魔法先生ネギま!の登場人物
魔法先生ネギま!の登場人物(まほうせんせいネギまのとうじょうじんぶつ)では、赤松健の漫画作品『魔法先生ネギま!』およびそのアニメ版などに登場するキャラクターについて解説する。 また続編である『UQ HOLDER!』にも引き続き多くのキャラクターが登場しているため、併せて解説する。 概要本作品では、二つの社会にわたって多くの登場人物が存在する。一つは表の世界、すなわち我々の社会そのものである。日本に教師として赴任した主人公のネギ・スプリングフィールドは、魔法使いとしての正体を隠したままA組の31人の生徒と出会うことになる。生徒の多数は一般人であるが、ネギの正体を知ってしまうものもおり、魔法使いの世界に関わりをもつことになる。 もう一つは裏の世界、魔法使いの社会であり背景として魔法世界と呼ばれる異世界がある。麻帆良学園の教師・生徒の中にも、魔法使いが存在する。物語の中で大きな存在感を持つのが、かつてネギの父「サウザンド・マスター」に率いられ魔法世界の大戦を終結させた「紅き翼」である。ネギの生徒のなかで、とくに神楽坂明日菜とエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルの二人は「サウザンド・マスター」との関係があり、断片的に語られる「紅き翼」の活躍と共に物語に謎を与えている。 凡例
「魔法認知度」は本編における魔法などの超常的な能力に対する認知度を示す。
主人公
麻帆良学園本校女子中等学校2年A組→3年A組生徒全体的な特色クラス全員の平均身長は157.0cm。単行本第1巻の巻末に、設定資料として身長表が掲載されている。なお、日本の14歳女性の平均身長は文部科学省の 2005年度学校保健統計調査 によれば156.8cmである。ただし、同調査における標準偏差が5.27であるのに対し、3-Aクラスメイトでは13.9と高い数値になっており、中には龍宮真名や長瀬楓のように180cmを越える生徒がいる一方、綾瀬夕映や鳴滝姉妹のように140cmを切る生徒もおり、両極端となっている。 またプロポーションについても、バスト94cmの那波千鶴をはじめ80cmを超える中学生離れした生徒が半数を超える一方で、幼女にしか見えない鳴滝姉妹など多彩である。 成績については、超鈴音(学年トップ)、葉加瀬聡美(同2位)、雪広あやか(同4位)といった学年トップクラスの生徒もいるものの、高等部までエスカレーター進学なこともあり、バカレンジャー5人(綾瀬夕映・神楽坂明日菜・長瀬楓・古菲・佐々木まき絵)を筆頭に特に勉学意欲が低い生徒が集まっているため、クラス別成績は万年学年最下位だった。しかしネギの本採用が掛かった2年3学期末試験では、バカレンジャーの奮起などにより一躍学年トップの成績を収め、3年進級後も1学期中間で学年3位、期末も超の離脱という痛手がありながら学年2位の成績を収めている。 生徒一覧
座席表机は2人1卓(1+2列目、3+4列目、5+6列目。椅子は1卓に3脚だが中央は空席)。
(原作1巻の設定資料集に基づく) 麻帆良学園関係者生徒魔法生徒
一般生徒
教員魔法先生
一般教師
ネギの関係者
ナギとその一行(紅き翼)「悠久の風(Austro-africus Aeternalls)」という魔法使いの団体(表向きには国連にも参加しているNGO)に所属し、「紅き翼(アラルブラ)」と呼ばれていた、公には7人(事実上は8人)からなる一行。かつて魔法世界で起きた大戦で活躍し世界を救ったことで、魔法界全土で絶大な人気を誇っている。
