ブレイディ・シンガー
ブレイディ・アラン・シンガー(Brady Alan Singer, 1996年8月4日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州レイク郡リースバーグ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのシンシナティ・レッズ所属。 経歴プロ入り前2015年のMLBドラフト2巡目(全体56位)でトロント・ブルージェイズから指名されたが、契約せずにフロリダ大学へ進学した。 フロリダ大学では2年次からエース格となり、2017年のメンズ・カレッジ・ワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。2018年は17試合で12勝3敗という好成績を記録し、全米の大学野球の最優秀選手に贈られる賞であるディック・ハウザー・トロフィーを受賞し、大学生3強と目された。 プロ入りとロイヤルズ時代2018年MLBドラフト1巡目(全体18位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名され[2]、7月3日に契約を結んだ(契約金は425万ドル)[3]。なお、この年はマイナーでは登板しなかった。 2019年、傘下のA+級ウィルミントン・ブルーロックスでプロデビュー。AA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズでもプレーし、2球団合計で26試合に先発登板して12勝5敗、防御率2.85、138奪三振を記録した。また、7月にはオールスター・フューチャーズゲームのアメリカンリーグ選抜に選出された[4]。 2020年7月25日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のクリーブランド・インディアンス戦にて先発でメジャーデビュー(5回2失点で勝敗付かず)[5]。この年はメジャーで12試合に先発登板して4勝5敗、防御率4.06、61奪三振を記録した。 2021年は27試合に先発登板したが勝ち星は伸びず、5勝10敗、防御率4.91という成績に終わった。 2022年は27試合に先発登板し、初の2桁勝利となる10勝5敗、防御率3.23を記録した。 2023年は、シーズン開幕前の2月10日に第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のアメリカ合衆国代表に選出された[6]。 レッズ時代2024年11月21日にジョナサン・インディア、ジョーイ・ウィーマーとのトレードで、シンシナティ・レッズへ移籍した[7]。 選手としての特徴平均球速92.1mph(約148km/h)のシンカーと平均球速84.0mph(約135km/h)のスライダーが投球の大半を占める。稀にチェンジアップやフォーシームも投げる[8]。 人物2018年のクリスマスにシンガーがTwitterに投稿した、ドラフトで得た契約金425万ドルで住宅ローンなど両親の負債を返済するという内容の動画が、全米で話題となった。手紙でそのことを知った母親は感涙にむせんでいた[9][10]。 詳細情報年度別投手成績
WBCでの投手成績
年度別守備成績
記録
背番号
代表歴脚注
関連項目外部リンク
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