筑波大学附属大塚特別支援学校
筑波大学附属大塚特別支援学校(つくばだいがくふぞく おおつかとくべつしえんがっこう、英: Special Needs Education School for the Mentally Challenged, University of Tsukuba)は、東京都文京区春日に所在する国立特別支援学校。 概要
教育特殊教育から特別支援教育への変化、在籍するこどもの障害の重度重複化・多様化、ICF (WHO, 2001) モデルによる障害概念の進化に伴い、2010年度より「個別教育計画」と「学習内容表」を活用する新たなカリキュラム研究をスタートさせた。 本校のカリキュラムは、全体として「See(評価)−Plan(計画)−Do(実践)/Improvement(改善)」のカリキュラム運用プロセスに基づいている。 「個別教育計画」は、「個のニーズ」に基づく「プラン」、S-P-D/Iの連環からなる「プロセス」、支援体制を構築する「システム」の3つの側面に基づいて立案される。これは「発達段階」、「障害特性」、「生活年齢」の3つの視点に応じて設定したものである。 「学習内容表」は、「関係の形成と集団参加」を中核に、「生活」、「認知」、「身体・運動」、「情操」、「コミュニケーション」を並列に構成し、これら6領域から「社会生活への入り口」として「社会生活・進路学習」とつながるように構成されている。その内容の特性上、生活文脈・生活経験を重視した学習、教科特性を活かした学習、個のニーズや発達段階、障害特性を重視した学習の3つのカテゴリに分けてとらえている。 幼稚部「自発的にいきいきと活動できる子ども」を教育目標としている。3歳~5歳の2学級編成であるが、各年度の実態に応じて学級編成を検討する。個別指導以外の教育活動は、すべて2学級合同で実施する。 小学部全ての指導が、「領域・教科を合わせた指導」の形態で教育課程が編成されている。個々の教育的ニーズを十分考慮し、集団を活かした授業を展開している。 中学部高等部卒業までの6年間で、将来の社会・文化への参加および社会的自立を目指して、計画的、段階的に学習を進めていく。 高等部将来の働く生活に必要な基礎的な力を養い、社会に対する認識や自己への理解を深め、個々に応じた進路を自ら選択するように総合的・実践的な学習を行う。 行事5月に運動会、11月に「大塚祭」(文化祭)が幼小中高合同で実施される。 また、1978年から続く、1月に行われるスキー合宿は中高合同で実施される。 小学部は毎年附属小との交流学習がある。中学部では筑波大学附属高校との「交流および共同学習」が2010年度より実施されている。高等部では、ここ数年筑波大学附属坂戸高校との交流会が行われている。 沿革
脚注
関連校関連項目
外部リンク |
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