魔法世界の住人魔法世界はメガロメセンブリアなどの小国が集まって形成される普通の人間が多い北(魔法世界の地図では北を下、南を上に表記する)のメセンブリーナ連合と、亜人が多い南のヘラス帝国が対立状態にある。さらに中立のアリアドネーも存在する。かつてはオスティアを首都とするウェスペルタティア王国もあったが、20年前の大戦終結直後に滅亡している。 地域によって治安や経済に温度差があるが、小規模な紛争はあるものの大国間の全面戦争は「完全なる世界」の一件以来起こっていない。ただし、相互に軍備を整えるなど、現実の冷戦に近い構造が存在する。 大戦関係者(紅き翼関連)
グラニクス(ネギ関連)
アリアドネー(夕映関連)
トレジャーハンター(のどか関連)魔法世界でのどかが仲間に入れてもらったトレジャーハンターグループ。のどかを狙った「黒い猟犬」に襲撃され、一時的に全滅しかけるが「闇の魔法」を使用したネギに救われ、その後一度は別れを告げられるが、ゲーデル主催の舞踏会に招待されていたためすぐに再会した。 名前の元ネタはJ・P・ホーガンの小説『星を継ぐもの』のキャラクターより。
その他
魔法世界の御伽話・伝説作中において、魔法使いとその従者が結ぶ契約の制度(パクティオー)や、その起源・モデルとなった御伽話が存在している。 また、物語が進行するごとに少しずつではあるが、現在の滅びた王朝と始祖の関係や創造主との関係が開示され、さらに謎が深まってくる。 御伽話に登場する人物
魔法などで作り出されたもの
敵超鈴音と火星ロボ軍団
「完全なる世界(コズモ・エンテレケイア)」かつて、魔法世界に大戦を引き起こし、「紅き翼」に壊滅された組織。その構成員は二大大国の中枢までに入り込み、大戦を意のままにコントロールしていた。「紅き翼」も当初は死の商人などの戦争が利益となる者たちの連合組織と睨んでおり、実際に構成員の多くは死の商人、マフィア、政府の役人などの戦争で得をする者たちであったが、それらは下っ端構成員で、その黒幕と真の目的は壊滅させてもなお不明のままだった。魔法世界編においては、その残党がネギたちの前に立ちはだかることとなる。 現在の組織はその多くが魔物で構成されており、そのほとんどが「創造主の掟(コード・オブ・ザ・ライフメイカー)」と呼ばれる、創造主の力を宿したアイテムを所持している。 一部の魔物は「造物主の掟(コード・オブ・ザ・ライフメイカー)」の簡易版「マスターキー」を、フェイトら一部の幹部はその上の「グランドマスターキー」を持っている。なお、これらのアイテムには魔法世界人の使う魔法を打ち消す効力があり、これを持った状態でのみ使える魔法「リライト」は、魔法世界人を消し去る力を持っている。「リライト」が効かない者およびこのアイテムを持った魔物たちを倒せるのは、ネギを含めた「白き翼」メンバーやベアトリクスなどの旧世界人(人間)のみである(例外として、明日菜は魔法世界人であるが「完全魔法無効化能力」を持っているため、「リライト」が効かない)。 第297時間目で、組織の目的があらゆる人々の願望や後悔から計算して作り上げた、幸せに満ちた幻想の楽園「完全なる世界」を生み出して、人々に幸福を提供すると共に、滅び行く世界の運命・その未来に生じる火星人類と地球人類の惨たらしい戦争を起こさせないことだと判明した。 フェイトとフェイト・ガールズ以外の使徒は全員エヴァの魔法によって生きたまま氷漬けにされた。
その他
アニメオリジナル第一期『魔法先生ネギま!』
第二期『ネギま!?』
バカレンジャー関連
OVA
ゲームオリジナル魔法先生ネギま! 1時間目 お子ちゃま先生は魔法使い!
魔法先生ネギま! 2時間目 戦う乙女たち!麻帆良大運動会SP!
ネギま!? 超 麻帆良大戦 かっとイ〜ン☆契約執行でちゃいますぅ
ネギま!? 3時間目 恋と魔法と世界樹伝説!
ネギま!? どりーむたくてぃっく 夢見る乙女はプリンセス♥
脚注注釈
出典 |
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