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本社・庄内センター(酒田市)
株式会社テレビユー山形(テレビユーやまがた、英: TV-U Yamagata Inc.)は、山形県を放送対象地域とし、テレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。
略称はTUY、コールサインはJOWI-DTV。放送センターを山形市に、本社と庄内センターを酒田市に置く。
概要
TBSテレビ系列(JNN)フルネットのテレビ放送局。データ放送を実施しており、番組表サービス「Gガイド」を配信している。
2002年から2005年までの間、イメージキャラクターとして、キャプテントライとサボテンチューイというキャラクターを使用していた。キャプテントライは西暦2222年のTUY報道部キャップ、サボテンチューイはそのアシスタントという設定であった。キャッチフレーズ「TRY TUY」→「Try TUY」を採用した。
その後、2005年からはCI導入により、イメージキャラクターをぴぴたんに変更。新しいキャッチフレーズとして、『きになっちゃう。』を採用している。
2005年12月1日に、NHK山形放送局・山形放送(YBC)と共に地上デジタルテレビ放送の本放送を開始した。
本社・支社所在地
- 本社・庄内センター:山形県酒田市入船町2番35号(〒998-0836)
- 放送センター:山形県山形市白山1丁目11番33号(〒990-9536)
- 仙台支社:宮城県仙台市青葉区大町1丁目2番1号 ライオンビル3階(〒980-0804)
- 東京支社:東京都中央区銀座3丁目10番6号 マルイト銀座第3ビル7階(〒104-0061)
- 大阪支社:大阪府大阪市北区堂島浜1丁目4番16号 アクア堂島NBFタワー7階(〒530-0004)
イメージソング
かつてTUYは、『一瞬一秒の君』と言うイメージソングが存在しており、局名告知(早朝オープニングや深夜クロージング)に使われていた。その後イメージキャラクターの登用や通常時終夜放送の開始で使われていなかったが、2018年度より開局30周年を記念して復活し、リメイク版を早朝オープニングと深夜クロージングにそれぞれ使われている。
沿革
ネットワークの移り変わり
- 1989年(平成元年)10月1日 - TBS(JNN)系列局として開局。開局当時のTBSからのマイクロネットは90%[9]。
- 番組のほとんどは山形放送(YBC)から、一部が山形テレビ(YTS)から移行しているが、ニュースなどの生番組は新規ネット開始。また山形放送・山形テレビの編成から外れたテレビ朝日系列の番組も、番組販売扱いで一部をネットしていた。
- 1993年(平成5年)4月1日 - 山形テレビがフジテレビ系列からテレビ朝日系列のフルネット局となったため、テレビ朝日系列の番組が移行。代わって視聴者保護の観点から、一部のフジテレビ系列の番組を番組販売(一部スポンサードネット)でネット開始。
- 1997年(平成9年)4月1日 - さくらんぼテレビ(SAY)の開局により、フジテレビ系列の番組が同局へ移行。
資本構成
企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[10][11][12]
概要
当初は服部敬雄社長(当時)が郵政省(現・総務省)の調停案に猛反発して開局に反対していた山形新聞も、周波数割り当て時にダミーの免許申請を行ったことや、当時のJNNの原則(地元に本社がある新聞社の資本参加[注釈 2]を要する[13])の関係もあり資本参加している[注釈 3][注釈 4]。
全国紙では、毎日新聞との資本関係がある(ただし10位以内の株主には名を連ねていない)。この他、朝日新聞、日本経済新聞、読売新聞、パナソニック[注釈 5]とも資本関係がある。
県内13市のうち米沢市・南陽市の2市以外の11市も出資していた。
ちなみに米沢、南陽の両市はニューメディアによって当時TBCが視聴可能であった。
2021年3月31日
資本金 |
発行済株式総数 |
株主数
|
1億円 |
40,000株 |
59
|
株主 |
株式数 |
比率
|
TBSホールディングス |
7,200株 |
18.00%
|
山形新聞社 |
4,000株 |
10.00%
|
TBS企画 |
2,600株 |
06.50%
|
読売新聞東京本社 |
1,600株 |
04.00%
|
カメイ |
1,500株 |
03.75%
|
TUY経営職持株会 |
1,250株 |
03.12%
|
河北新報社 |
1,200株 |
03.00%
|
朝日新聞社 |
1,200株 |
03.00%
|
日本経済新聞社 |
1,200株 |
03.00%
|
山形銀行 |
1,200株 |
03.00%
|
過去の資本構成
1992年3月31日
資本金 |
授権資本 |
1株 |
発行済株式総数 |
株主数
|
20億円 |
80億円 |
5万円 |
40,000株 |
54
|
株主 |
株式数 |
比率
|
河合謙一 [14] |
3,200株 |
8.0%
|
守ヶ洞清 [15] |
2,200株 |
5.5%
|
鈴木政吉 [16] |
1,600株 |
4.0%
|
山形県 |
1,600株 |
4.0%
|
山形新聞社 |
1,600株 |
4.0%
|
河北新報社 |
1,200株 |
3.0%
|
読売新聞社 |
