RISE (格闘技の興行)
RISE(ライズ)は、日本のキックボクシング興行。RISEクリエーション主催。代表取締役は伊藤隆。旧名称は「R.I.S.E.」。2003年2月に旗揚げ大会を開催。 歴史2003年2月23日、伊藤隆、山口元気、内田康弘のプロデュースで興行「REAL IMPACT SPORTS ENTERTAINMENT」をゴールドジムサウス東京ANNEXで行い、旗揚げ。設立以降、トーナメント方式の王者決定戦を除き、独自の王者は認定してこなかったが、ワンデイトーナメントでは試合の組み合わせや運に試合結果が左右されてしまうことがあるため、通常のワンマッチ形式による王座認定を開始。開始当初の階級は60kg級、70kg級、ヘビー級の3階級のみ。ランキングの作成は行わなかった[1]。 2008年2月22日に開催した「R.I.S.E. -γ- "R.O.C"」で予選が行われ、5月11日に開催した「R.I.S.E. 46」で王座挑戦者決定戦を行う。この興行から、興行名にローマ数字を使うことを止め、アラビア数字を使用[2]。7月5日に開催した「R.I.S.E. 48」で王座挑戦者決定戦が行い、初代王者が決定した。 2009年3月29日、K-1の中軽量級興行であるK-1 MAXと協力態勢を強化することを発表。谷川貞治K-1イベントプロデューサーはK-1 MAXのみでは大会数が少ないため、当落線上の選手に経験を積ませたり、新たな人材を発掘するのが狙いであると説明。R.I.S.E.枠の設置や出場決定トーナメントの開催などを構想に盛り込んだ。 2009年5月31日に開催された「RISE 55」より名称が「R.I.S.E.」から「RISE」に変更[3]。 2010年1月23日に発足された「ジャパン・マーシャルアーツ・ディレクターズ(JMD)」への参加を発表。背景にはJMDに参加するムエタイ団体「REBELS」での山口の代表就任があった。RISE興行をJMD参加後はプロモーター主催に移して競技の普及に努めた。JMD参加表明から約1か月後、RISE初のプロテストが行われた。また、以降の興行では、JMD傘下のM-1ムエタイチャレンジを主催するM-1 MCの協力も受けていた。2011年5月にJMDを脱退しているが、2012年12月2日の興行はM-1 MCとの合同開催が発表された。 2011年に女子のタイトル「RISE QUEEN」の創設を発表し、11月23日にRENAと神村エリカで王座決定戦が行われ、勝利したRENAが初代RISE QUEENを戴冠した。その後、RENAが王座を返上し、第2代王座には紅絹との王座決定戦を制した神村エリカが就いた。神村エリカの引退を機にRISE QUEENは休止となったが、2019年9月に寺山日葵が佐藤レイナとの王座決定戦を制して初代ミニフライ級王者となる。 2014年にREBELS、Bigbangとともに「BLADE FIGHTING CHAMPIONSHIP」の創設を発表[4]。7月12日に大田区総合体育館で開催された「RISE 100」にて、「BLADE 0(ZERO)」と称したプレマッチを組み込んだ。また、2014年6月から福岡県で「RISE WEST」、北海道で「RISE NORTH」を定期開催し、地元の選手を起用。 2019年11月8日に女子のみの大会「RISE GIRLS POWER」シリーズを開始。主に新宿FACEで開催し、2021年9月12日には後楽園で初開催。女子のみのキックボクシング大会が同会場で開催されたのは26年ぶり。 2022年1月5日、オランダのキックボクシング団体GLORYとの提携を発表。 その他
ルールパンチ、キック、ヒザ蹴りを有効とし、首相撲などの組技は全面禁止であるが、瞬間的な掴みによる攻撃はワンキャッチ・ワンアタックまでが認められている。試合は3分3ラウンドを基本とし、タイトルマッチのみ3分5ラウンド無制限延長ラウンドで行われる。 発足以降、コスチュームはショートスパッツの着用が義務付けられていた。2006年12月17日の大会以降は、コスチュームの規制が緩和され、キックパンツ、ロングスパッツの着用が認められるようになった。2010年5月からルールをK-1に準ずるものに変更した。 RISEの競技・大会等はRISEコミッションが評議し管轄している。RISEコミッションは、格闘技に造詣の深い有識者によって構成する競技性・イベントの両立の方針に基づきRISEの競技を統轄する機関。格闘技を大衆スポーツとして社会に認知されるべく機構及び組織を拡充、強化する事によって健全な格闘技の一層の発展を図り、日本の格闘技全体の発展と青少年育成に貢献する事を目的として設立[5]。 アマチュア部門設立以降、選手育成および底辺拡大を目的としたアマチュア部門「KAMINARIMON」を定期開催し、一般公募の結果、2019年12月8日の大会から「RISE Nova」に改名された。小中学生のジュニアクラス、40歳以上のマスターズクラス、初心者向けのCクラスからトップアマ向けのAクラスまで細かくクラス分けされている。主に東京を中心に開催しているが、福岡と北海道でも開催されている。 王座→詳細は「RISE王者一覧」を参照
※2025年5月現在[6]
RISE QUEEN
RISEオープンフィンガーグローブマッチ
世界王座
配信・テレビ放送2019年5月開催の「RISE132」よりABEMAで生中継を行っている。また、海外向けにTriller TV(旧FITE TV)でPPV配信を行っている。 設立以降GAORAで中継され、2013年10月から2018年までスカイ・A sports+で放送。2012年6月開催の「RISE88」はTOKYO MXで放送された。2020年4月よりTBSにて『RISE~立ち技格闘技 新時代~』が放送された[7]。 大会一覧
脚注注釈出典
外部リンク |
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