群馬県道62号沼田大間々線
群馬県道62号沼田大間々線(ぐんまけんどう 62ごう ぬまたおおまません)は、群馬県沼田市からみどり市に至る県道(主要地方道)である。 概要本県道は、赤城山の北側に位置する沼田市と、山の東側に位置するみどり市大間々地区を連絡する道路である。 赤城山周囲のうち、袈裟丸山一帯との間の山岳地帯になっている北東側を抜けることのできる唯一の車道である。群馬県北部から交通網の整備された群馬県東部へ抜けられるだけでなく、国道120号金精道路の冬期閉鎖期間は、群馬県北部と栃木県日光市とを連絡する最短経路にもなる。 路線データ
歴史群馬県北部の利根郡と、赤城山南方を取り巻く勢多郡の東部で渡良瀬川筋に近い地域を短絡する道筋は、赤城山と袈裟丸山の間の低い位置にある小出屋峠を経由する「根利道」と呼ばれる徒歩道が古くから存在しており、人の背や牛馬を用いての農産物や養蚕関連の輸送が行われ、沿道の根利や南郷といった集落は宿場となっていた。 車道として整備されたのは明治末期以降で、当初は群馬県の県費支弁の里道として整備が進められた。その後も整備改良が進められたものの、途中が過疎地帯であるため1 - 1.5車線の狭隘路が長く続くのみならず、豪雪地帯である群馬県北部の山岳地帯を経由する条件から冬期の積雪・凍結が著しく、峠区間の冬期閉鎖を余儀なくされていた。 1990年代以降、緊急地方道路整備事業の対象となってトンネル掘削・新規架橋を伴った大規模改良工事が急速に進展した。 年表
路線状況本県道の単独区間は約40kmと長く、近年山岳区間でのトンネル開削などのバイパス化進展で通年通行可能な整備が進められたが、沼田市利根町日影南郷から桐生市黒保根町下田沢の区間はアップダウンやカーブの連続でなおかつ道幅が狭いなど、条件の悪い区間が残る。 また大正時代以来の路線付け替えも多く、途中の根利 - 南郷間では営林署の軌道跡を利用した区間もある。 通称
重複区間
道路施設道の駅
トンネル
交差する河川
地理通過する自治体交差する道路(起点、2015年9月) 県道1号の起点でもある。 写真奥方向が県道62号、写真右方向が国道120号・国道401号・県道1号、写真左方向が国道120号・国道401号、写真奥方向方向が市道である。 (終点、2015年8月) 県道69号・70号の起点かつ県道73号の終点でもある。 写真奥方向が国道122号・国道353号・県道62号・県道70号、写真右方向が国道122号・国道353号、写真手前方向が県道69号、写真左方向が県道73号である。
沿線にある施設など
脚注参考文献
関連項目 |
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