1,200株 |
3.0%
|
朝日新聞社 |
1,200株 |
3.0%
|
産業経済新聞社 |
1,200株 |
3.0%
|
日本経済新聞社 |
1,200株 |
3.0%
|
清野源太郎 [17] |
1,000株 |
2.5%
|
佐藤長助 [18] |
1,000株 |
2.5%
|
風間眞一 [16] |
1,000株 |
2.5%
|
大山勝太郎 [19] |
1,000株 |
2.5%
|
上野精一 |
1,000株 |
2.5%
|
竹内輝博 |
1,000株 |
2.5%
|
2003年3月31日
資本金 |
発行済株式総数 |
株主数
|
20億円 |
40,000株 |
63
|
株主 |
株式数 |
比率
|
東京放送 |
4,800株 |
12.00%
|
山形新聞社 |
3,400株 |
08.50%
|
TBS企画 |
3,000株 |
07.50%
|
山形県 |
1,600株 |
04.00%
|
読売新聞東京本社 |
1,600株 |
04.00%
|
利根川正男 |
1,600株 |
04.00%
|
鈴木政康 |
1,500株 |
03.75%
|
河北新報社 |
1,200株 |
03.00%
|
朝日新聞社 |
1,200株 |
03.00%
|
日本経済新聞社 |
1,200株 |
03.00%
|
産業経済新聞社 |
1,200株 |
03.00%
|
清野源太郎 [17] |
1,000株 |
02.50%
|
チャンネル
デジタル放送
JNN系列のリモコンキーID地図
今後、アナログ中継局がない及位なども含め県内各地に中継局を設置予定(中継局設置の代わりに共聴施設やケーブルでカバーするところもある)。ただし、他局のデジタル中継局が整備されても、当局は中継局を置かない地域(非該当)がある[注釈 6]。
アナログ放送(2011年7月24日運用終了)
【村山地方】
- 山形小白川 39ch(垂直偏波)
- 東根関山 40ch
- 山形山寺 45ch
- 東山形 48ch
- 蔵王温泉 49ch
- 尾花沢 50ch
- 尾花沢銀山 53ch
- 尾花沢牛房野 53ch
- 山形関沢 54ch
- 山形東沢 55ch
- 天童(舞鶴山) 59ch
- 朝日町 59ch
【置賜地方】
- 長井 21ch
- 高畠 39ch
- 白鷹下山 39ch
- 白鷹佐野原 40ch
- 小国 41ch
- 高畠時沢 48ch
- 米沢大沢 53ch
- 白鷹黒鴨 53ch
- 米沢(笹野山) 56ch(米沢デジタル局は天元台高原に設置)
【最上地方】
- 新庄(杢蔵山) 26ch
- 鮭川中渡 52ch
- 羽前金山 57ch
- 最上前森 57ch
- 真室川高坂 60ch
【庄内地方】
- 鶴岡(高館山) 22ch
- 鶴岡三瀬 59ch
- 朝日東岩本 59ch
アナウンサー
男性
- 1999年 結城晃一郎(アナウンス部長・プロデューサー兼任)
- 2016年 矢野秀樹
- 2024年 藤井響樹
女性
- 2023年 大塚美咲
- 2024年 大内希美、佐藤真優
- 2025年 佐藤友美
過去に在籍していたアナウンサー(異動・退職)
●は故人(在職中に死去した人物も含む)。
男性
- 1989年
- 山口武雄●(福井放送から移籍、開局時からのアナウンサー。2009年取締役報道制作局長在任中に出張先の福島県福島市の病院で死去[20])
- 1991年
- 中村哲也(アナウンス部在職中に気象予報士の資格を取得)
- 1994年
- 2008年
- 2012年
- 2014年
- 2022年
女性
- 1989年
- 1991年
- 1996年
- 菅原順子(中村哲也と同じく、在職中に気象予報士の資格を取得)
- 1997年
- 2001年
- 2006年
- 2007年
- 2010年
- 2011年
- 2015年
- 2018年
- 2019年
- 2020年
- 土田ユミ
同局報道部デスク
現在放送中の番組
自社制作番組
- Nスタやまがた(月曜 - 金曜 18:15 - 18:54)
- お得情報ぴぴたいむ(火曜 - 金曜 16:45 - 16:50)
- えこいろ(月曜 18:54 - 19:00)
- どすコイやまがた(水曜 19:00 - 20:00、再放送:土曜 13:00 - 14:00)
- ローカル魂(月1回水曜 19:00 - 20:00)
- ぐっじょぶYAMAGATA +(木曜 18:54 - 19:00)
- どよーびぽんち(土曜 17:00 - 17:30)
- 全国高校駅伝県大会
- きになっちゃう。(番宣番組)
TBS系列遅れネット番組
他系列番組
テレビ東京系列
山形県内4局のうち、TUYが一番多くテレビ東京系列の番組をネットしている。
その他
過去に放送した番組
自社制作番組
- TUYニュース
- TUYニュースの森やまがた
- TUYイブニング・ニュース
- TUYサタデーリポート
- べにばな国体はいま
- やまがたグルメロード
- ピラニア・フライデー
- スパカラチャレンジX・O
- テレビ遊学館(県政番組)
- 地域文化を訪ねて(同)
- 朝いち!やまがたウィークリー(同)
- ウィークリー県政(同)
- ピックアップ山形(同)
- 週刊やまがたWALKER!(同)
- GYAOS→週刊GYAOS
- たまこんX→たまこん
- ときめきテレビ
- TRY TUY→Try TUY(番宣案内番組)
- どよまんかわら版
