明治安田生命J3リーグシーズン |
2022 |
---|
優勝 |
いわきFC |
---|
昇格 |
いわきFC 藤枝MYFC |
---|
試合数 |
306 |
---|
ゴール数 |
797 (1試合平均2.6) |
---|
得点王 |
有田稜(いわき・17得点) |
---|
最大差勝利ホーム試合 |
---|
鳥取 6-0 鹿児島(第26節・9月24日) | 最大差勝利アウェー試合 |
---|
YS横浜 0-6 いわき(第11節・6月4日) 福島 0-6 藤枝(第11節・6月5日) | 最多得点試合 |
---|
愛媛 7-2 鳥取(第20節・8月14日) | 最多連勝記録 |
---|
6 - 富山(第9節-第14節) 藤枝(第14節-第19節) | 最多連続負け無し記録 |
---|
11 - 藤枝(第23節-第31節[注釈 1]) | 最多連続勝ち無し記録 |
---|
13 - 讃岐(第16節-第28節) | 最多連敗記録 |
---|
7 - YS横浜(第2節-第9節[注釈 2]) 宮崎(第12節-第18節) | 最多観客動員 |
---|
15,912人 - 松本 vs 長野(第31節・10月30日) | 最少観客動員 |
---|
458人 - 八戸 vs 相模原(第8節・6月15日) | 平均観客動員 |
2,722人 |
---|
|
この項目では、2022年シーズンのJ3リーグについて述べる。
概要
J3リーグとして9年目のシーズン。明治安田生命保険相互会社をタイトルパートナー (冠スポンサー)として、「2022明治安田生命J3リーグ」(英: 2022 MEIJI YASUDA J3 LEAGUE) の名称で行う(4年契約の4年目[1]、通算9年目)。
スケジュール
2021年12月21日に大会方式および試合方式が発表された[2]。全34節・合計306試合(18チーム2回戦総当たり)で行われるが、2022 FIFAワールドカップが11月21日開幕(12月18日閉幕)の日程で組まれていることを踏まえ、同大会前にリーグを終わらせることとなり、3月12日開幕・11月20日閉幕と、閉幕日が前年より2週間程度前倒しの日程となった。そのため、J3リーグ創設時より例年7〜8月に3〜4週間程度設けられていた休止期間[注釈 3]がなくなり、第102回天皇杯1回戦のある5月第3週と、8月第1週のみが試合の設定されていない週となった(5月第1週はミッドウィークのみ開催)。また、チーム数が偶数となったため、前年のような「その節に試合のないクラブ」が存在しない。
2022年シーズンのJ3クラブ
2022年シーズンのJ3のクラブ数は3クラブ増えて18[3]。J2からの降格組のうち20位の愛媛FCと22位の松本山雅FCは初のJ3参戦[注釈 4]。SC相模原は1シーズンでのJ3降格、ギラヴァンツ北九州は2019年シーズン以来3シーズンぶりのJ3参戦。いわきFCはJリーグ初年度となる。
- ホームスタジアムについては2022年時点でJリーグコーポレートサイトにおいて示されているスタジアム[22] について記す。
監督交代
特記なき場合、監督代行はトップチームのヘッドコーチが務めている。
リーグ概要
J2からの降格4クラブとJFLからの参入1クラブが加わり試合数が大幅増となったこのシーズン、リーグ序盤は服部年宏を新監督に迎えた福島が開幕3連勝・開幕7戦負け無しとスタートダッシュに成功し、そこに地力に勝るとみられた松本や同じく新監督に大嶽直人を迎えた鹿児島、さらに東北リーグ参入からわずか5年でJリーグまで駆け上がってきたいわきの3クラブが首位争いを演じ、前半戦(第17節)終了時点ではいわき・松本・鹿児島が勝ち点差2の中にひしめき合い、これを藤枝・富山・愛媛・長野らが追う展開となった[33]。
