高校ラグビー日本代表高校ラグビー日本代表(こうこうラグビーにほんだいひょう)は、卒業間近の高校3年生で構成されるナショナルチームである。 現在は約1年近くの強化期間を設け、複数回の国内合宿を経て、2月に候補から代表メンバーを選出し、3月に強豪国への海外遠征を行う。国内で海外チームと対戦したことはない。 一方、ほぼ同年齢で構成されるU17日本代表は、国内での夏期合宿を経て、毎年8月下旬に開催される「日・韓・中ジュニア交流競技会」への出場に特化しているナショナルチームである。 歴史1971年、全国高等学校ラグビーフットボール大会50周年の記念事業として初めて海外遠征を行った[1]。 主に、年末年始の全国高等学校ラグビーフットボール大会の後、国内合宿などを経て3月にヨーロッパへの遠征が実施されるほか、夏休み期間を利用して南半球への遠征が行われる。 2002年3月のトンガ遠征では、現地でもまれな高温多湿な気象状況で、1試合を行った後、3試合を残して帰国した[2][3]。 2003年3月8日から25日まで予定されていたイングランド遠征は、当時アメリカ合衆国・イギリスとイラクの関係が不穏な状況となり、安全確保のため中止された。3月20日にはイラク戦争が勃発した。3月5日、高校日本代表に選ばれた選手の顕彰式を行った[2]。 2020年からの新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、2019年度(2020年2月)の強化合宿が途中で中止となり、3月に予定していたウェールズ遠征も中止された[4]。 翌2020年度(2021年1月)には、第100回全国高校ラグビー大会優秀選手30人を選び表彰した[5]。 2021年度(2021年3月)も遠征が行われず、高校日本代表候補エキシビションマッチ「U19 Red Blossoms vs. U19 Blue Blossoms」が行われた[6]。 2022年度(2023年3月)、4年ぶりに海外遠征が再開[7][8]。3月15日から28日までの日程で、U19アイルランド代表などと対戦した[8][9]。 2023年度は、2023年5月に第1次候補103名を発表[10]。候補合宿(TIDユースキャンプ)を4回(6月、9月、12月、2024年1月)、2024年2月・3月に国内直前合宿を経て、イタリア遠征を実施[11][12][13][14]。使用ジャージは、シニア日本代表2023年版とほぼ同じ(シニア版にあった「ドラえもんの鈴」のような首のアクセントは無くなった)[11][15]。 2024年5月16日、2024年度の高校日本代表候補・第1次メンバー108名を発表。監督は桑原立[16](愛知県立名古屋西高校ラグビー部顧問)が務める[17][18]。高校日本代表候補合宿として「TIDユースキャンプ」を4回(6月、9月、12月、2025年1月)実施[17]。2025年2月1日に高校日本代表29名を発表し、強化合宿を経て、3月10日からイングランド海外遠征が行われる[19][20]。 メンバー2024年度 高校日本代表候補
2024年度 高校日本代表2025年2月1日、高校ラグビー日本代表29名を発表した[19][20]。 2025年3月22日に行われる「U19イングランド代表戦」の、高校ラグビー日本代表試合登録メンバーを発表した[21]。 スタッフ2024年度高校日本代表スタッフ
海外遠征と歴代監督
脚注注釈出典
関連項目外部リンク |
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