てらそま まさき(1962年5月8日[4][6][11] - )は、日本の俳優、声優。兵庫県西宮市出生[3]、大阪府出身[4][5]。マウスプロモーション所属[7]。
本名は寺杣 昌紀[2](芸名としても使用していたが、今でも声優業以外で出演する場合で使用。後述)、旧芸名はてらそま 昌紀[8]。どちらも読みは同じである。
代表作は座・新劇『村岡伊平治伝』の村岡伊平治、『仮面ライダー電王』のキンタロス、海外ドラマ『ER緊急救命室』のルカ・コバッチュなど[12]。
来歴
元々はスポーツ好きで体育教師を志望しており、学校の教師からも「自分の後を継いでくれ」のように言われていたという[3]。映画好きの4歳上の兄の影響と、小学生の頃から洋画が好きであり、「撮るほうをやってみたい」という憧れがあったという[3]。その後、高校時代に「そういうものがやりたいのなら舞台ぐらいは観ておかなきゃな」と思って、つかこうへいの舞台を観劇したのがきっかけで方向転換したという[3]。桐朋学園大学短期大学部卒業後、劇団俳優座に所属[3]。1984年『Wの悲劇』で映画デビュー[3][9]。その後、『Wの悲劇』のメガホンを取った澤井信一郎や、高校時代から懇意にしていた堀川弘通の監督作品の常連となり[3]、現在も各種ドラマでのバイプレーヤーとして活躍している。
現在は声優としても活躍している。プロデューサーの堀長文のほうに、「今までの流れと違う人を使ってみたい」という考えがあり、劇団俳優座を通して、「オーディションテープを作ってくれ」という依頼があった[3][6]。その時のテープに声を入れて聴いて選んでもらった声優デビュー作である[3]1987年の『仮面ライダーBLACK』でシャドームーンの声を担当し[10][6]注目されたが、その後は東映制作の特撮ドラマ以外では声優での仕事は少なかった。本格的に声優活動も行うようになったのは1999年に俳優座を離れてからである[3]。主に洋画吹き替えを担当することが多いが、アニメやナレーションなどにも出演している。
劇団俳優座、オフィスPSCを経て2003年よりマウスプロモーションに所属[7]。
2008年、第2回声優アワードでシナジー賞(『仮面ライダー電王』)を受賞[13]。
芸名を変えた理由は「(杣という字が読みにくかったので)読みやすい方がいいかなと思った」ことによる。ただし、声のみの出演以外では漢字の寺杣 昌紀を使う。
人物・特色
声種はテノール[14]。
俳優としては、舞台、テレビドラマ、映画に出演している[5]。
声優としては、渋く、深みのある声で洋画の吹き替え、アニメに多数出演している[5]。
甘くさわやかな二枚目役を演じる[14]。
スポーツは観戦も実際にプレーするのも共に好きで、観戦ではプロ野球阪神タイガースのファンを自認[3]。本人は高校時代にバレーボールをプレーしていた[3]。
妻は22歳の時に結婚した桐朋学園の先輩[3]。長女はコンテンポラリーダンサー・振付家の寺杣彩。「マロン」という名の雌のマルチーズを飼っている。
方言は大阪弁、和歌山弁[7]。
趣味・特技は殺陣、乗馬[7]。
嫌いな食べ物は寿司。
エピソード
『仮面ライダー電王』でのキンタロスは関西弁の設定であるが、てらそま自身が大阪府出身のためにネイティブの大阪弁でアテレコを行っている。ただし、関西弁≠大阪弁であるため、そのままの大阪弁を用いているわけではない。たとえば「泣ける」ことを表す、実際の大阪弁では「泣けんで」のようになることもある表現は、非関西弁話者が誤って「泣けない」という意味に解釈する可能性があることから、誤解を避けるために「泣けるで」というように撥音便を用いない表現に置き換えられている。
出演
太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
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劇場アニメ
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OVA
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- 2009年
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- ツバサ 春雷記(飛王・リード)
- 独白するユニバーサル横メルカトル Egg Man(卵男〈エッグマン〉)
- 2010年
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- 2015年
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- ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow vol.2 エーゲ海の女神(エルンスト・ロンメル)
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Webアニメ
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ゲーム
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- 2025年
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ドラマCD
BLCD
- 愛してる(マスター)
- 間の楔 I 〜DESTINY〜(アレク)
- 吸血鬼には向いてる職業(薔薇原トオル)
- クリムゾン・スペル2(マルス)
- 慈英×臣シリーズ
- あざやかな恋情(丸山浩三)
- やすらかな夜のための寓話
- はなやかな哀情
- たおやかな真情
- ハート・ストリングス(衛藤軼基)
- 華と龍(荒木仁志)
- 秘密のゴミ箱で恋をして(田上慶吾)
吹き替え
担当俳優
- アーロン・エッカート
-
- アンディ・ラウ
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- エリック・バナ
-
- オデッド・フェール
-
- キャンベル・スコット
-
- ゴラン・ヴィシュニック
-
- ジェイソン・フレミング
-
- ジム・カヴィーゼル
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- ジュリアン・マクマホン
-
- ファンタスティック・フォーシリーズ(ヴィクター・フォン・ドゥーム / ドクター・ドゥーム)
- フェイシズ(サム・ケレスト)
- ショーン・ビーン
-
- ソル・ギョング
-
- ダグレイ・スコット
-
- デイヴィッド・ドゥカヴニー
-
- ディラン・マクダーモット
-
- デニス・クエイド
-
- ドミニク・ウェスト
-
- ニコラス・ケイジ
-
- マイケル・ファスベンダー
-
- ルーファス・シーウェル
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映画(吹き替え)
ドラマ
アニメ
テレビドラマ
- 1984年
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- 1985年
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- 1987年
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- 1989年
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- 1990年
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- 1992年
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- 1993年
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- 1996年
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- 1997年
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- 1999年
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- 2000年
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- 2001年
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- 2002年
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- 2003年
-
- 忠臣蔵〜決断の時(菅谷半之丞)
- はぐれ刑事純情派 第16作(西岡清司)
- 幻の推理作家〜能登路殺人行!
