足立信也
足立 信也(あだち しんや、1957年〈昭和32年〉6月5日 - )は、日本の医師、医学者、政治家。大分市長(公選第6代)。筑波大学客員教授、大分大学客員教授[1]。 医師として筑波メディカルセンター病院診療部部長、国立霞ヶ浦病院消化器科医長、筑波大学臨床医学系外科助教授、同外科講師、きぬ医師会病院外科診療科長などを歴任[2]。 政界進出後は厚生労働大臣政務官(鳩山由紀夫内閣・菅直人内閣)、参議院政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員長、国民民主党参議院幹事長(初代)、旧国民民主党政務調査会長(初代)、民進党政務調査会長(第4代)などを歴任した[2][3]。 来歴生い立ち大分県大分市上戸次で、父・二也(つぎや)、母・ウメノの次男として生まれた[1]。母は教師だった[1]。大分市立上戸次小学校、大分市立戸次中学校、大分県立大分舞鶴高等学校、筑波大学医学専門学群卒業、医学博士[4]。 医師・医学者として大学卒業後、筑波大学附属病院見学生・研修医を経て、1983年より筑波大学附属病院医員。その後きぬ医師会病院勤務、国立霞ヶ浦病院消化器科医長、筑波メディカルセンター病院診療部長を務める。また1994年より筑波大学医学専門学群臨床医学系外科講師、2003年より同助教授[1]。 政治家として国会議員時代![]() 2004年、「足立信也と安心な日本を創る会」を設立し、同会代表に就任した。民主党に入党し、第20回参議院議員通常選挙に同党公認で大分県選挙区から立候補。自由民主党現職の仲道俊哉を10万票超の大差で破り、初当選した。 2009年、鳩山由紀夫内閣で厚生労働大臣政務官に任命され、菅直人内閣まで務める。在任中、出産育児一時金の直接支払制度をつくり[5]、同年10月以降の分娩について実施されている[6]。 2010年の第22回参議院議員通常選挙では民主党公認で立候補し、与党への逆風で苦戦を強いられたが、大分県選挙区で自民党新人の小田原潔を4万票弱の票差で破り、再選。 2012年、参議院政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員長に就任。 2015年の民主党代表選挙では元代表の岡田克也の推薦人に名を連ね[7]、岡田が党代表に選出された[8]。 2016年の第24回参議院議員通常選挙では民進党公認で大分県選挙区に立候補し、また苦戦を強いられたが、自民党新人の古庄玄知を1,090票の僅差で破り、3選。 2017年7月27日、民進党代表の蓮舫が、同月の東京都議会議員選挙の結果を受けて辞任を表明[9]。蓮舫の辞任に伴う代表選挙(9月1日投開票)では前原誠司の推薦人に名を連ねた[10]。 2018年5月7日、民進党と希望の党の合流により結党された国民民主党に参加[11]。同日、政務調査会長に就任した[12]。9月11日に政調会長を退任し組織委員長に就いた。 2020年9月5日、立憲民主党と国民民主党が解党して設立する合流新党(新「立憲民主党」)に参加しないと表明した[13]。9月7日、玉木雄一郎を中心とする新「国民民主党」に加わる国会議員の募集が締め切られ、足立が同党に入党届を提出したことが明らかとなった[14]。9月24日、参議院幹事長に就任した[15]。 2021年11月20日、翌年の第26回参議院議員通常選挙に国民民主党公認で4選を目指して立候補することを表明した[16]。しかし、2022年初頭には所属する国民民主党が2022年度予算案に賛成したため他の野党が反発。足立自身は本予算の採決を欠席し[17]、同年5月の補正予算案にも反対の立場をとり[18]欠席した[19]が、日本共産党が大分県選挙区で新人を擁立し、社民党も自主投票とするなど野党間の足並みは乱れた[20]。2022年7月10日の投開票の結果、前回は勝利した自民党新人の古庄玄知に約4万5千票の差で敗れ、議席を失った[21]。 選挙後の8月6日に行われた国民民主党大分県連総務会で県連代表の辞任ならびに離党が承認された[22]。 大分市長同年11月、翌2023年4月に実施予定の大分県知事選挙を含め、来年春の統一地方選挙に出馬する意欲を示していることが明らかになった[23]。その後、大分市長であった佐藤樹一郎が大分県知事選へ立候補準備のために辞職し、その後任を選出する大分市長選挙への立候補を表明した[24]。 2023年4月16日、大分市長選挙が告示されたが、足立以外に立候補の届出がなかったことから、無投票での初当選が決まった。大分市長選の無投票選挙は1951年以来72年ぶりとなる[25][26]。自民党大分市連・立憲民主党・国民民主党の推薦を受けた[27]。当初の選挙投開票日でもあった同年4月23日から任期が開始され[26]、4月24日に市長として大分市役所に初登庁した[28]。 年譜![]() ![]()
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外交・安全保障
ジェンダー
その他
人物論文CiNii Articles 著者 - 足立 信也(国立情報学研究所) 選挙歴
脚注
外部リンク
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