2014年のJ3リーグ
この項目では、2014年シーズンのJ3リーグ(J3)について述べる。 概要Jリーグが3部制となって初めてのシーズンで、明治安田生命保険とタイトルパートナー契約を結び、「2014 明治安田生命 J3リーグ」として開催する。 参加するクラブは参入申請のあった19クラブのうち、「J3ライセンス」資格審査及び「J3スタジアム要件」審査に合格し、「J3入会審査」を経てJリーグ理事会から入会を承認された10クラブにJ2・JFL入れ替え戦の敗者となった1クラブの計11クラブ。そこにJ1・J2の若手選手の出場機会を確保するため22歳以下の選手を対象にして結成されるJリーグ・アンダー22選抜が加わり、リーグ戦は計12チームにより争う。 12チームのうち日本フットボールリーグ(JFL)から9クラブ(2013年11月19日発表[1])、東北リーグ1部からグルージャ盛岡(2013年12月2日発表[2])および2013年12月1日・8日に行われたJ2・JFL入れ替え戦で敗れたガイナーレ鳥取(J2からの降格)が参加する。 2014年シーズンのJ3のクラブ
レギュレーション→詳細は「J3リーグ § 大会方式」を参照
試合は前後半90分(45分ハーフ)で、同点の場合は延長戦を行わず引き分けとし、勝ち点(勝ち3、引き分け1、負け0)によりリーグ戦の順位を決定する。上位2チームに入り、J2ライセンスを取得している場合は、J2との入れ替えに臨む(J2・J3入れ替え戦参照)。 リーグ戦のベンチ入りメンバーは16人まで(J1・J2より2人少ない)で、選手交代は5人まで可能(J1・J2より2人多い)。警告累積4回で次節出場停止となる。 スケジュール2013年12月17日にリーグ戦の概要が発表された[5]。3月9日開幕・11月23日閉幕の全33節・198試合が3回戦総当り(ホーム&アウェイ+ホーム or アウェイ、U-22選抜は全試合アウェー扱い)で行われる。途中、6月21日・6月22日・6月25日の第17節から7月19日・20日の第18節まで1カ月間中断期間が設けられるほか、9月14日から10月2日に行われる仁川アジア大会にU-21代表で臨む関係からこの間にU-22選抜の試合が設けられず、第3クールの一部が変則的な日程となっている[6]。 リーグ概要発足初年度のJ3リーグで、戦前の予想では前年のJFLで優勝しながらJ2ライセンス申請を見送ったために昇格を逃した長野を筆頭に[7]、早くからJ2参入を目指して活動していた金沢、リーグ開幕直後に元日本代表FW高原直泰の獲得に成功した相模原[8]、さらにはJ2経験のある町田・鳥取などが優勝争いの軸となると目されていた。 序盤の1巡目(第11節まで)では、7勝3分け1敗で町田と金沢が勝ち点24で並び(得失点差で町田が首位)、これを勝ち点差4で長野が、勝ち点差5で鳥取が追う展開となり、事実上この4チームでのマッチレースとなった。その後、10試合負けなし(7勝3分)となった首位町田が勝ち点を48まで伸ばし、第21節終了時点では2位金沢に勝ち点7差をつけ、独走状態に入ったと思われた。ところが町田は第22節からの4試合で1勝3敗で失速。3位長野との直接対決2試合(第21節・第25節)を含めて第21節から5連勝した金沢が第25節で町田から首位を奪う。金沢はその後も勝利を重ねて首位をキープ。結局第21節以降は13試合負けなし(12勝1分け)でシーズンを終え、第32節のアウェー琉球戦での勝利をもって優勝・J2昇格を決定した[9]。残る1チームは町田と第26節から負けなしの長野との一騎討ちとなったが、2位長野・3位町田の勝ち点差が1の状態で最終節を迎え、長野と町田が共に勝利した結果、長野が町田を振り切って2位に食い込み、J2・J3入れ替え戦に臨むことになった。鳥取は常に4位をキープし続けていたが、要所要所での取りこぼしが響き、第30節で金沢に敗れた時点で3位以下が確定し、1年でのJ2復帰は果たせなかった[10]。 中位以下では、地域リーグから唯一“飛び級”でJ3入りを果たした盛岡が5位に入る健闘を見せた。一方、注目を集めたJ-22はメンバー構成によって好不調の波が激しく[注 2]、年間を通じた成績は10位に終わった。 結果順位表
最終更新は2014年11月23日の試合終了時 1-11節
最終更新は2014年5月11日の試合終了時 12-22節
最終更新は2014年10月26日の試合終了時 23-33節
最終更新は2014年11月23日の試合終了時 得点ランキング
2014年11月23日の試合終了時 観客動員
最終更新:2020年10月4日 脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia