若さま侍捕物手帖若さま侍捕物手帖(わかさまさむらいとりものてちょう)は城昌幸の小説シリーズ。城の代表作の1つで、1939年(昭和14年)に第1作が書かれて以来、昭和40年代までに300篇を越える作品が書かれている。日本の推理小説で「5大捕物帳」と呼ばれる作品群[1]の1作とも評されている。 あらすじ柳橋米沢町、隅田川沿いの船宿・喜仙(きせん)の二階座敷で、看板娘・おいとを相手に、日がな一日、酒を呑んでは居続ける“若さま”と呼ばれる侍。きりりとした男前だが、名前も身分も一切不詳。その若さまが、天下一品の直感の鋭さで、御用聞き遠州屋小吉が持ち込む怪事件をたちどころに解決する、安楽椅子探偵スタイルの時代小説。 映画版新東宝製作
東映製作
テレビドラマ版『若さま侍捕物手帳』(関西テレビ、1959年)1959年7月19日から、関西テレビ系で日曜20:30 - 21:00に放送された(関東地区は9月から同時刻→水曜22:00→月曜22:00で放送)。39話。主演・夏目俊二。提供は小西酒造で、『白雪劇場』の記念すべき第1作である。シナリオ陣の一人に藤本義一が名を連ねている。なお小西酒造は、後述の1973年版も提供する。
『若さま侍捕物帖』(日本テレビ、1967年)1967年1月12日から1967年5月25日まで、日本テレビ系で毎週木曜20:00 - 20:56に放送された。17話。主演・六代目 市川新之助。本作終了後、同じスタッフ、主演で『遠山の金さん』が制作され、引き続き放送されている。 ネット局は前番組『遊撃戦』のネット体制を引き継ぎ、放送時間は日本テレビ(NTV)と読売テレビ(ytv)のみ木曜 20:00 - 20:56、その他の局は水曜 20:00 - 20:56で制作局のNTVより1日先行しての放送だったが、NTVとytv以外の局は全て第13話(1967年4月5日、NTVとytvでの放送日は1967年4月6日)の『いれずみ侍』を以って放送を打ち切り、『お笑いカラー寄席』の同時ネットに切り替えた[2]。
『若さま侍捕物手帖』(関西テレビ、1973年)関西テレビ制作、フジテレビ系列にて1973年5月6日から9月30日まで毎週日曜21:30 - 22:25に放送された小西酒造一社提供のテレビドラマである。主演・林与一。なお、後番組の『白雪劇場』からは日曜21:00(関西テレビ制作日曜夜9時枠)に移動し、2007年1月14日の『発掘!あるある大事典II』まで続くことになる。 キャスト
スタッフサブタイトル
『若さま侍捕物帳』(テレビ朝日 / 国際放映 / 前進座、1978年)主演:田村正和 →「『若さま侍捕物帳』」も参照
『若さま侍捕物帖 陰謀渦巻く江戸城大奥の秘密』(1991年1月2日、東映・テレビ朝日)1991年1月2日に痛快娯楽時代劇スペシャルとして放映された。東映・ANB製作 主なキャスト
スタッフ脚注 |
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