2016年中国グランプリ
2016年中国グランプリは、2016年のF1世界選手権第3戦として、2016年4月17日に上海インターナショナルサーキットで開催された。 レース前4月11日、予選システムを2015年までのフォーマットに戻すことが決まった[1]。 4月14日、開幕戦オーストラリアGPのクラッシュによる負傷のためバーレーンGPを欠場したフェルナンド・アロンソのFP1出走が認められた[2]。金曜(4月15日)午前のFP1終了後に改めて検査が行われた結果、FP2以降の出走が許可された[3]。 予選2016年4月16日(土曜日) FP3(土曜午前)の途中まで降り続いていた雨の影響で路面の一部が濡れた状態のまま予選が開始された。この影響で、Q1が開始されてまもなくパスカル・ウェーレインがクラッシュしたため赤旗中断。パワーユニットの不調を訴えていたルイス・ハミルトンがタイムを出せずQ1で脱落する波乱があった[4]。 Q2ではニコ・ヒュルケンベルグの左フロントタイヤが脱輪、マシンがコース上に停止したため赤旗が出て終了となった[5]。 ニコ・ロズベルグが今シーズン初のポールポジションを獲得した。 結果
決勝2016年4月17日(日曜日) スタート直後にセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネン(フェラーリ同士)とダニール・クビアト、フェリペ・ナッセとルイス・ハミルトン、マーカス・エリクソンとロマン・グロージャンがそれぞれ接触する荒れた展開となった。 ポールポジションのニコ・ロズベルグはスタートでダニエル・リカルドに先行を許したものの、3周目にリカルドの左リヤタイヤがパンクして順位を落としたことによりトップを取り戻してからは独走、ポール・トゥ・ウィンで開幕3連勝を飾った[9]。2位にはベッテル、3位はダニール・クビアトが入りレッドブルは今期初表彰台を獲得。4位にはパンクで順位を落としながらも挽回したリカルドが入りまだ表彰台こそないもののこの地点でのランキング3位をキープした。こちらも最初の接触で順位を落としていたライコネンは5位まで挽回、ハミルトンも下位スタート、フロントウィング損傷がありながらも7位に入賞した。 なおレース後の表彰台前の控室でオープニングラップの件をめぐり、ベッテルがクビアトに抗議をする映像が全世界に配信され物議を醸すこととなった。 波乱は多かったが完走扱いを含めてリタイアした車は1台も出なかった。出走した22台が全車完走したのは2015年日本GP以来[10]。 結果
第3戦終了時点のランキング
脚注
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