花咲舞が黙ってない
『花咲舞が黙ってない』(はなさきまいが だまってない、英題: Hanasaki Mai Speaks Out[1][2])は、池井戸潤の経済小説『不祥事』『銀行総務特命』などを原作とする日本のテレビドラマシリーズ。 2014年に漫画化され、テレビドラマ第2シリーズ終了後の2016年には同名タイトルの小説が『読売新聞』の朝刊に連載され、2017年9月に文庫本が中公文庫から刊行された[3](小説については花咲舞が黙ってない (小説)を参照)。 「花咲舞が黙っていない」の表記は誤り。 本稿では便宜上、第1シリーズをS1、第2シリーズをS2、第3シリーズをS3とする表記を適時用いる。 概要メガバンク・東京第一銀行の臨店班、花咲舞と相馬健のコンビが、銀行内の様々なトラブルを解決してゆく。 臨店班とは問題を起こした支店へ直接出向き、業務改善できるように指導・支援し、解決を図る部署である。支店の問題点を洗い出すという仕事の性質上、臨店先ではあまり歓迎されず、行員の協力もなかなか得られない中で、花咲と相馬が奮闘する。 S1・S2(概要)原作は花咲シリーズの『不祥事』以外に同じ池井戸潤の、指宿修平を主役とした『銀行総務特命』『銀行狐』、黒部一石を主役とした『銀行仕置人』、恋窪商太郎を主役とした『仇敵』シリーズなどの短編が、アレンジされて使用されている。 主演は杏。前年に放送された同じく池井戸原作のTBSドラマ『半沢直樹』になぞらえて、「女性版・半沢直樹」的主人公の銀行員を演じると報道された[4]。 第1シリーズは、2014年1月23日に作者の池井戸より製作が発表され[5]、同年4月16日から6月18日まで日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で放送された。主演の杏は、『ごちそうさん』終了後継続出演であり、また継続主演でもあった。 2015年3月27日に第2シリーズの製作が発表され[6][7]、同年7月8日から9月16日まで第2シリーズが前作と同じ水曜ドラマ枠で放送された[6][7]。本作ではあえて続編を意図とする「パート2」や「続」といった文言をタイトルに入れず、相馬役の上川隆也は「花咲舞の物語は、何も変わらず、再び幕を開けるのです」と記者会見で述べている[6]。 S3(概要)2024年4月13日から6月15日まで第3シリーズが日本テレビ系「土ドラ9」枠で放送された[8]。新ドラマ枠「土ドラ9」の第1作[8]。 主演の舞を今田美桜、相馬を山本耕史にキャストを一新し、ドラマと同名タイトルの小説を原作として映像化された[9]。 S1・S2で相馬を演じた上川は、S3では舞の叔父・花咲健役で出演した[10][注 1]。また、原作に半沢直樹が登場することからドラマでも第5話から登場し、同役として、劇団ひとりが起用された[12][13]。 舞が支店の窓口係から臨店班に異動するところから物語が再始動しており、S1・S2での出来事はリセットされている[14]。 キャストキャストについては『不祥事』を下敷きにしている。詳細な人物説明は不祥事 (小説)#登場人物を参照。 主要人物
東京第一銀行本部
産業中央銀行
舞の家族
ゲストS1(2014年)複数話登場の場合は演者名の横の括弧()内に表記。
S2(2015年)
S3(2024年)
スタッフ
放送日程第1シリーズ
第2シリーズ
第3シリーズ
スピンオフドラマ『花咲舞のまかない飯』(はなさきまいのまかないめし)のタイトルで、2024年4月27日のS3第3話放送終了後から日本テレビ(関東ローカル)で放送され、TVer、動画配信サービス・Huluにて配信された[133]。 あらすじ(スピンオフドラマ)
キャスト(スピンオフドラマ)スタッフ(スピンオフドラマ)
配信日程(スピンオフドラマ)
漫画テレビドラマシリーズのコミカライズ作品として『Kiss』(講談社)2014年7月号から2015年9月号まで、六多いくみ作画で漫画が連載された。第1回目にはドラマ版の現場レポート漫画が掲載されている。2015年の第2部第1話ではテレビドラマ版(第2シリーズ)決定の宣伝もあった[134]。2015年の第2部第3話では漫画家・六多による「花咲舞役:杏さんインタビュー!」を敢行した[135]。 書籍情報(漫画)
関連商品映像商品
CD
書籍
脚注注釈
出典
講談社コミックプラス
外部リンク
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