武士道はつらい
『武士道はつらい』(Touché,Pussy Cat!、1954年12月18日、劇場公開時『剣豪ジェリー』)は「トムとジェリー」の作品のひとつ。1954年アカデミー賞ノミネート作品。シネマスコープ作品だが、未対応劇場用に標準サイズの映像も製作された。日本においては2025年1月1日以降パブリックドメインである。 スタッフ
作品内容
タフィーは、父フランソワの友人であり、パリの国王警備隊・Mouseketeer[注 1]の隊長であるジェリーの元を訪ね弟子入りを懇願する。目的は騎士修行であった。 早速、タフィーの剣の腕を試すことにしたジェリー。だが、彼はまったく剣の腕がなっていなく、おまけに家具を破壊し誤ってジェリーの尻を突いてしまう始末。 闇雲に剣を振るうだけでは強い騎士とは呼べない。騎士道精神から叩き込もうとジェリーはタフィーを率いて外へ繰り出すが、そこへ運悪くトムに出会ってしまう。ジェリーは隠れてやり過ごそうとするが、タフィー無謀にもトムへ勝負を挑んだ上、あっさり返り討ちにされてしまった。 軽はずみな行動を繰り返すタフィーには騎士の素質なしと見限り、故郷に帰すことにしたジェリー。フランソワ宛の手紙を持たされ寂しげに踵を返すタフィーだったが、振り返るとトムとジェリーが決闘していた。圧倒的な体格差によりどうやらジェリーは苦戦している様子。すぐさまタフィーはジェリーを助けようと背後からトムに一矢報いる。トムvsジェリー・タフィーによる決闘がしばし続いた後、タフィーはワインの樽を叩き割り「洪水」を起こし、トムをドブに流し込んでしまう。 強敵を見事退けるという大活躍を果たしたタフィーをジェリーは警備隊の仲間に迎え入れる。しかし、自身の銃士姿に見惚れるがあまり調子づいたタフィーは、またしてもジェリーの尻に剣を突いてしまい、ジェリーにお仕置きされてしまう。尻を打たれながら呆れ顔で「C'est la guerre.(これも戦争だね)」[注 2]とぼやくタフィーだった。 登場キャラクター
備考原題にもなっているタフィーの言い回し「Touché,Pussy Cat」の直訳は「一本あり、猫ちゃん」。日本語では「どうだ、参ったか!」と吹き替えられている。 ジェリー率いる「Mouseketeer」という組織は『武士道修行も楽じゃない』『パーティ荒し』『王様を起こさないで』といった作品でも登場する。 脚注関連項目 |
Portal di Ensiklopedia Dunia