2020年中華民国総統就任式典
2020年中華民国総統就任式典(繁: 2020年中華民國總統就職典禮)は、2020年(民国109年)5月20日に行われた中華民国第15期総統・副総統の就任式である。民主進歩党の蔡英文が連任し、頼清徳が就任した。許宗力司法院院長の監査の下で蔡英文と頼清徳が宣誓を行った後、游錫堃立法院院長が蔡英文と頼清徳に国璽などを授与した。 新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、就任式典は簡素に執り行われ、国賓晩餐会は中止された。 蔡英文政権のコロナウイルス防疫政策の成功により、台湾がかつてない評価を得る中、蔡英文の就任演説は世界中から注目を浴びた。 準備![]() 2020年総統選挙で民主進歩党の蔡英文・頼清徳が総統・副総統に当選した後、コロナウイルスの世界的流行が発生したが、蔡英文政権により感染者と死者は世界最少レベルに抑えられた。しかし、就任式典でも防疫措置は講じられ、史上初めて国賓晩餐会が開かれなかった。 式典就任宣誓2020年5月20日午前9時(台湾標準時)、第15期総統蔡英文と副総統頼清徳は、総統府大礼堂内で就任宣誓を行った[1]。退任する第14期副総統陳建仁の挨拶の後、行政院院長や総統府秘書長、国家安全会議秘書長の人事を任命した。 ![]() ![]() 就任演説宣誓の後、台北賓館で就任演説を行った[2]。就任演説では「共同体としての台湾」として過去4か月にわたる防疫活動において国民が共に努力した経験、新型コロナウイルス感染症の流行以降で台湾が国家戦略の観点から先手を打って進めてきた産業発展、社会安定、国家安全、民主主義の深化という四つの柱の取り組み、産業革新計画を基盤に「六大核心戦略産業」の構築を進めて台湾が将来の世界経済における中核的存在となることを目指すと述べた。 ![]() 国賓外交関係のある国家外交関係のない国家
反応外交部は、就任式典までに世界47の国と国際組織、合計263人から祝電が寄せられたと発表した[3]。 その他に国交樹立国や、日本、英国、フランス、ドイツなどの国の政府要人や国会議員、欧州議会や中米統合機構からも寄せられた。 関連項目脚注
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