- 歌セラ
- バレーボールV.プレミアリーグ女子山形大会・パイオニアレッドウィングス戦
- 地元山形に本拠を持つパイオニアのホームゲームを主に生中継で放送、年によってはCSGAORAにもネットされていた。
- サッカーJリーグモンテディオ山形戦中継(2007年 - 2008年度から年1試合程度)
- ワッキーワンダフルウィークエンド(金曜 18:50 - 19:00)
- どよまん -DOYOMAN-(土曜 16:30 - 17:30)
- 2021年3月20日終了。1997年10月4日スタート以来24年続いた。
- 情報ティータイム(火曜 - 金曜 15:49 - 15:54)
- 2021年4月2日終了。後継番組として「お得情報ぴぴたいむ」が放送されている。
開局時に山形放送・山形テレビからネット移行した番組
山形放送⇒テレビユー山形
山形テレビ⇒テレビユー山形
山形テレビネットチェンジからさくらんぼテレビ開局まで放送されていたフジテレビ系の番組
◎は山形テレビから移行し、後にさくらんぼテレビへ再移行した番組。○はテレビユー山形でネットを開始し、さくらんぼテレビへ移行した番組。※は山形テレビから移行し、テレビユー山形で終了した番組。
山形テレビネットチェンジまで放送されていたテレビ朝日系の番組
- 勇者エクスカイザー→太陽の勇者ファイバード→伝説の勇者ダ・ガーン(『マイトガイン』以降は山形テレビへ移行)
日本テレビ系
- あぶない刑事(1986年10月から1987年9月にかけて放送された本放送は、当時フジテレビ系列局にもかかわらず山形テレビで放送されていたが、1990年代にはテレビユー山形でも再放送されていたことがあった。ただし、(再)のマークはつかなかった。)
テレビ東京系
ほか
独立放送局
開局して初めて山形で放送されたTBS系の番組
(※印は現在放映中、〇印はサービス放送≪試験放送の一種≫期間から放映)
以下は毎日放送制作番組
TBS系列
脚注
注釈
- ^ 山形地区の民放テレビ第3局の免許申請の中には山形新聞のダミー申請も含まれていた。TUYに山形新聞の資本が入っているのはその名残でもある。
- ^ 山形新聞系広告代理店の山形アドビューロはそのために設置されている。
- ^ ちなみに、山形新聞はサービス放送初日から全国紙に先駆けてTUYの番組表をラテ欄に掲載した
- ^ TUYの設立祝賀会には山形新聞、YBC、YTSの幹部が出席した。
- ^ 実際は山形県下における販売総代理店である山形パナソニック(旧山形ナショナル電機)。同社の創業者である清野源太郎が、TUYの設立発起人かつ初代代表取締役会長だった。こうした経緯から主調整室の機材には、2020年(令和2年)6月28日までパナソニック製を採用していた。
- ^ 現時点では簗沢中継局・戸沢中継局・米沢館山中継局が該当。3中継局はSAYも非該当地域となっているほか、簗沢中継局はYTSでも非該当地域となっている。
- ^ 2021年3月までは同時ネットで放送されていた。
- ^ ただし、まんが名作劇場版(いわゆる再放送)は放送されなかった。
- ^ なお、リニューアル版番組『めちゃ×2イケてるッ!』は山形県ではさくらんぼテレビ開局時に放送が開始された。
- ^ 2009年のドラマ版も放送。
- ^ 他地域でも、他局で放送された番組を初めて再放送する場合は、(再)マークがつかないことがある。
- ^ 第1期は県内未放送、第2期はYBCで放送。
- ^ 第1期は県内未放送
出典
外部リンク
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地上波 28局 | |
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BSデジタル | |
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CSチャンネル1 | |
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旧加盟局 | |
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関連新聞・スポーツ新聞社9 | |
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関連項目 | |
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脚注

1加盟局が運営・出資する衛星放送(CSチャンネル) 2旧TBSは2009年に現TBSに放送免許を譲渡。 3旧CBCは2014年に現CBCに放送免許を譲渡。 4OTV大阪テレビ放送は後にABCに吸収。OTV閉局当時はJNNが未発足であったが便宜的に記述。 5旧RKBは2016年に現RKBに放送免許を譲渡。 6旧MBSは2017年に現MBSに放送免許を譲渡。 7旧RSKは2019年に現RSKに放送免許を譲渡。 8旧BSNは2023年に現BSNに放送免許を譲渡。 9母体新聞社及び加盟局と友好関係のある新聞社。 10JNN系列局はないが、友好関係がある新聞社(過去に系列局を置く計画があったが、断念した)。 11TBSラジオなどが加盟するラジオネットワーク。 12旧称・TBSカンガルー災害募金。
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