岡山学芸館清秀中学校・岡山学芸館高等学校
岡山学芸館清秀中学校(おかやまがくげいかんせいしゅうちゅうがっこう)・岡山学芸館高等学校(おかやまがくげいかんこうとうがっこう)は、岡山県岡山市東区西大寺上に所在し、中高一貫教育を提供する私立中学校・高等学校である。高等学校においては、清秀中学校から入学した生徒は普通科清秀高等部(清秀中学校に在籍していた生徒のみ清秀高等部へ入ることができる)に所属する併設型中高一貫校でもある[2]。学校法人森教育学園が運営しており、通称は「学芸(がくげい)」、「学芸館(がくげいかん)」。旧・金山学園高等学校(かなやまがくえんこうとうがっこう)とも呼ばれる。 概観1960年(昭和35年)に設置・開学。普通科の他、全国の私立学校としては初めて設置された英語科がある。また同科の生徒は全員が最低1年の海外留学を行う。2004年度文部科学省スーパーイングリッシュランゲージハイスクール(SELHi)指定校,2015年度スーパーグローバルハイスクール(SGH)認定。 近年では部活動にも注力しており、硬式野球部が2001年春(第73回)に出場したことを皮切りに、バスケットボール部、サッカー部、吹奏楽部などが全国大会に出場している。2015年夏(第97回)にも出場し、春夏合わせて3度目の甲子園出場となった2019年夏(第101回)には甲子園初勝利を挙げた[3]。2023年にはサッカー部が第101回全国高等学校サッカー選手権大会において、初優勝をした。これは岡山県勢においても初の優勝である。 生徒指導において「ゼロ・トレランス方式」をいち早く導入している。なお、生徒の携帯電話を持ち込み可とし、学校連絡にも電子メールを活用している。 学園の信条学校創立者の森嘉吉が情誼、知性と教養、礼儀の重視、個性の伸長、郷土愛 愛国などの内容からなる建学の精神6カ条を記し、今日まで「学園の信条」として継承されている。 教育目標教育目標として高い倫理観の育成、社会規範の遵守、個人主義意識と社会・国家意識を両立した教育、英語教育・海外交流の重視、思想・歴史・文化を重視した教養教育、国語教育の充実、文武両道の教育などを掲げている。 沿革年表
基礎データ所在地
交通アクセス設置形態
部活動「★」印は強化指定部。
著名な卒業生サッカー
野球
格闘技その他スポーツ
芸能著名な教職員・関係者不祥事岡山学芸館高校の男子バスケットボール部の顧問を務めていた50代の男性教諭が2002年の赴任時より部員に対して、「殺してやろうか」「死んでもらう」「ばか」と言った暴言を浴びせた他、部に所属している息子の髪の毛を掴んで引っ張ったり、部員に平手打ちなどの体罰を繰り返し行っていた。2013年には謹慎処分を受けるが、その後も改善が殆ど見られず2021年8月には保護者からの苦情を端緒として教頭が「懲戒解雇に相当する」と判断し、この当該教諭は同月付で依願退職した。岡山学芸館高校は「生徒や保護者に申し訳ない。体罰は絶対にあってはならないことで、今後、全職員に研修を行うなど再発防止に努める」としている[4]。 脚注及び参照
関連項目
外部リンク |
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