後半戦に入ると、第19節で4度目の首位に立ったいわきが第20節からの11試合で10勝1敗と勝ち点を伸ばし続けて首位をキープ。一方で藤枝が第14節からの6連勝で上位争いに割って入り、いわきとの直接対決に敗れるもののそこからの9試合を無敗(7勝2分)で第29節終了時点で2位に浮上。いわき・鹿児島・松本との四つ巴の様相を呈し、これに今治と富山が追う展開で終盤戦を迎える[34]。迎えた第32節、いわき対鹿児島、今治対藤枝、富山対松本という2位以内の可能性を残す上位6チームの直接対決が組まれ[35]、いわきが鹿児島を3-0で下し、藤枝が今治に、松本が富山にそれぞれ敗れたことで、2節を残していわきのJ3優勝とJ2昇格が決定する(J3参入初年度のJ2昇格は2015年シーズンの山口以来)[36]。
残る1枠を藤枝・鹿児島・松本で争うことになったが、続く第33節で藤枝と鹿児島が勝利する一方で、藤枝と勝ち点で並んでいた松本が連敗を喫したことで藤枝が一歩前に出て得失点差の関係もあって2位をほぼ確実なものとし[37]、最終節藤枝はアウェイで長野と引き分け、2位を確定させて初のJ2昇格を果たした[38]。
なお松本はJ2復帰を逃したものの、年間観客数142,812人、1試合平均8,401人はいずれもJ3リーグ史上最多記録となった。
結果
順位表
順
|
チーム
|
試
|
勝
|
分
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
点
|
昇格または降格
|
1
|
いわきFC (C, P)
|
34
|
23
|
7
|
4
|
72
|
23
|
+49
|
76
|
J2昇格
|
2
|
藤枝MYFC (P)
|
34
|
20
|
7
|
7
|
58
|
29
|
+29
|
67
|
3
|
鹿児島ユナイテッドFC
|
34
|
21
|
3
|
10
|
55
|
39
|
+16
|
66
|
|
4
|
松本山雅FC
|
34
|
20
|
6
|
8
|
46
|
33
|
+13
|
66
|
5
|
FC今治
|
34
|
18
|
6
|
10
|
55
|
40
|
+15
|
60
|
6
|
カターレ富山
|
34
|
19
|
3
|
12
|
55
|
48
|
+7
|
60
|
7
|
愛媛FC
|
34
|
14
|
10
|
10
|
51
|
41
|
+10
|
52
|
8
|
AC長野パルセイロ
|
34
|
14
|
10
|
10
|
42
|
41
|
+1
|
52
|
9
|
テゲバジャーロ宮崎
|
34
|
12
|
10
|
12
|
45
|
47
|
−2
|
46
|
10
|
ヴァンラーレ八戸
|
34
|
14
|
1
|
19
|
32
|
46
|
−14
|
43
|
11
|
福島ユナイテッドFC
|
34
|
11
|
9
|
14
|
37
|
45
|
−8
|
42
|
12
|
ガイナーレ鳥取
|
34
|
12
|
5
|
17
|
55
|
56
|
−1
|
41
|
13
|
ギラヴァンツ北九州
|
34
|
11
|
7
|
16
|
41
|
45
|
−4
|
40
|
14
|
FC岐阜
|
34
|
10
|
7
|
17
|
43
|
53
|
−10
|
37
|
15
|
アスルクラロ沼津
|
34
|
8
|
7
|
19
|
27
|
46
|
−19
|
31
|
16
|
Y.S.C.C.横浜
|
34
|
8
|
4
|
22
|
25
|
66
|
−41
|
28
|
17
|
カマタマーレ讃岐
|
34
|
6
|
9
|
19
|
27
|
49
|
−22
|
27
|
18
|
SC相模原
|
34
|
6
|
7
|
21
|
31
|
50
|
−19
|
25
|
出典: J.LEAGUE Data Site順位の決定基準: 1) 勝点、2) 得失点差、3) 総得点、4)直接対決の勝点、5) 直接対決の得失点差、6) 直接対決の得点数、7) 反則ポイント、8)抽選 (C) 優勝; (P) 昇格.
