三沢またろう
三沢 またろう(みさわ またろう、1960年10月23日 - )は、日本のパーカッショニスト、音楽プロデューサー、アレンジャー[1]。MATARO名義でも活動する。本名は三沢 成樹(みさわ しげき)[1]。北海道苫小牧市出身[1]。洗足学園音楽大学ロック&ポップス打楽器講師[2]。 人物芸名の「またろう」は高校時代のニックネームに由来する[注 1][1]。音楽業界に紹介してくれた先輩が母校・東京音大出身であったためプロになってからもそう呼ばれ、姓名判断の結果が良かったことや覚えてもらいやすいということでそのまま名乗り続けることになった[3]。 音大ではクラシック打楽器を学び、ティンパニ・マリンバ・グロッケンはもちろん、ラテン楽器のコンガ・ボンゴ・ティンバレスやジャンベ・カホン・パンデイロ・タブラほか、あらゆるパーカッションをノンジャンルで操り、どんな音楽にも独自のアレンジでパーカッションを加える。自らを「ジャンルにとらわれない、またろう流のパーカッション」と称する。 東京音楽大学在学中にサンババンド「OPA」に参加、続いてシュガー(1982年)や髙橋真梨子(1983年)などのアーティストのバックバンドでプロのパーカッショニストとしてレコーディングおよび演奏活動を開始する[注 2][2][4]。そして大学卒業後の1985年にスタジオミュージシャンとしての活動を本格化。以来、さまざまなアーティストのレコーディングやライブに参加する。そのジャンルはポップス・ハードロック・メタル・ラップ・歌謡曲・アニメソング・CMジングルなど幅広い。またスタジオ・ミュージシャンとしての活動と並行してアーティストのアレンジやプロデュース、CMの作曲・編曲等を手掛け、複数の音楽ユニットやバンドにも参加する[4]。自身のバンド「J.A.M」「東京マンデーズ」「The Rhythm Kings」ではボーカル・ギターも担当する。 1990年、米米CLUBのコンサートツアー『SHARISHARISM ART WORK』に参加し、以降メンバーとして1997年の解散まで活動する。そして2006年の再結成以降もサポートミュージシャンとして関わることとなる。とくに演奏するだけでなく、観客を楽しませ盛り上げるエンターテイナーとしての感覚は米米CLUBに在籍したことで大きく養われたという。演奏は観客の目を惹く事を意識した大きなアクション・パフォーマンスが特徴的。 パーカッションのほかコーラスも担当し、自らコーラスアレンジも手がける。 落語家としての顔も持っており、実際に落語を披露することはほとんどないが「金原亭またろう」という亭号も得ている[注 3]。 妹の三沢泉(みさわ いずみ)も同じくパーカッショニスト。坂本真綾のコンサート等に関わり、連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK)のBGMのレコーディングにも参加している[5][6]。 略歴※オフィシャルサイトなどのプロフィールを参照[2][3][4]。 1976年、東京音楽大学付属音楽高等学校打楽器科に入学。 1979年、東京音楽大学打楽器科に入学。 大学在学中の1980年にサンバ・グループ「OPA」のパーカッショニストとしてプロデビュー。 1985年に大学を卒業すると、宮野弘紀らとフュージョンバンド「Right Staff」を結成。 1989年、高橋真梨子のアルバム『Pretend 』に楽曲「POLICE STORY」を提供。 1990年、米米CLUBに参加。以降、1997年3月の解散までメンバーとして活動する。同年、あがた森魚を中心に音楽ユニット「雷蔵」を結成。 1993年、角川映画「REX 恐竜物語」のテーマソング「ときの旅路 〜REXのテーマ〜」(米米CLUB、オリコン3位)の編曲を手掛ける。 1994年11月10日、1stソロシングル「ヒミツの海」発売。同年12月1日、1stソロアルバム『MONTUNO』発売。 1995年 3月10日、2ndソロシングル「星の下で踊りましょう」発売[注 4]。8月25日、 3rdシングル「君を愛した理由」発売[注 5]。 1996年、ドゥービー・ブラザーズ、玉置浩二のジョイントコンサートにサポートメンバーとして参加。同年、自らプロデュースを手掛けるユニット「THE RHYTHM KINGS」を結成。同年8月、石井竜也、Char、有賀啓雄によるユニット「ACRI」のアルバム『ACRI』のレコーディングに参加。 1997年11月17日、「東京マンデーズ」結成。同年12月、MATARO Presents『THE RHYTHM KINGS & 金原亭世之介~コンガは落語でX'mas』を開催。 2003年、テツandトモの初メジャーCD「なんでだろう 〜こち亀バージョン〜」をプロデュース。 2006年、米米CLUBが復活し、継続的に活動することを発表。 所属グループ
The Rhythm Kings[9]
サポートした主なアーティスト
ディスコグラフィーソロシングル
アルバム
提供楽曲※ソロ、所属グループを除く。
アレンジ&プロデュース作品
映像作品
J.A.M.名義アルバム
The Rhythm Kingsシングル
アルバム
東京マンデーズシングル
アルバム
出演
脚注注釈出典
外部リンク
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