2011年のアラゴングランプリ
2011年のアラゴングランプリは、ロードレース世界選手権の2011年シーズン第14戦として、9月16日から18日までスペイン・アラゴン州のモーターランド・アラゴンで開催された。 概要125ccクラス125ccクラス予選では、エクトル・ファウベルがクラス復帰後初となるポールポジションを獲得した。2番手には僅差でマーベリック・ビニャーレスが、3番手にはポイントリーダーのニコラス・テロルが続いた。ポイントランキング2位のヨハン・ザルコは2列目4番グリッドからのスタートとなった[1]。 日曜日の決勝レースでは、ホールショットを奪ったテロルが独走で3連勝・シーズン8勝目を挙げた。2位争いはファウベルとザルコが接戦を繰り広げていたが、ファイナルラップにファウベルが転倒。その結果3位にはビニャーレスが入り、4戦を残して早くもルーキー・オブ・ザ・イヤーの座を確定させた[2]。 年間チャンピオン争いでは、テロルとザルコの差は36ポイントに広がった[3]。 Moto2クラスMoto2クラス予選では今回、2012年型シャシーを先行投入したポイントランキング2位のマルク・マルケスがシーズン6度目のポールポジションを獲得した。以下フロントロウにはフリアン・シモン、スコット・レディングが続き、ポイントリーダーのステファン・ブラドルは4番手からのスタートになった[4]。 決勝レースでは、序盤はマルケス、アンドレア・イアンノーネ、シモーネ・コルシらがトップ争いを展開。終盤にかけてはマルケスが独走態勢を築き、3連勝・シーズン7勝目を挙げた。この勝利でマルケスもMoto2クラスのルーキー・オブ・ザ・イヤーが確定することになった[5]。ブラドルも序盤はトップ争いに加わっていたが、リヤタイヤにトラブルを抱えて最後は8位にまで沈んだ[6]。 この結果チャンピオン争いでは、トップのブラドルに対しマルケスが6ポイント差にまで迫ることとなった[7]。 MotoGPクラスMotoGPクラス予選では、ポイントリーダーのケーシー・ストーナーが3戦連続、シーズン9度目となるポールポジションを獲得、2番手にはダニ・ペドロサ、3番手にはベン・スピーズが続いた[8]。 日曜日の決勝、レプソル・ホンダチームはレプソル社のモータースポーツ支援40周年を記念したスペシャルペイントのマシンで登場した[9]。トップで1周目を終えたストーナーがその後リードをどんどん広げ、独走でシーズン8勝目を挙げた。2位はペドロサ、3位にはポイントランキング2位のホルヘ・ロレンソが入った。この結果、ストーナーとロレンソのポイント差は44に広がった[10]。 前戦引退を発表したロリス・カピロッシは15周目にトニ・エリアスと接触・転倒した際に右肩を強打。次戦日本GPを欠場することとなった[11]。 MotoGPクラス決勝結果
Moto2クラス決勝結果
125ccクラス決勝結果
注釈
脚注
参考文献
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