、同社初の実店舗「BOOKS&CAFE NABO」が開業している。
- リニューアルされ、株式会社スマイルネットワークが運営する総合リサイクルショップ「スマイルサンタ 伊那店」「メディア書店 伊那店」として分割利用されていたが、2022年(令和4年)7月に「スマイルサンタ 伊那店」が移転し、閉店。その後、伊那市内の株式会社折勝が用地を取得して店舗を建て直し、2023年(令和5年)8月に折勝がフランチャイズ経営する「業務スーパー・モダンパック 伊那店」が開業している。
- 本館跡地は「焼肉きんぐ 座光寺店」と「カレーハウスCoCo壱番屋 飯田座光寺店」が、ペット館跡地には「鮨ごちそうや 松乃本店」とセブン-イレブンが立地する。スポーツ館はリニューアルされ、AOKIグループ(国道153号を挟んだ対面にAOKI飯田座光寺店がある)「カラオケ コート・ダジュール 飯田座光寺店」が利用していたが、リニア関連工事に伴う道路拡張により閉店し、現在は更地。
- 2020年(令和2年)2月2日閉店。
- 株式会社綿半リビングストアー
- 店舗は閉店後、近接する綿半ホームエイドアップルロード店の倉庫代わりに利用されていた。その後、ブックオフのフランチャイズを展開する株式会社ニシザワが綿半から建物を借用し、2020年10月に下伊那地域初の「BOOKOFF PLUS 飯田店」が開業している[4]。
- 綿半ホームエイド座光寺店の本館内併設だった。
- 跡地は「ファインデイズホテル」や「ブレインマンション」等になっている。
綿半ホームエイド物流センター
- 長野物流センター(須坂市)
- 長野低温物流センター(須坂市)
- 伊那物流センター(上伊那郡箕輪町)
関連企業
- 綿半ホールディングス株式会社 - 綿半ホームエイドの親会社。
- 株式会社綿半Jマート - 綿半グループ企業。ホームセンターチェーン Jマートを運営していた。2017年の綿半スーパーセンター国分寺店への業態変更を皮切りに店舗名を変更し、東京都・埼玉県・神奈川県・山梨県・長野県(一部)の綿半ホームエイド店の運営をしている。
- 株式会社綿半フレッシュマーケット - 綿半グループ企業。愛知県内でスーパーマーケットを運営している。
- 株式会社信州コミュニケーションズ - 綿半ホームエイドが出資している。
参考資料
- ^ a b 株式会社綿半ホームエイド 第48期決算公告
- ^ 『日本経済新聞』2007年8月15日朝刊 長野経済27面
- ^ “店舗一覧”. 綿半ホールディングス. 2023年1月3日閲覧。
- ^ 株式会社ニシザワ「お知らせ」
外部リンク
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「HD」は持株会社。 |
大手9系列 |
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大手以外 | |
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消滅・ 撤退・ 業態変換 |
DCMホールディングスHD | |
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コメリ | |
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コーナン商事 | |
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他のホームセンターに 転換、吸収、譲渡等 | |
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ホームセンター事業が消滅 (譲渡を除く、企業自体は現存) | |
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企業自体が消滅 | |
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現況不明 |
- エルム(キノシタ)
- アクト
- ハンデーエーモン(栄門商事)
- ハンドメーク
- サンモール(新潟)
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関連項目 | |
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