ブルック・ロペス
ブルック・ロバート・ロペス(Brook Robert Lopez, 1988年4月1日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のプロバスケットボール選手。NBAのロサンゼルス・クリッパーズに所属している。ポジションはセンター。双子の弟ロビン・ロペスもNBA選手である。 生い立ちブルックと弟のロビンの父ヘリベルト・ロペスは野球のキューバ代表選手、アメリカ人の母、デボラ・レドフォードは水泳のアメリカ代表候補にも選ばれたというスポーツ一家で育った。しかし父のヘリベルトは彼らが5歳の頃に出奔しており、以来2人とは会っていない。祖父がバスケット選手だった影響を受けて、バスケットボールを始める。 サン・ワーキン記念高校卒業後、ロビンと共にスタンフォード大学に進学。双子のビッグマンとして注目を集めるようになる。1年目のシーズン、ブルックは背中の手術のため最初の5試合を逃したが、復帰後の26試合中18試合に先発出場し、12.6得点、6.0リバウンドを記録。2年目のシーズンには学業面の問題で最初の9試合を逃したが、27試合中25試合に先発出場し、19.3得点、8.3リバウンド、2.1ブロックを記録し、チームをNCAAトーナメントのSweet16まで導いた。ブルック個人は全米コーチ会、AP通信選出のオールアメリカ3rdチーム、Pac-10の1stチームなどに選ばれた。 大学では2シーズンだけプレイし、ロビンと共に2008年のNBAドラフトにアーリーエントリーした。 NBAキャリアニュージャージー・ネッツドラフトではニュージャージー・ネッツから全体10位指名を受けた。ロビンはフェニックス・サンズから15位指名を受け、一卵性双生児が同じ年に共に1巡目指名された初めての例として話題になった。ドラフト前には7位指名権を持つシャーロット・ボブキャッツから指名を約束されていたが、ボブキャッツはD.J.オーガスティンを指名した。 10位という決して高くない順位で指名されたが、先発センターのジョシュ・ブーンが故障で戦列を離れたのを契機に先発に抜擢され、以後シーズン終了まで先発の座を守り抜いた。シーズン後半には持ち前の得点力を発揮して2桁得点を連発し、この年の新人王に輝いたデリック・ローズを抑えて1月と2月の月間新人賞に選ばれた。最終的には13.0得点、8.1リバウンドの成績を残し、通算152ブロックはリーグ全体でも4位の好記録だった。オールルーキーチームでは1stチームに名を連ねている。 ブルックリン・ネッツ2012年7月11日、新生ブルックリン・ネッツと4年契約を結んだ[1]。 ロサンゼルス・レイカーズ2017年6月20日、デアンジェロ・ラッセルらとのトレードでロサンゼルス・レイカーズに移籍。生まれ故郷のアメリカ西海岸のチームで再出発することになった[2]。11月3日の古巣のブルックリン・ネッツ戦では、34得点、10リバウンドを記録し、 古巣相手に強烈な「恩返し」を果たした[3]。 ミルウォーキー・バックス2018年7月8日、ミルウォーキー・バックスと1年総額340万ドルで契約した[4]。2018-2019シーズンは攻守に活躍し、60勝を挙げたチームに大きく貢献した。2018年11月11日のデンバー・ナゲッツ戦ではキャリアハイとなる8本のスリーポイントを決めた[5]。2019年6月30日、バックスと4年総額5200万ドルで再契約した[6]。また同日弟のロビンもバックスと契約し、キャリア12年目して初めて兄弟が同じチームでプレーすることとなった。ロビンは1年でバックスを去った。2020-21シーズンはファイナルの進出、フェニックス・サンズとのファイナルでは6試合で平均11.5得点を記録するなど優勝に貢献した[7]。 2022-2023シーズン、2月27日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦でキャリア15000得点を記録した[8]。2023-2024シーズン、11月24日のワシントン・ウィザーズ戦でキャリアハイに並ぶ39得点を記録した(2011年4月6日のデトロイト・ピストンズとの対戦でも39得点を記録していた。)[9]。2024-2025シーズンのNBAカップ決勝では13得点、9リバウンドを記録して優勝に貢献した[10]。 ロサンゼルス・クリッパーズ2025年7月6日にロサンゼルス・クリッパーズとの2年総額1,800万ドルの契約を結んだ[11][12]。 個人成績
NBAレギュラーシーズン
プレーオフ
1試合記録
カレッジ
エピソード
脚注
外部リンク
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