2012年のJリーグ ディビジョン2
この項目では、2012年シーズンのJリーグ ディビジョン2(J2)について述べる。 2012年シーズンのJ2のクラブ2012年シーズンのJ2のクラブ数は2チーム増えて22。Jリーグ ディビジョン1 (J1) 16位ヴァンフォーレ甲府と17位アビスパ福岡が2010年シーズン以来2シーズンぶりのJ2降格。 18位モンテディオ山形は2008年シーズン以来4シーズンでのJ2降格。一方、前シーズンのJFL所属の準加盟クラブからFC町田ゼルビアと松本山雅FCのJ2参入(昇格)が2011年12月13日のJリーグ臨時理事会で承認された[1]。
監督交代特記なき場合、監督代行はトップチームのヘッドコーチが務めている。
レギュレーションの変更点今期のJ2は、シーズン後の入れ替え制度に関して大きなレギュレーション変更があった。
スケジュールJ2は2012年3月4日に開幕・11月11日閉幕の全42節・462試合で行われる。中断期間はなく、ほぼ毎週日曜日に開催され、曜日分散開催がなくなった。J1昇格プレーオフは全日程終了後の2週間(11月18日・11月23日)で行われる。 J1昇格プレーオフの日程を確保するため、リーグ開催時期が2003年シーズン以来9年ぶりにJ1とJ2でずれることになった。 リーグ概要開幕後、まずは曺貴裁新体制を迎えた湘南が、開幕から9試合無敗(8勝1分け)と好調なスタートを見せ、第3節から第12節にかけて首位に立った。しかし湘南は第10節で初の敗戦を喫すると、そこから逆に8試合未勝利と調子を崩し、代わって13節には山形が首位に立つ。だが山形もそのまま抜け出すことは出来ず、第16節には京都が首位に浮上。17,18節と山形が再び首位に立つが、19節には千葉に首位交代。以後20節に東京V、21節に山形、22節に東京V、23節に大分、24節に千葉、25節に東京V、26節に甲府と、上位戦線は8試合連続で首位が入れ替わる前代未聞の混戦に発展した。 この混戦から抜け出したのは、第26節で初の首位に立った、城福浩率いる甲府だった。得点王となったエースストライカーのダヴィを中心に、中盤戦に入って一気に調子を上げた甲府は、この節以降一度も首位を譲ることなく、2位以下を引き離して独走。第38節に2位で追っていた湘南と引き分けたことで、4試合を残して1年でのJ1復帰が確定。第18節での敗戦を最後に一度も負けることがなく、24試合連続無敗(16勝8分け)というJ2新記録も達成した。 残る一つの自動昇格枠とプレーオフ進出圏を巡る争いは、首位を経験した湘南、山形、京都、千葉、東京V、大分、開幕から常に中位を維持してきた岡山や栃木、さらにシーズン当初は低迷しながら後半戦に入り猛追してきた横浜FCや松本なども加え、最後までもつれる混戦となった。終盤戦を前に、岡山、栃木、山形などが及ばずに脱落。第41節には、5位と7位の天王山となった試合を5位の横浜FCが制し、7位の東京Vもプレーオフ進出の可能性が消滅。1試合を残して、プレーオフ圏内の6位以上は京都、湘南、大分、横浜FC、千葉の5チームで確定し、そのうち千葉を除く4チームが自動昇格枠の2位になる可能性を残して最終節を迎えた。 迎えた最終節、2位の京都は既に昇格を決めていた甲府に痛恨の引き分けを喫し、3位に転落。代わって町田に勝利した湘南が2位に浮上し、3年ぶりのJ1昇格を確定させた。プレーオフ圏の最終順位は3位京都、4位横浜FC、5位千葉、6位大分で確定。横浜FCは、第5節時点では最下位に低迷しながら急浮上してのプレーオフ進出となった。 一方、史上初となるJ2残留を賭けた下位戦線は、JFLに所属するJリーグ準会員の中で長崎のみがJ2ライセンスを交付されたことで、最下位の1チームのみに降格の可能性が生まれる状況となった。前半戦から、参入1年目の町田に加え、富山、鳥取、岐阜などが下位に低迷。最終節にこの4チームが降格の可能性を残した。町田は第35節で富山、第40節で岐阜との直接対決に勝利するなど最後まで粘ったものの、最終節で湘南に敗れ、最下位が確定。その後長崎がJFLで優勝しJリーグ参入を認められたことにより、1年でのJFL降格が決定した。 その他のチームでは、J参入4年目で初の1桁順位となる8位に躍進した岡山、J1ライセンスが交付されず、昇格が認められない状況下で2年連続の1桁順位を確保した北九州、参入1年目ながらも後半戦はわずか4敗でプレーオフ圏争いにも絡み、12位に食い込んだ松本などの奮戦が目を引いた。一方、前年にあと一歩で昇格を逃した徳島、1年でのJ1復帰を目指した福岡はそろって大苦戦し、それぞれ15位、18位に沈んだ。 順位表
最終更新は2013年11月24日の試合終了時 戦績表得点ランキング
J2 Exciting 22事前にファンの投票により各クラブの最高得票者1名が「J2 Exciting 22」としてノミネートされる。その22名の中から当日のJリーグアウォーズ観覧者の投票によってもっとも多くの票を集めた選手がJ2 Most Exciting Playerに選ばれる。
J2 Most Exciting Player
優勝クラブ以外から選ばれたのは初めて。また、来シーズン昇格しないクラブから選ばれたのも初めて。 出典・脚注脚注出典
|
Portal di Ensiklopedia Dunia