順位推移表
1節-17節
出典: J.LEAGUE Data Site
18節-34節
戦績表
表彰
得点ランキング
最終更新:2022年11月20日、出典: J.LEAGUE Data Site
ハットトリック
月間MVP
月間ベストゴール
月間優秀監督賞
観客動員
順
|
チーム
|
合計
|
最多
|
最小
|
平均
|
推移
|
1
|
松本山雅FC
|
142,812
|
15,912
|
5,802
|
8,401 |
0.36512837179071+36.5%†
|
2
|
鹿児島ユナイテッドFC
|
80,579
|
7,562
|
2,280
|
4,740 |
0.26130920702501+26.1%†
|
3
|
FC岐阜
|
71,291
|
7,827
|
2,517
|
4,194 |
0.19657631954351+19.6%†
|
4
|
ギラヴァンツ北九州
|
61,417
|
7,233
|
2,480
|
3,613 |
0.21486213853396+21.4%†
|
5
|
AC長野パルセイロ
|
56,243
|
13,244
|
1,968
|
3,308 |
0.31374106433678+31.3%†
|
6
|
愛媛FC
|
49,941
|
9,126
|
1,249
|
2,938 |
0.58468176914779+58.4%†
|
7
|
カターレ富山
|
48,826
|
5,815
|
1,291
|
2,872 |
0.033093525179856+3.3%†
|
8
|
FC今治
|
39,435
|
3,948
|
1,206
|
2,320 |
0.39674894641782+39.6%†
|
9
|
いわきFC
|
36,960
|
4,419
|
1,004
|
2,174 |
n/a‡
|
10
|
SC相模原
|
32,869
|
4,386
|
581
|
1,933 |
-0.81492411467116−18.5%†
|
11
|
カマタマーレ讃岐
|
30,688
|
3,283
|
1,117
|
1,805 |
0.22372881355932+22.3%†
|
12
|
藤枝MYFC
|
29,689
|
3,375
|
919
|
1,746 |
0.31972789115646+31.9%†
|
13
|
ガイナーレ鳥取
|
29,672
|
3,017
|
646
|
1,745 |
0.47133220910624+47.1%†
|
14
|
アスルクラロ沼津
|
28,624
|
4,066
|
639
|
1,684 |
0.13630229419703+13.6%†
|
15
|
ヴァンラーレ八戸
|
25,553
|
3,198
|
458
|
1,503 |
0.32189973614776+32.1%†
|
16
|
福島ユナイテッドFC
|
24,900
|
4,501
|
685
|
1,465 |
0.67046750285063+67.0%†
|
17
|
Y.S.C.C.横浜
|
21,981
|
2,152
|
698
|
1,293 |
0.11754537597234+11.7%†
|
18
|
テゲバジャーロ宮崎
|
21,562
|
2,700
|
709
|
1,268 |
0.12811387900356+12.8%†
|
|
リーグ合計
|
833,042
|
15,912
|
458
|
2,722 |
+42.2%†
|
最終更新:2022年11月20日 出典: J.LEAGUE Data Site 註記: †:前シーズンはJ2。‡:前シーズンはJFL
脚注
注釈
- ^ 第20・21節の延期分を含む
- ^ 延期された第7節を含まず
- ^ 2014年のみ6月下旬から。2020年は大幅な日程変更のためなし。2021年は東京オリンピックによる休止期間も内包し約6週。
- ^ 両クラブともJ2参入時にはJ3が創設されていなかったため。
出典
関連項目
外部リンク
|
---|
| ナショナルチーム |
|
---|
国内リーグ |
|
---|
国内カップ |
|
---|
大学・育成年代 |
|
---|
国際大会 |
|
---|
関連項目 |
|
---|
|