- 2004年
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- 2006年
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- 2007年
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映画
特撮
- 1988年
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オーディオブック
舞台
CM
ナレーション
同人ゲーム
玩具
- COMPLETE SELECTION MODIFICATION DEN-O BELT & K-TAROS(2017年9月、玩具) - キンタロス 役
- 騎士竜戦隊リュウソウジャー リュウソウケン -MEMORIAL EDITION-(2020年9月)
その他コンテンツ
- 世界が騒然!本当にあった(秘)衝撃ファイル 偽りの証言を暴けSP(2021年、声の出演)
- ボイスコミック『王立魔法学園の最下生』(2021年、ジェノス・ウィルザード[176])
脚本
- COLLECTION DVD イマジンあにめ 2 第13話 モモタロスの花占い
ディスコグラフィ
キャラクターソング
脚注
注釈
- ^ 『フォーゼ』(2011年)以降から登場。
- ^ 『創生』(2016年)にのみ登場。
シリーズ一覧
- ^ 第1作(2004年)、第2作『完結編』(2009年)[16]
- ^ 第1シリーズ(2004年 - 2005年)、第2シリーズ(2005年 - 2006年)、第3シリーズ(2008年)
- ^ 第1期『〜the Aegis of URUK〜』(2008年)、第2期『〜the Sword of URUK〜』(2009年)
- ^ 第1期(2010年 - 2011年)、第2期『〜悪のデスジェネラルと七つの王国〜』(2011年)
- ^ 第2シーズン『爆』(2010年 - 2011年)、第3シーズン『4D』(2011年)
- ^ 第1作『STEINS;GATE』(2011年)、第2作『シュタインズ・ゲート ゼロ』(2018年)
- ^ 第1期(2010年 - 2012年)、第2期『シーズン2』(2012年 - 2013年)
- ^ 第1期(2013年)、Season 3 Part 1(2018年)
- ^ 第2期『ゆめキラドリーム』(2013年)、第4期『GO-GO たまごっち!』(2014年
- ^ 第1シリーズ(2013年 - 2014年)、第2シリーズ(2014年 - 2015年)、第3シリーズ『円卓崩壊』(2021年)
- ^ 1stシーズン(2014年)、2ndシーズン(2015年)
- ^ シーズン1(2018年)、シーズン2『ジュニアユース編』(2023年 - 2024年)
- ^ 第一期(2018年)、第二期(2018年)、第三期(2020年)、第四期(2022年)
- ^ 第1クール(2021年)、第2クール(2021年)
- ^ 第一部(2021年)、第二部(2022年)
- ^ 第1期(2023年)、第2期(2024年)
- ^ 第1期(2024年)、第2期(2024年)
- ^ 第1作(2009年)、第2作『W』(2009年)、第3作『オーズ』(2010年)、第4作『フォーゼ』(2011年)、『超』(2012年)
- ^ 第1作(2013年)、『II』(2014年)、『創生』(2016年)
- ^ 『GENESIS』(2016年)、『ETERNAL』(2025年)
- ^ 『仮面ライダーBLACK』『BLACK 恐怖!悪魔峠の怪人館』(1988年)、『仮面ライダーBLACK RX』(1989年)
- ^ 『仮面ライダー電王』『劇場版 俺、誕生!』『モモタロスのなつやすみ』『超バトルDVD うたっておどって大とっくん!!』(2007年)、『劇場版 クライマックス刑事』『モモタロスのキバっていくぜ!』『劇場版 ファイナル・カウントダウン』『モモタロスのまっかっか城の王』(2008年)、『超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ』(2009年)、『超・電王トリロジー EPISODE RED』『超・電王トリロジー EPISODE BLUE』『超・電王トリロジー EPISODE YELLOW』(2010年)、『レッツゴー仮面ライダー』(2011年)、『プリティ電王とうじょう!』[164](2020年)
- ^ 『スーパーヒーロー大戦』(2012年)、『スーパーヒーロー大戦Z』(2013年)、『超スーパーヒーロー大戦』[165](2017年)
出典
外部リンク
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